表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/213

4月10日 マクロコード・レボリューション

4月10日


 今日は夕方から天気が悪くなるとのことだったので、通学にバスを用いた。研究室についたのは0915くらいだったと思う。良くはないが悪くもない微妙なタイムだ。


 到着後はアソシスを開き、いつぞやのメモを見ながらぼちぼちと操作してみよう……としたのだがそもそもどれがどのファイルなのかさっぱりわからない。ファイル名は適当なうえコメントもなかったので、何のデータかわかっているのは是枝先輩しかいない。


 とりあえず、よくわからないモデルを用いて順解析の練習をしようとしたものの、そもそもどんな値のデータを入れればいいのか不明。あと、オクターブを使わなきゃいけないし高木先輩と是枝先輩とでやり方が違うっぽい。


 いずれにせよ一回さらっと流した程度なので、操作に熟達しているとは口が裂けても言えるはずがなく。午後に是枝先輩にご教授願おうと思ったらTAで出払ってしまっていた。無念。


 しょうがないので高速FFTプログラムの更なる改良に挑戦する。今のところ問題となっているのはいちいちアクティブシートの名前を入力しないといけないところだけど、こいつはグラフの作成方式を変えることで解決することが出来た。汎用性がグンと高まったと言える。


 人間ここまで来るとさらなる欲がでるというもの。ワードファイルを開く手間さえも惜しみたいと思ってしまったので、その方法を模索。羽鳥、水瀬から面白いファイルの話を聞いて期待に胸を膨らませたが、連中のは既存のファイルにマクロを保存してあるだけで新規ファイルには対応しえないものだった。残念。


 それでもあきらめきれずに努力したところ、【個人用マクロブック】なるものの存在を発見。これ、すべてのエクセルファイルが開いたときに同時に非表示で開かれるもので、その名の通り頻繁に使うマクロを記録しておくためだけの、いわばエクセルファイルの体をした保存媒体だった。


 こいつにマクロを保存すると、すべてのエクセルファイルが開かれたときにこいつ自身に記録されたマクロも開かれ、通常のファイルでもそちらを参照してそのままマクロを使用できるという代物である。


 せっかくなのでツールバーのところにもアイコンを作り、今後はこのパソコンに限って言えば上のボタンを押すだけで解析ができるようになった。作業の時間を超大幅に短縮することに成功する。文字通り開いてボタン押すだけ。十秒もかからない。五分かけてた頃に戻ってみせてあげたい。さすが私。


 あんまり関係ないけど、羽鳥の協力の下、パ●ドラで実質ノーコンでゼウスを倒すことに成功する。サタンパはやっぱり条件にハマれば強い。道中でうまく被弾を防ぎ、ターンを稼いでスキルを温存さえできれば半裸のジジイなんて恐るるに足らず。


 ドロップしたジジイのステータスは結構しょっぱい。すでに羽鳥のボックスからはサヨナラバイバイしているそうだ。


 自分一人でやってみたら四階で死亡。普段は続かないくせに要らない時だけコンボが続くから困る。15コンボとかどうしろってんだ。


 明日は休日。ゆっくりと体を休めたい。月曜日には材料力学特論と複合材料力学の先行履修がある。シラバスを確認しておくこと。あと、是枝先輩と銀さんを捕まえてエクセルの自慢をしておきたい。苦労を分かってくれるのはあの二人だけだ。


 研究室運動大会の件がどうなっているのかだけが気になる。今年は他研究室も巻き込んで大きなものにしたい……とは小森先生が言っていたけれど、一体誰がそれをやるのか。まさかあの一言で私に任命した……なんてことはないよな?

 次回から日記の日付とリアルの日付を合わせていきます。次の更新は4月13日です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ