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5月25日 地震

5月25日


 ゼミ明けは書く気が失せる。真面目に書いている私をほめてあげたい。


 ゼミがあるためちょっと早めに到着しよう……と努力するも、いくらか寝坊したため到着は0845くらいだった。ぶっちゃけ昨日の分の日記を書くことくらいしかやることがないので楽勝だった。


 のどが痛いのと眠気がすさまじかったのでマイサングラスを装着してスヤスヤタイムに入る。南郷さんに『とうとうグレたか』って言われた。解せぬ。


 あと、久しぶりにキャンディポッドを持ち込んだ。懐かしい。高校時代は毎日キャンディボックスとトランプセットを持ち込み、いろんな人と分け合って食べたものだ。


 男子でお返しするやつはほとんどいなかったけど、女子は結構いろんなものをくれたっけ。あと、片倉先生は気前よくいろんなお菓子(お高い飴ちゃんからガムまで!)をまとめてお返ししてくれたのも覚えている。元気にしているのだろうか。


 高校時代が懐かしい。何もかもが懐かしい。またあの入学式の日に戻りたい。なんであのときの私はフラグに気付けなかったのだろうか。


 本日のゼミは播磨さん。疲労特性と湿度の関連についての論文。あいかわらずこもりんは絶好調で人の話をさえぎって口を出してくる。せめて区切りのいいところまで話したところでやればいいのに流れが悪くなりすぎて困る。


 播磨さんなのに時間が結構かかってしまった。来年自分もあの場に立つとなると今から憂鬱だ。


 そうそう、播磨さんは【検閲済み】班だから学部生もそれなりにいっぱいいて部屋がぎゅうぎゅうだった。守島さんと浜崎がなぜか来なかったからまだなんとかなったけど、もし来ていたら入りきらなかったかもしれない。


 午後は授業。材料力学特論。こもりんは今日もよくわからん持論を展開し、反応に困る話題を振ってくる。


 内容は梁のたわみの基礎式についての復習。どうせわかりきっていることだからここでは割愛する。


 材力特論の授業中、ゆさゆさと揺れを感じたかと思うと、なんかめっちゃ大きな地震が来た。久しぶりに緊急地震速報の音を聞く。あれほどデンジャラスで何かに掻き立てられる音を私は知らない。


 こもりんは出口を確保するも、『このくらいなら授業続けていいだろ』ってそのまま授業をした。震度4はあったのに、この程度なら日常茶飯事と受け取ってしまう日本人の性に恐怖を感じる。


 あと、地震が来て真っ先に案じたのが自身じゃなくて実験機械であることに戦慄を隠せない。理系ってみんなクレイジーだ。


 次の大海先生の授業でも地震の話が出た。大海先生は『地震よりもあのメールの音の方がびっくりする』って笑ってた。確かに一斉に鳴るとなかなか心臓に来るものがある。存在意義を考えればしょうがないのかもしれないけど、もうちょっとソフトで穏やかな音色だったらいいのに。


 大海先生の授業にて、光弾性実験について触れる。昔はこれで応力状態を見ていたらしい。でも、そのうち有限要素法が現れて、今まで一年かけてやっていたことが一瞬でできるようになったそうだ。大海先生はその魅力に取りつかれてプログラムにハマったらしい。


 なお、複合材料の力学特論はまた宿題が出た。面倒くさい。


 その後、地獄のゼミの開催。今日は福山、山岸、真島さんのところ。羽鳥たちは実験があるからって途中参加。うらやましい。


 ある意味予想通り、しょっぱなの福山で炎上。こもりんがいつになく大きく声を張り上げて若干ビビる。もっとカルシウムか乳酸菌をとるべきだと思った。


 あと、相変わらず質問の意味がよくわからん。あれ、衣笠先生を仲介して質問した方が互いにとって幸せな道だと思うんだけれど。


 そうそう、質問の仕方が悪いって柳下に飛び火した。自分以外のゼミでも気が抜けないってちょっと困る。あの場に居合わせなかった羽鳥たちがめっちゃうらやましい。


 ゼミの様子はこの文章だけで十分に思い出せることだろう。意外と早く、1900くらいには終わったことを記しておく。


 羽鳥たちはお泊り。ゲーム大会を開くそうだ。わくわくが止まらない。


 書けることはまだまだあるが、とりあえずはこんなもんだろう。また何かあったら追記しようっと。

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