1月29日 仮配生の方が多い日
1月29日
イマイチやる気が起きない。これが燃え尽き症候群とやらだろうか。
研究室に到着したのはやっぱりいつもと同じくらいだったはず。実はこれは20XX0204に書いているため、記憶が結構あやふやだ。なるべくその日のうちに日記はつけるべきだと強く痛感する。
さて、昨日仮配生にデータを渡したため、今日は公聴会用のスライドを作成することとした。中間報告会と比べていくらか追加事項があるものの、基本的には大きく変わっていないので、RMSに関するスライドやちょっとした修正点なんかをちょこちょこ加えていく。
そんなこんなと作業をしていたら、なんかやたらたくさん仮配生がやってきた。たしか、部屋の半分近くが仮配生だったと思う。みんな概要集をやっていたっぽい。
去年は今後の予定だけを書き加えていたことを考えると、今年はなんと勤勉なことか。まぁ、衣笠先生にコピペはやめろって言われただけなんだけど。なんでこの代に限って面倒事がこうも増えるのかよくわからない。仮配の実験の面倒まで見なくてはならないとか、この時期にそれは辛すぎる。
とはいえ、余裕な人たちもいないわけではない。例によって例のごとく、麻雀大会が始まる。詳しい内容は良く覚えていないけれど、いつもどおりだったはずだ。
あと、お隣の部屋ではダーツ大会が開催されていたらしい。是枝さんがこっちに来て玩具の引き出しからダーツを探していた。やたら楽しそうな、ともすれば奇声ともとれる声が聞こえてきていたし、まず間違いないだろう。
ブラック柳下もダーツに参加していたようだ。こっちが必死こいてスライドを作っていたというのに。『【検閲済み】班はブラックだ』なんてよく言うけどあっちの方がブラックである。
ほかにもいろいろあったけどイマイチ思い出せない。日記メモにもそれくらいしか書いていない。六日も前のことだからしょうがないと言えばしょうがないけど、なんか薄気味悪い感じもする。昔は一週間前のことだろうとはっきり覚えていたというのに。
なんだかんだでそんな感じでグダグダ過ごす。翌週の月曜から水曜にかけて入試があるため、念のため今までのデータをUSBに移して家でも作業できるようにした。わかってはいたけどめちゃくちゃ容量がデカくて、総計で三十分くらいの時間を取られる。
あと、井浦の所と稲垣の所と柳下の所の仮配生が結構遅くまで残っていたのでなんとなく気分で私も残っていた。というか、研究室にいるのが卒研生よりも仮配生の方が多いって事態になっていたんだよね。さすがにそれはちょっとどうよって思った次第である。
内容は薄っぺらいが文章量はそれなりに稼げただろうか。本当に何もなかったのでこれ以上書きようがない。書くことが少ないのはいいことなのか悪いことなのか。