11月25日 専用プログラム
11月25日
なんかしらんがすごく寒い。研究室の暖房もとうとう稼働することになった。疲れが取れないのが気にかかる。
研究室に着いたのはいつもと同じくらい。来る途中、おふろセットを持った守島さんとすれ違う。『ちょっと借ります』と声をかけてきたので、『どうぞごゆっくり』と返しておいた。
どうやら、昨日守島さんと羽鳥は学校にお泊りしたらしい。羽鳥の方はカーペットルームで自前の枕を持ってスヤスヤと寝ていた。暖房があるから、冬場でも凍えることはないのだとか。
一限はダラダラとすごし、二限に先行履修の化学反応特論に出席する。相も変わらずあの先生の話は一辺倒で正直面白くもなんともない。ついでに、黒板の使い方がなっていないものだからノートに写すのが非常に面倒。少しはレイアウトというものを考えてほしいものだ。
しかも、課題も出されてしまう。今度は『三次反応の例を出来るだけ挙げよ』というもの。ネットにはほとんど出ていないそうだから、調べるのはかなり面倒そう。あと、できればそれが素反応か複合反応かも明記してほしいらしい。
正直素反応も複合反応も明確な違いが判らない。毎回毎回わけわからん式を写しているだけとしかこちらは認識していないのだ、どうしろというのだろうか。
午後に銀さんが来てくれたので、例の圧縮試験をやってもらう。その間にこちらはマニュアルを作ろう……としていたら、衣笠先生が卒論提出までのスケジュールを持ってきてくれた。
しかも恐ろしいことに、卒研生・学会発表組と続いて【私】と私個人のためだけの専用プログラムが作られている。ついでに結構過密なスケジュール。覚悟はしていたけど、冬休みもあまり設けられそうにない。
とりあえず、年内のうちに卒論概要集を一度見せるということで落ち着いた。南郷さんからも『二週間後に一度見せて』と言われる。幸か不幸か、秋の学会で使った資料を半分近く流用できるから、最初の方はもう完成したようなもん。
で、せっかくなので午後はそれの作成に取り掛かる。【検閲済み】実験の手順や試験片の説明なんかを書き加え、新モデルの図を新しく作成してぺたりと張っておいた。
夕方ごろ、福山が学部生室にやってきた、あんまり詳しく覚えてないけど、【検閲済み】班はその生まれからして地雷らしい。最近いい感じに荒んだ出来事が多い気がする。もうすぐ年末だからだろうか。
なんかざっくりしているしクオリティも低いけどこんなもんだろう。今日は書く時間も比較的短く、文字数もそれなりだと思う。今後もこの調子でいきたいと思う。