1月27日 テンビリオン
1月27日
母上がギックリ腰を患ったため、先日火曜日はお休みして家の手伝いをしていた。日付が飛んでいるのはそういった理由があったのだということを理解してほしい。決してサボったわけではない。
研究室に到着したのはいつもと同じくらい。なにやら机の所に書類が置いてあると思ったら、テンビリオンの解法をまとめたものだった。どうやら昨日のうちに八柳、青松らが印刷して、わざわざホチキスでぱっちんしておいてくれたようだ。
しかもありがたいことに、ガチガチギチギチだったテンビリオンがスムーズにくるくる回るようになっている。八柳が油を注してくれたようだ。こないだのルービックキューブの時といい、感謝の念が隠せない。
せっかくなので、解法を読みながらテンビリオンの攻略に取り掛かる。が、解説者の日本語が大変に不自由であり、何を言っているのかさっぱりわからない。もともとの概念が複雑だということを抜きにしても、非常にわかりづらい……というか、自分が知っていることを読む人も知っているものとして説明している所があり、自分の頭の中で完結して語っている印象が強かった。
実際、説明不足感が否めない。あれですべてを理解できる人などいないだろう。青松たちも、『最初だけはできたけど、途中で説明がわけわからなくなった』って言ってた。
さて、なんだかんだで時間をつぶした後、衣笠先生が到着したので学会の概要集を提出することに。講演番号を調べ、フォーマットを確認し、アップロードするだけの簡単なお仕事。あっけないと思えるほどあっという間に終わってしまった。
そうそう、衣笠先生は机周辺においてあった銀さんコレクション(折り紙)を見て、『みんな現実逃避してんなぁ』って言っていた。でも、ちゃんと折り紙の出来を評価してくれたあたり、すごくよくわかっていると思う。
どこに入れるべきか迷ったけど、今日も鈴井はチャリで来ていた。いったい何があいつをそこまで駆り立てるのか、よくわからない。サイクリングと言えば聞こえはいいけど、それにしたって【検閲済み】から【検閲済み】までって結構長くない?
お昼の時間すぎ、南郷さんから青松ともども呼び出される。詳しくは省くが、【検閲済み】研の過去と会計についての話をされた。
もう結構時間が経っているとはいえ、そんな話がここにもあったことにちょっとビビる。いやまあ、意外とは思わなかったのは事実なんだけど。
午後はみんなで麻雀をする。今日は羽鳥が『体調不良(笑)』でいなかったため、弱い人が私だけという事態に。みんなして『振り込み役がいるから楽でいい』とか言っている。全く、人をなんだと思っているのか。
なお、その間八柳が日記の編纂を行ってくれた。もともと私が編纂をやっていたんだけど、麻雀をすることになってパソコンが空いたんだよね。で、優しい八柳がそのまま引き継いでやってくれたってわけだ。
ありがたいことに、十一月の半ばから十二月の終わりの方まで誤字チェック&日付の処理をしてくれた。ちゃんとセクション区切りの所も完璧にやってくれたし、ページ番号もヘッダーの所も寸分の狂いなく処理してくれる。しかも、例の奇数ページに関する事項やその他もろもろもばっちり。
八柳は『何回読み直しても誤字は出ちゃうものだからね。あと、この手の仕事は慣れている』って言ってたけど、それにしたって作業がめっちゃはやかった。おかげで全体作業量は推定で残り三割ってところだろう。
完成した暁には、世良さんともどもスペシャルサンクスの所に軽く何かやっておこうと思う。
おおよそこんなものだろう。今日も大して仕事をしなかったし、みんなして麻雀をするというクズっぷりを見せつけた。これほどクズな研究室もそうないだろう。大学生から幼稚園児、幼稚園児から一気にクズへと驚きの進化を遂げている。明日は一体どうなるのか、興味を隠せない。
最後に。
電車の中でベージュのコートのきれーなおねーさんを見かけた。きれーな人って何を着てもきれーだからズルいと思う。また見かけられたらいいなぁ。