6月10日 大学と学生のオールスター懇談会
6月10日
疲れが取れない。寝ても寝ても眠い。リンパの腫れは収まらず、微妙に痛みも増している。
でも、行きの電車でノースリーブの若いおねーさんが隣に座ってくれてハッピーだった。腕に触れたお肌がぷるぷるすべすべですっげぇビビった。
午前中は順解析のための準備を進める。板材二枚締結型モデルのため、パラメータの違う接合面が二か所もあるという大変厄介なボリューム。現状ではそれに対応していないため、なんとかしなくてはならない。
とりあえず、それぞれの場所ごとにいつも通りにピックアップして処理していく。アソシスのシステムをそのままとらえるならば、それぞれ別のパラメータを用いて処理したものをファイルごとくっつけてしまえばいけるはずなのだ。そうでなくとも、やらないよりかはやって少しでも作業をこなさないとならない。
作業の途中、例の学会の申請を行う。会員番号とかもろもろを南郷さんから聞き、恙なく終わらせることが出来た。
せっかくなので学番メールの転送設定も行ったのだが、なぜかケータイの方で弾かれまくっていた。迷惑メール設定とか特にしていないのに、全部だえもんさんになって返ってくる。こないだも衣笠先生からのメールが突如弾かれたし、本当にこの学校のシステムはどうなっているんだろうか。
午前中までにあらかた圧力ファイルを作った。やっぱり昼休みごろに銀さんが来たのでひずみケージを頼んでおく。
午後は学生と大学の懇談会に出席する。どうせほとんど人はいないだろうと思っていたら、意外と多くの人がいて驚いた。しかも、半数が生徒以外。いろんな学科の先生もそうだけど、図書館の人や購買のおばちゃん、新歓会のときの打ち合わせの時に世話になった食堂のおねーさん? もいた。学長も副学長も、支援センターの人もいた。
まさに【検閲済み】オールスターがそろっていて、実に豪華な顔ぶれだった。城木先生、神保先生、大神先生、あと深沢もいた。授業中にワグナーを降霊させた千石(だっけ?)先生は司会だった。
内容は非常にユニークで退屈しなかった。面白いというか、思った以上に楽しめた。全部書くとおそらく五千字以上費やすことになるので、箇条書きで書いておく。
・やる気のある先生、ない先生
・突如新聞のコラムを読みだすやつ
・授業中に寝かせてほしい
・改善アンケートのフィードバック
・七号館
・支援センター支援できてなくね?
・SEMほしい!
・13号館危ねえぞコラァ!
・キャップ制は【検閲済み】の自由に反するのでは?
・喫煙所の別の場所にしてほしい
・ネットワーク関連
・図書館をもっと遅くまで開けてほしい
だいたいこんなもん。軽音団体の【検閲済み】の人がやたら噛みついていたせいで無駄に時間がかかった。税金対策や学校運営についてわかりきっていることをわざわざ言わせるとは思わなかった。あの一年は社会常識的なものをまるで理解していない。自分のことしか考えていないし、運営側の立場ってものをまるでわかっていない。ありゃあ、社会に出たら苦労するタイプだ。
というか、古くてヤバいから取り壊しの工事をする……でも、ちょっと今遅れていて準備をするだけに留めているって話なのに、『工事が実際に始まるまで居させてくれてもいいんじゃないですか!?』とか言い出すのってどうなのだろうか。
どうせあいつら、部室をサボり部屋にしかしてないくせに。単純に荷物を置くための部室なら、今の仮置き場のほうがよっぽど便利で大きいのにね。あんな遠くて狭くて人通りのないところにそこまで固執する意味なんて……まぁ、そういうことなんだろう。
新聞のコラムをいきなり読みだした奴もわけわかめ。あいつ自分に酔っているだけだと思う。質問の内容も結局中身が無かったし。マジで何がしたかったんだろ?
13号館にしても、大地震でできたヒビを樹脂で埋めて色塗るだけって杜撰すぎる。あそこでは『地震が起きたら机の下に潜るのではなく、さっさと外に出ろ』って言われているらしい。たぶん、言い出したのは城木先生だろう。
授業中に寝かせてくださいってお願いもビビったよ。奴の言い分としては『許してくれる先生もいるのに、咎めてくるのはおかしい』とのことだったけど、マジで頭どうにかしているんじゃあるまいか。
学長が軽くキレながら『てめえ何しにここ来てるんだ? やる気ないなら大学から消えろ。そんなやつこっちも要らねえんだよ(意訳)』って言いながら机をぶっ叩いたのには実に痺れた。こんなクソみたいなやつも相手にしなきゃいけないだなんて、学長も本当に大変だと思う。
研究室に戻った後、銀さんからうれしいおしらせ。ひずみケージ貼り付け成功。やっぱりリード線が触れていたのが問題だったらしく、練習用ので一発で決めることが出来た。
そうそう、中国人の留学生が秋に来るって話があがった。一週間ほどの滞在で、実験と発表まで持っていくらしい。ただ、その実態は日本観光であり、あくまで発表はポーズなんだとか。
その後、大海先生、衣笠先生が懇談会の様子を聞いてきたの雑談タイム。『学長が「寝る学生がいるのならすぐ横の机をぶっ叩けばいい。あてなければ問題ないから」って言ってました』って話すと、二人ともケラケラと笑っていた。
柳下がまた仕事を忘れそうになっていた。言われる前に気付いてほしい。次こそちゃんとやってくれることを心から願う。あと、柳下が良く使うパソコンのデスクトップがクソ汚い。
なんかほかにも書くべきことはいろいろあった気がするけど、ここまでにしておく。時間が全然足りない。早く楽になりたいものだ。
書くことあった。あの温厚で常ににこにこ笑顔を絶やさない、この学科の良心の象徴である亀岩先生を大激怒させた強者がいたらしい。例の咳のうるさいKという人物だ。しかも、今現在三年生だからこの研究室に来る可能性もある。ちょう怖い。
20180611 誤字修正




