7月7日 厄日
7月7日
クソな一日の開幕。
研究室への到着は0900頃。再ゼミの資料つくりのために朝から気合を入れる。
しかし、ここで大きな問題が発生。いつものパソコンが起動しない。正確に言うと、ウィンドウズが始まらない。さすがに泣きそうになる。
何度か電源を入れ直し、さらにはセーフモードでの起動を試みるも結果は変わらず。うんともすんとも言わずにずっと起動中のまんま。
さらに悲しいことに、ここ三か月のデータのすべてがあのパソコンの中にある。そう簡単にバックアップをとれるほど小さなデータ容量ってわけでもない。学会の奴も全部あの中。
私が一体なにをしたってんだ。クソすぎるにもほどがある。クソみたいじゃなくでマジでクソだ。ガラクタポンコツってレベルじゃねーぞ。
試験片がないから実験はできない。パソコンがお陀仏したから解析もできない。そして再ゼミがあって先行きは不透明。うちの班、マジで呪われているんじゃあないだろうか。
衣笠先生は午後からだったので、なんか一周まわって楽しくなりジ●ジョ第三部を読んだ。
D●Oとの最終決戦はやっぱり燃える。花●院の最後のメッセージが心にグッときた。あと、よく考えたら承●郎とD●Oって個人の間にはそんなに因縁なくね? 普通に初対面だし、波紋戦士と吸血鬼の間柄でもないし。むしろ花●院やポル●レフの方がよっぽと因縁はあると思う。
衣笠先生が到着してからパソコン問題に取り掛かる。とりあえず南郷さんからエアダスターを借りておそうじ。本体のふたを外すのに数人がかり。本体を作業場に運び出すときには研究室にいた男の子の大半がついてくる。やっぱりみんなこういう機械いじりが好きらしい。
掃除をしたらおぞましいレベルの埃が出てきた。が、それでも効果はなし。物理的じゃなくシステム的な問題があるらしい。
結局なんだかんだで衣笠先生が一時的にOSを変えて、データだけ救出してくれた。この日記を含めた主要なデータが生きていたことにうれしさが半端ない。
しかし、パソコンそのものは根本的な解決に至らず。しょうがないので初期化してワード専用として扱うことにするも、ビスタのはずなのにレイアウトがウィンドウズ98みたいになっている。
もうやだこれ。なんかいろいろおかしくない?
最終的に、青松に手伝ってもらってネットに常げるところまで設定を終わらせることができた。パソコンできるやつって精神的なイケメンだと思う。
が、悲劇はこれだけにとどまらなかった。
家に帰って今日の分の作業を挽回しようとパソコンをつけたら、キーボードが反応しない。うちのパソコンも壊れている。ホント何なのマジで。
ログインパスワードこそ入ったものの、バックスペースやエンター、シフトなど主要なキーを含めた半分近くの反応がない。マジでうんともすんとも言わないの。
今日は厄日だ。クソってレベルじゃない。マジで呪われている。呪い返しでも試みるべきだろうか。その手の本が図書室にあったから借りておいた方がいいかもしれない。新品の針九本と搾りたての牛乳の準備を進めなくては。
まさか翌日に更なる厄災(研究室的な意味で)があるとは、この時誰が想像できただろうか。




