4月30日 解析&図書館&絶望への宣告
4月30日
もろもろの事情によりGW明けに書いている。
研究室に到着。昨日のお酒のイメージが強かったのか、到着早々真島さんに心配された。大丈夫だと言っておく。私は一気に酔って一気に覚めて一気に頭痛がするというタイプなのだ。翌日まで持ち越すことはない。たいてい二、三時間もすれば元通りになる。
二限が入っていて時間的に中途半端だったので、昨日の写真整理を行う。早いうちにやっておかないとあとあと面倒だからだ。そして小森先生が一枚も写っていないことに気付く。遅れてやってきた石垣さえ写っているのに。
石垣の写真に期待するほかない。どうせ何があろうとアルバム係はやつだ。知ったこっちゃない。
そのあと真島さんから呼び出しを食らう。なんか20 kgの重りを乗せてほしいとのこと。米袋二つ分程度造作もないと思ったら意外と腰に来た。運動不足を実感する。
そのしばらく後に柳下が到着。二限の授業が休みになったって教えてくれた。城木先生、ノリノリで『緊急速報!』とかタイトルのついたメールを送ってた。ユーリさんがつかいっぱされてたのがちょっと印象的。
落ち着いたところで順解析用のデータを取得。要素と節点ファイルを出力し、圧力分布のデータをとってしまえばあとは数字を変えて単純作業の繰り返し。先のことを考えて三つの粗さ全てで合計24のデータをとっておいた。でも、0 kNのデータって物理的に取得できないんだけどそのへんはどう処理していたのだろうか? あとで是枝さんに聞いておこう。
あと小森先生にひずみケージ早めに注文したいって言ったらこってりしぼられた。なかなかの理不尽具合にさすがの私もおったまげ。誘導尋問の意図があきらかに感じられた。もうちょっと隠さないと意味がないと思った。
その後いろいろあってゼミ(進捗報告会)をやることになった。とりあえず去年の杉野さんのフォーマットを利用してぱぱっと仕上げる。杉野さんの場合、一回目は大したことやってなかったのでこっちもそれにのっとった。出せるデータはもうちょっとあるけど小出しにしていかないとやってられない。私ってばちょい悪じゃね?
昼下がりのいい感じの時間に銀さんに図書館に行こうと誘われる。なんか学生証の更新と借りたい本があったそうだ。せっかくなのでついていき、ラインナップの更新を確認する。
解体の本の場所をようやっと見つける。分類がまさかの畜産だった。道理で見つからないはずだ。ハビロンのイシュタル門のマルドゥークに捧げられた龍を確認。ションゴのあいつはシンガトンガだと思っていたのにシャンバだった。……シンガトンガって誰だ?
メモに『にく』って書いてあるけどなんのことかわからない。幻想生物辞典と妖精大百科は健在。珍獣の医学と併せて借りる。
この珍獣の医学はすさまじかった。やっぱり連中はクレイジーだ。『こりゃもうノミとトンカチだな!』ってセリフは一生忘れないと思う。いつか購入しておきたい。あと、腫瘍はでっかくても癒着しているところは案外小さいらしい。手でぶちって千切れるそうだ。いざってときのために覚えておこう。
その後、みんなが就活ガイダンスに行っている間にM0でお菓子類をむさぼる。昨日の今日のはずなのにもうかなり少なくなっていた。チョコクッキーマジうめえ。
お菓子食べながらやった順解析結果と実験値の比較がアカンことになってた。誤差じゃすまされないレベル。考えたくもない。炭酸抜けたコーラマジうめえ。
帰ってきた銀さんがひずみケージを発注してくれた。これで五月末には届くはず。それまでに既存の実験装置をできるところまで準備しておかなければ。
帰り際、南郷さんが【検閲済み】について興味を示してくれた。なんか気になってはいるけど手が出せなかったらしい。今度持ってきますと約束する。この調子で研究室支配を着実に進めていこう。いつかみんな【検閲済み】漬けにして【検閲済み】なしでは生きられない体にしてやるのだ。
最後に守島さんの就活のテストをちょっと見せてもらった。存外難しい。二年後は頑張らないと。
うまくすっきりまとめられたか不安だがこんなもんだろう。また夕方に書かなきゃいけないと思うとちょっと不思議な気分だ。
ゴールデンウィークがあったゆえに、次の更新は5月7日です。




