11月20日 ブレイク・ザ・アイス
11月20日
そこそこに寒い。あと電車の中が地獄。なんか無駄に人が多かった。そして相変わらず眠気が酷い。不眠的なアレなのに電車で立つ羽目になってイラ立ちが隠せない。
研究室に到着したのはいつもよりほんのちょっと早め。てっきり一番乗りだと思ったのに、珍しく柳下が朝から研究をしていた。
が、開口一番『なんか冷蔵庫の所に水たまりがあるんだけど……』とそれを指さす。なぜ水たまりがあったのに放置していたのだろうか。
どうやら、冷蔵庫の製氷室的なところの霜取りをしようと、誰かが昨晩威力を弱めておいたらしい。その影響で中の氷が幾分溶け、冷蔵庫の下に漏れ出したようだ。それを裏付けるかのように冷蔵庫内もびしょびしょだったから間違いない。羽鳥からもらったジュースセットもへにょへにょになっていた。
さて、しょうがないので柳下と共に床を拭いたんだけど、どうせこのままではいたちごっこのため、元凶である氷をはぎ取ろうということになった。柳下の奴、『今から加工行くからよろしく♪』と超いい笑顔で鑿と槌を渡してきやがった。あいつやっぱブラックだ。
で、地道にコツコツ槌をふるう。少々苦戦はするものの、ボロッと気持ちよく氷が剥げ落ちていく。今まで冰が張っている所しか見たことがなかったけど、なんとその厚さは3~4cmほどもあった。ここまで来たらびっくりだ。
なんだかんだで順調に進めていたものの、上部のトレーの所で行き詰る。そもそも鑿が入らないし、凍り付いているものだから引き出すこともできない。加工から帰ってきた柳下が留具のボルトを外してくれたけど根本的な解決には至らず。
しかし、柳下は『えいっ☆』と力づくでトレーを引き出しやがった。めきょっと聞こえちゃいけない音がしたうえ、明らかに塑性変形している。あいつマジ怖い。
ちなみに、トレーにはこれでもかというほど氷がこびりついていた。夏場だったら有効活用していたのに。
トレーの後ろの曲面などの難所もいくつかあったものの、なんとか全部の氷をはぎ取り、冷蔵庫をきれいにすることに成功する。最終的にとれた氷は例の緑のバケツ二杯分ほど。ちょっと感動するくらいの量。思わず菊さん他やってきた仮配生に自慢してしまった。
そのあとはアソシスで表面粗さ中くらいの順解析を進める。特に困ることもなく進めることが出来た。さすがにこれはもう慣れているし、むしろこの時期にできないって問題大有りだ。
午後もそんな感じで作業を進めてたんだけど、途中で仮配生引継経過報告の順番を決めることに。いろいろあって今回は【検閲済み】班から始まり【検閲済み】班で終わるという前代未聞のコースになった。
そうそう、どうでもいいけどなんか桐野と漫画の話で盛り上がった。天空侵犯のユリちゃんがいいよね、と意見が一致する。最新話でリカさんが拉致られたけど、あれ大丈夫なんだろうか?
もっとどうでもいいけど握力が明らかに落ちた。黒いグリップが全然握れない。固い日だったのかもしれないけど、それにしたってあれは異常。あと山岸は昼ドラがちょっと好きらしい。
夕方ごろ、こもりんからこないだの学会参加費をもらった。もうすぐ振り込まれるはずだから先に払っておくとのこと。なんかちょっと太っ腹。あと四千円って結構デカい。
最後の方が駆け足になったがこんなもんだろう。久しぶりに定時で帰りたいのだ。ふがいない私を許してくれ。