2月25日 仮配生引継結果発表会
2月25日
わざわざここまでしっかり日記をつける自分ってすごいんじゃねって最近よく思うようになった。うん、ぶっちゃけ出だしをどう始めようか悩んだってだけなんだけど。
研究室に到着したのはやっぱりいつもと同じくらいだったように思える。今日は仮配生の発表会のため、マジで何もやることはない。南郷さんは確かお休みしてどこかに行っていたと思う。
研究室に到着後はのんびりと漫画を読んで過ごす。集合時刻の三十分近く前に田辺さんが来て若干驚いた。よもやあんなに早く来る仮配生がいるなどどうして想像できようか。なんかちょっと意外。
ぼちぼちと時間をつぶしていたら続々と仮配生がやってくる。学部生はお察しの通りだ。とりあえず、何人かにパソコンの準備やベル、指棒の場所なんかを教え、準備ができているところにはパワーポイントファイルを事前にパソコンの中に入れておくように指示を出した。
で、時間になったところで教室に移動し、発表が始まる。割といつも通りで、私は前半のタイムキーパーをやった。
【いつも通り】のフレーズで分かってもらえるとは思うけど、相変わらず小森先生はよくわからん質問をしまくっていた。公聴会でないからか、けっこう元気もよく、ノリノリで『そこのところどう思っとる?』、『それについてどう認識しておる?』などと、いつものフレーズのオンパレード。
何か重要そうなのに中身のまるで分らないあの感じ、どうやって文章で表現すればいいのだろう? たぶん、これを読んでいる人は私が何を言いたいのか、あの状況がどういったものだったのかまるでわからないだろうけど、安心してほしい。書いている私でさえ、あの場にいた私でさえ、まるで何なのかわからないのだから。
そうそう、うちの班の発表だけど、途中ですっ飛ばしたりしていたところはあったものの、そこまで悪い感じはしなかったと思う。が、例によって例のごとく小森先生にいろいろ言われていた。
中でも腹を抱えて笑いそうになったのは、実験データの傾向について、『この研究はもう四~五年はやっとるんだから、構築されたデータをちゃんと把握して~』なんて言ってた所だろう。
彼らは四代目であり、そんなに古くからやっている研究ではないってことについては、いったいどう認識しておられるのだろうか。
さらにはさ、一年目、二年目なんてろくに実験やってないんだよね。ついでに【検閲済み】に着目したのは今年からだし。
何が言いたいかって言うと、まだまだ生まれたての赤ん坊みたいな研究テーマなわけで、データなんて揃ってないってことなんだよ。ぶっちゃけ、まともに使える有用なデータって今年のくらいしかないんじゃね?
だってさぁ、今までは【検閲済み】でっかくて【検閲済み】の【検閲済み】全然無視できていなかったし、おまけに初代に至っては【検閲済み】考慮してなくて【検閲済み】と【検閲済み】の関係が一次直線になっているんだぜ?
全く、本当に笑わせてくれる。いったいどこに蓄積されたデータなんてあるのか。ぜひとも拝んでみたいものだ。そういうのがあればこっちだって今ほど苦労はしていなかったというのに。
そうそう、大海先生からは『解析の式のEってなんなの?』って質問が来ていた。が、秋道、庄内の二人は答えられず。添字がない記号はだいたい等価ナントカだって教えたはずなんだけど、忘れちまったものはしょうがないだろう。
面倒だからいろいろ省くけど、発表会が終わった後はすぐさま秋葉原にこないだ買い切れなかったパーツを購入しにM0&衣笠先生で赴く。羽鳥は『経費余ってるなら送料有でネット購入するか俺たちの交通費出してくれよ』ってずっと愚痴っていた。気持ちはとてもよくわかる。
で、買い物。このあと1800から仮配の打ち上げがあるのに、着いた段階で1600過ぎだった。割と絶望。
ともあれ、なんだかんだでほしいものを購入することには成功する。あ、柳下とかも新しいUSBメモリを買ってもらっていたよ。あと、柳下のパソコンケースはこないだ買ったやつの色違い(たしか赤)のおそろいね。
めちゃくちゃざっくりしているけど、こんなもんにしておこう。買い物が終わった後は──と柳下だけ先生共に荷物を研究室に運び、途中から仮配生の打ち上げに参加した。
非常に腹立たしいからあえてたくさんは書かないけれど、秋道にも庄内にも小野くんにもアカタクくんにも、ともあれ一緒の卓についたほぼすべての人間に彼女がいた。
まったく、最高にくそったれな世の中だ。私も早く可愛くて優しくて大人っぽくて頼りになるけどちょっとお茶目で抜けている彼女と巡り会いたいものである。割と切実にガチでマジで。