2月8日 謝恩会プレゼント探し
2月8日
非常に眠い。久しぶりの早起きがこんなにもつらいとは。
研究室に来たのはおおよそ0830ごろ。なんかよくわからんけど今日は朝からいないといけないって言っていた気がしたから早めにきた。ある意味予想通り、人の気配はまるでなく、しばしそのなんとも言えない静寂を楽しむ。
なんだかんだしていたら桐野らが到着した。今日一番の発表練習らしい。たしか、桐野、柳下、八柳……の順番だった気がする。
さて、他の連中が発表準備をする傍ら、こちらもスライドの整理と発表練習をする。約束通りの時間に庄内くんと秋道くんも到着したため、行き違いがないように小森先生の前で出待ちしてもらった。
スライドの内容の方だけど、推定した【検閲済み】に関するスライドをいくらかわかりやすくし、仮配のために(私にはもはや必要ないけれども)ノートに原稿を書き起こす。正直中身さえ覚えていればスライドを見ればすぐさま連想できるから、らくちんと言えばらくちん。
なんだかんだと発表練習をしていたら、仮配概要集が返却されることになった。が、例によって例のごとく、緒言とか全く変えていないのにも関わらず『何を言っとるのかわからん!』等と言われてしまったらしい。ぶっちゃけた話、データを差し替えただけなので、あれがだめならこっちの概要集もダメってことになるんだけど。
しょうがないので適当に直し、適当に提出させる。結果、なんかよくわからんままにオッケーってことになった。『本番で質問されたときに答えられるようにしておけ』とのこと。相変わらずあの人が考えていることはよくわからない。
午前中に銀さんとの発表練習を済ませたため、午後は待機することに。ぼーっとしていたらデストロイ柳下が『謝恩会のプレゼント選んでよ!』と自らの職務を押し付けてきた。さすがはブラックである。
ともあれ、言われたとおりにいろいろ探してみる。どうやらどこの学生もこの手のプレゼントには頭を悩ませているようで、ネットでちょっと調べるといろんな例が挙げられていた。寄せ書きとか研究室での写真集とかあったけど、あれって本当に有効なのだろうか?
で、とりあえず見つけたホットアイマスクなるものを勧めてみる。いろんなタイプがあるから一概には言えないけど、要は目の疲れを取るための癒しグッズらしい。アロマ付きだったり癒しミュージックが流れたりスチーム機能があったり……なんていろいろあったけど、高機能なものほど高かった。
今回選んだのは純粋にあったかくなるだけ(充電式)のもの。お値段もたしかおおよそ三千円くらい。ぼちぼちといったところだろう。
柳下にそれを報告した後は、二人でほかのプレゼントの検討もつけることにした。その結果、大海先生には高級梅酒を、小森先生には空気清浄器を、衣笠先生には件のホットアイマスクってことになった。喜んでくれるかどうかはわからないけど、なかなかに乙なチョイスだとは思う。
時系列的にどこに入れるべきかわからないけど、仮配生が椅子からこけた。その後、銀さんも結構派手に椅子からこけた。
そして、銀さんはコロロなるグミをくれた。これ、グミって分類だけど今までのグミにない食感を持っていて、噛んだ瞬間にぷちっとした食感がいい感じに口の中に広がっていく。新手の果物を食べている感じがしてなかなかにグッド。ちょっとクセになりそう。
さて、そんなこんなで時間をつぶしていたところ、何やら微妙に発表の進みが早く、我が班の発表練習が射程圏内に入ってしまった。青松の始まりがおおよそ1700ごろ、福山の始まりが1800ごろと推測され、順当に行くならばウチは1900頃にいける……かも? って感じになったんだよね。
が、予定通りにいかないのが【検閲済み】研の発表練習なわけで、しょうがないので青松が終わった時に予定を聞こうって話になった。
しかし、なんとも意外なことに小森先生自らがこのまま突き進むか、明日に持っていくのか聞いてくれるという事態に。そもそもこちらは明日のつもりで準備を進めていたとはいえ、今日一日でやりきってしまうってのも悪くない選択ではある。
そんなわけで、今日一日で全部終わらせてしまうことになった。なお、衣笠先生の奥さんは今日は友達と飲み会のため、先生は夜遅くまで残っても問題ないって言っていた。
なんやかんやあった後にウチの班の発表練習。まあ今迄通りと思ってくれて一向に構わない。目的がわけわからんとか、結言がわけわからんとか、ついでに君たちのスライド内容はいいけど仮配生のはなっとらんとかいわれた。全く一緒なのに。
ああ、でも、【検閲済み】の同定精度について話をしているのに、【検閲済み】ありきで話を進めるのはどうなのかってのだけはちょっと考えることがないわけでもない。
まあ、【検閲済み】を基準に物事を考えると計算がすごく複雑になって面倒だから【検閲済み】で相対的に評価してるってだけなんだけどね。ふと思ったけどこの文章句読点少なくね?
ちなみに、例の校正直線のための予備実験だけど、小森先生曰く『かなり危険な実験だった』とのこと。スペーサーを固定せずに荷重をかけたものだから、もし偏心などがあった場合、荷重が集中して弾丸のようにはじけ飛んでいた可能性があったとか。ちょう怖い。
なんだかんだで終わったのは2030頃。その後はなんかグダグダして2130頃にみんなで研究室を後にした。幸いなことに発表はこれで良いとのことだったので、さしあたっての面倒なことは終わったことになる。卒論なぞパパッと貼り付けてしまえばいいし、公聴会など出席さえしてしまえばどうとでもなる。
もっと面白いようなことがあった気もするが、こんなもんにしておこう。そろそろいくらか文章量をケチって行かないと製本した時に大変なことになってしまう。十二月が終わった段階で前期分とほぼ同じ文章量があったのだ、それに約三か月分を付け加えるとなると……ねぇ?
最後に。
やっぱり世良さんが日記の誤字チェック等を行ってくれた。判断に悩むところ以外は以前の形式に則って処理してくれたらしい。本当にありがとうございます。
あといつも帰り際にお菓子くれてありがとうございます。めっちゃおいしくてとてもうれしいです。この場を借りてお礼を言わせてもらいます。