1月21日 【検閲済み】研保育園
1月21日
行きの電車にて、マフラー姿の良く似合うきれーなおねーさんを発見。思わず振り返りそうになるほどの美人さん。冬服を着こなすおねーさんって優しそうな人が多いからエクセレントだと思う。
研究室に到着したのはいつもと同じくらいの時間。到着後は早々に小森先生に概要集を提出する。どうせ一日で戻ってくるはずもないのでそれから暇になった。
で、なんかいろいろとボーっとしていたような気がする。例の折り紙は意外にも好評で、特に銀さんがドハマりしていた。スーツやナイトドレスなんかを折り、貪欲に新しい技術を身に着けていく。
午後の時間、柳下が玩具の引き出しより【邪魔者ゲーム】を見つけたのでプレイすることに。が、ルールブックを読み込み、みんなにプレイ方法を教えようとするも、見つけたそれは拡張パックであることが判明。
すなわち、基本セットを前提としてさらに発展させたルールであり、そもそもの基本セットがないとプレイ不可能。
が、当然というべきか基本セットも玩具の引き出しの奥底に入っていた。拡張ルールはかなり複雑だったため、まずは基本ルールで遊んでみようってことになる。
意外にもそこまで複雑なルールではなく、アトランダムに善いドワーフ、悪いドワーフに別れ、金塊を採掘しましょうって設定だった。
このとき、プレイヤーにはルートカードとアクションカードが配られ、ルートによって道を繋げ、アクションによって敵味方を妨害、支援しながら進めていきましょうって内容。アクションは宝の地図、落石(ルート除去)、トロッコ・ランタン・ツルハシの破壊と補填ってのがあった。
ちなみに、対象年齢は八歳以降。『昨日は折り紙と漢字の勉強、今日は八歳のゲーム……順調に成長しているな』って誰かが言ってた。『大学生から幼児に戻った件については?』って誰かにツッコまれていたけど。
さっそく柳下、水瀬、羽鳥と共にやってみたんだけど、あいつら最初っから私が邪魔者だと決めつけてプレイしてくるっていうね。怒号の勢いで道具の破壊をしてくるし、ホント、一体私のことをなんだと思っているのだろうか?
まあ、実際邪魔者だったわけだけど。それも三回連続で。
途中から青松、稲垣も参戦。青松もまた連続で邪魔者となり、負けが込む。稲垣はなぜか比類なき強さを発揮し、二ラウンド目終了時点で勝ちが確定するほどの金塊を得ていた。
なお、私たちが邪魔者ゲームに熱中している間、銀さんは折り紙を折りまくっていた。しかも、『ちょっとギネスに挑戦してくる』って紙飛行機を折り上げ、守島さんと外に飛ばしに行く始末。
そこからはもう凄まじかった。麻雀やったり折り紙やったり駐車ゲームをやったりと、とても卒論に追われる理系とは思えない光景が広がる。銀さんの折り紙作品の量も凄まじいことになり、そこらに作品があふれていた。
せっかくなので【銀さん折り紙コレクション】をふぉとらいぶらりに作っておいた。気になったら確認しておくこと。
なお、遊び疲れたやんちゃな羽鳥は夕方ごろ、スヤスヤと夢の世界に旅立っていった。『遊んだ後にお昼寝とかマジで保育園じゃねえか!』って誰かが言っていた。みんなが同じようなことを言っていたので誰のセリフかはわからぬ。
【検閲済み】保育園は今日も平和だ。みんなが元気に遊び、スヤスヤとお昼寝し、そして定時で帰っていく。みんなで麻雀するほど仲が良い。これほどまでにアットホームで平和な研究室が他にあるだろうか。いや、ない。