7月27日 電車と図書館
7月27日
クソ暑すぎて禿げ上がりそう。滝が汗のよう。
朝から【検閲済み】線で人身事故が発生し、それに伴っていろんな電車が遅れまくっていた。が、何とも幸運なことに麦わら帽子にワンピースを着たきれいなおねーさんを見かけた。なかなか夏というものをわかっていると思う。あのまま染まらずに健やかに生きてほしい。
さらに、隣に薄着の元気で明るそうなおねーさんが座ってくれた。疲れているのか、うつらうつらと舟をこいでおり、玉のようなお肌と何度か触れた。めっちゃすべすべでビックリする。なんであんなにすべすべなんだろうね?
これは割とどうでもいいけど、OLっぽいおねーさんが口を思いっきりあけてスヤスヤと寝ていた。うら若き乙女にあるまじき失態だと思う。嫁入り前の娘があんな顔を晒すなんて、最近の日本はどうなっているのだろうか?
せっかくいい気分だったものの、最後の最後でイモくさいめったぐねえ男がシャツの第三まであけている所を見てしまう。チラ見せしている胸毛が非常に腹立たしい。カッコいいとでも思っているのだろうか?
研究室に到着後はスライドの微修正に入る。雛型はできてるのであとはぱぱっとやるだけ。ぶっちゃけあんまり特筆するべきこともないのでこの辺にしておく。
銀さんが到着するまでの間、例の研究室対抗運動大会のおしらせの草案を作る。なんだかんだで決まったことは多いので、そこまで時間をかけずに作り上げることができた。滾る熱意と挫けぬ闘志を持ち物に追加してみる。機械科最強の研究室がどこになるのか今からわくわくを隠せない。
ぼちぼちと作業していたところ、銀さんが到着。景品にエアベッドなるものを提案された。調べてみたら、それなりにお安いうえにめっちゃ気持ちよさそう。宿泊にはうってつけ。一目ぼれしたので後でみんなに一押ししておこう。
銀さんパートのスライドをやってもらっている間、息抜きに図書館へ……行こうとしたところでユーリさんと遭遇。例の件を軽く話し合う。向こうも結構忙しいらしい。
図書館にて、九字反閇、シャンバ・ボロンゴンゴ、その他日本の民謡や妖怪について調べる。微妙に新しい書籍があってラッキー。魔法と錬金術の百科の場所が変わっててちょっと焦った。早いところ竜涎香、麝香、霊猫香の入手を目指したい。
図書館地下がクソうるさかった。連中はどこまで私を怒らせれば気が済むのだろうか?
昼過ぎ頃、南郷さんが『作業着ある?』と学部生室にやってきた。話を聞くと、ズボンの内またの所を盛大に破ってしまったらしい。実際見たら何とか繕えそうだったので、『糸があればなんとかできそうです』と提案する。
しかし、針がなかったので断念。なぜボタン付け糸があるのに針がないのだろうか?
また、午後のクソ暑い時間に大海先生が学部生室にやってきて『あしたみんなでスイカでも食べようか』と、まさかのスイカを奢ってくれる発言をしてくれた。やっぱり格が違う。大海先生みたいな先生ばかりだったら、どれだけ平和なことだっただろうか。
夕方の遅くに発表練習。レイアウト的な細かい修正はあるものの特に大きな問題はなし。
しかし、たまたま銀さんが衣笠先生に遭遇し、『一体化型の傾向だけは求めておけよ』と言われたため残って実験することになってしまった。本当にお疲れ様です。
ちょっとざっくりまとめたが、だいたいこんなもんだろう。なお、銀さんの実験は日付が変わるくらいに終わっていた。兆候としてはなかなか。突貫の実験の割に順調でちょっと怖い。
帰りの電車にてクソババアに席を取られたことをここに記しておく。あいつは絶対ろくな死に方をしないだろう。というか、現在進行形で周りから嫌われているに違いない。ゲロ以下のにおいがプンプンしたから間違いない。




