1月22日 ある冬の日の風景
1月22日
昨日の帰り、【検閲済み】駅にてピンクのフリフリロリータを着たツインテールのババアを発見。しわくちゃの顔なのにしっかり足を出している。自分の目がおかしくなったのかと疑うレベル。
個人の趣味をとやかく言うつもりはないが、外に出るときくらいは年相応の格好をしてほしいものである。この寒さなのに、体を冷やしたらどうするつもりなのだろうか。女子供と年寄りは、なるたけ温い格好をしていればそれでいいのだ。
研究室に到着したのはやっぱりいつもと同じくらい。今日も今日とて提出したそれが帰ってくるまで暇なので、化学反応特論の課題を済ませることに。なお、ブラック柳下は朝っぱらから仮配生を呼び出していた。あいつマジブラックだと思う。
あと、井浦が小森先生の査読が通らず、結構な修正作業をして非常に疲れた顔をしていた。本当にお疲れ様です。
午前中は宿題を進めつつ、ぼちぼち日記の編纂も行っていく。こないだ世良さんが途中までやってくれていたため、見直すのも非常に楽だった。やはり推敲作業は複数人でやるべきだということを強く実感する。
なお、心優しいはずの世良さんは銀さんコレクションを見て、『完成して要らないならさっさと捨てるべきだよ』って非常にドライな発言をしていた。自らがその手で作り上げた花もあるのにこの発言。ちょう怖い。
そうそう、件の公聴会案内の封筒、まだ東原と守島さんが書いていなかった為、二人に書くように要求しに行った。
東原のやつ、あわてて書いてくれたのはいいんだけど、宛名に自分の名前を書きやがった。
しかも、守島さんまでも自分の名前を書いてしまった。もうなんとコメントすればいいのかわからない。
午後はみんなで麻雀をする。相も変わらずブラック柳下は序盤で一発大きく上がり、その後はこすい手で上がってそのまま逃げ切るチキンスタイル。何度あいつに辛酸をなめさせられたか、もはや片手じゃ数えることはできないだろう。
ちなみに、今日も銀さんは折り紙に熱中。午後の早い時間は【検閲済み】の方のリクルーターとして動いていたけど、研究室に戻ってきてからはコウモリとかドレスとかを折っていた。
いったい折り紙の何が銀さんの琴線に触れたのか未だによくわからない。やんちゃな羽鳥はとっくの昔に飽きたというのに。
おやつの時間頃、大海先生が学部生室にやってきた。で、『これみんなで食べてよ』ってナボナを差し入れしてくれた。ひゃっほう。
味はもちろんちょうデリシャス。何種類か味があったのに、数の関係上コンプリートができなかったのがちょっとだけ心残り。
夕方ごろ、小森先生から査読が終わったとの呼び出しが。ちょっといろいろ省くけど、文章表現の細かい修正くらいで大きな修正はなし。銀さんと共にパパッと文章を変えて、あとは大海先生に提出するだけになった。
ここまでくるのが本当に長かった。ある種の達成感にも似た何かを感じたのは書くまでもない。
なんだかんだでこんなもんだろうか。他にもいろいろあった気がするけど、いかんせん休み明けに書いているのでイマイチ思い出せない。来週は少しはゆっくりできそう。そろそろ休んだってバチは当たらないはずだ……たぶん。