11月9日 ブチギレこもりん in ゼミ
11月9日
なんか普通に暑い。洋服の選択に困る。
電車内にて、飛び切りのクソ野郎を発見。あのクソ、人が席に座ろうとしているのに突き飛ばして横取りしやがった。クソだクソだとは思っていたがマジでクソだ。ピンクのシャツの寝ぶったそうなのろまっぽい顔立ちのクソだ。しかもそのあとずっと狸寝入りをするっていうね。あのクソの顔、二度と忘れねえぞ。
ゼミがあったため、研究室への到着は0800くらい。銀さんは日曜日に泊まったらしく、いつもの椅子の所でスヤスヤと寝息を立てていた。
で、時間もないのでさっさとゼミ資料の印刷をする。腹立たしいことに印刷中に紙が切れた。初っ端からこれとか不安を隠せない。こないだ頑張って運んだ紙をトレイ2にぶちこんでやった。
さて、なんだかんだで早速ゼミ。今日は柳下、羽鳥、周方向、【検閲済み】、青松の発表。相も変わらずこもりんのよくわからん前置きがあったため、実際に始まったのは1000くらいだったことを記しておく。
最初の柳下は特に問題なし……のように見えたけど、なんかたわみを測るために石膏を流すとか紙粘土で埋めるとかそんな不穏な会話が飛び交っていた。で、よくわからないうちに圧子を新しく製作することになったらしく、ゼミ中なのにその打ち合わせに行くことになってた。
次の羽鳥はぼちぼち。普通に質問されてたけどそれだけ。あいつらの場合、最初に大炎上を経験しているからかちょっとやそっとのことじゃ何とも思わない。だいたい三十分くらいだったと思う。
その次が周方向だったんだけど、ここで事件が。発表が終わり、学部生の質問タイムにて下西を指名したら、なんとあいつ、その直後に教室を出て行ってしまった。
さすがにこれにはこもりんも激おこ。つーか、下西自身の問題をこちらの管理不行き届きのように嫌味をいってくるのはどういうことなのだろうか。私に対して『あいつはどうなっとるんや?』とか言われても、こっちが聞きたいくらいだ。
むしろこれって学部生じゃなくてこもりんの指導の問題じゃないの? そんなところまでこっちに振られても正直困る。
で、不穏な空気が流れつつも我が班の発表。恐ろしいことに、例の【検閲済み】の値のズレは全く問題がなかったことが判明。大海先生曰く、『解析は倍近くズレるから傾向だけあってればいいんじゃない?』とのことで、衣笠先生も『八割あってるから問題ないじゃん』とのこと。
前期の時に、500違ってスケールが違うから問題大有りって言われた気がするんだけど。まあ、問題ないならそれでいいや。
ところが、例の考察に書いた『スポンジが振動を阻害している』の一文で激しい突っ込みが入る。『君が勝手にそう思い込んどるだけの~』、『そうではなしに、どうとらえとるかってのを~』といつものフレーズのオンパレード。
あれらの言葉を聞かなかったゼミがあっただろうか。いや、ない。
こっちとしても、根拠としての両端固定の順解析予備資料を出したかったんだけど、それを出すタイミングがつかめない。で、ようやく何とか見せられたら、『最初からこれを載せておけばよかったね』とのこと。
しかも、『もっとコミュニケーションを深めて、すりあわせを~』と新たな名言が生まれた。なんか私、先生たちの中でコミュ症ぼっちみたいなイメージを持たれていない? ちょうみんなと仲がいいのに。
その後は青松の発表。これまた特筆するべきことはなし。しいて言うなら、他よりちょっとだけ早く終わったくらい。なんだかんだでみんな三十分くらいだったと思う。
ゼミ終了後、こもりんが下西を呼び止める。で、久しぶりの怒鳴り声が轟いた。あんだけ怒鳴っている姿ってもしかしたら初めてかもしれない。
午後はゼミで指摘された件について考える。結局中空を模擬しているかどうかが分からないため、なんとも判断のしようがない。手っ取り早いのは衣笠先生みたいに吊るして結果を比較することだけど、生憎この貧乏研究室にそんな設備も予算もない。
で、両端固定の条件を弄っていろいろ検証してみることに。先生はスポンジのヤング率をぶちこんで解析してみろっていってたけど、解析上で第二のステータスを入れるのが非常に困難だからこそ、座面-部材間を消去したんだよね。
何が言いたいかっていうと、スポンジをぶち込むのは無理。そもそもスポンジのヤング率もポアソン比も文献値が存在しないし、そもそもスポンジの寸法も適当。
てなわけで、スポンジはガン無視して固定条件だけを弄る。その結果、どうもたまたま偶然それっぽい結果になったらしいという事実が明らかに。
というか、そうでもないと実験も解析もこれから非常に面倒なことになる。あの数値のズレが問題ないんだとしたら、もうそれでいいじゃないかということにした。
そうそう、午後はいつぞやの飴細工を食べた。蒼い金魚が泳いでいるアレね。ただ、中に直接色付けをしていると思ったのに、どうもそうでなかったらしく、一回なめただけで普通の透明リンゴ飴になってしまった。ちょう悲しい。
ちなみに、無事な状態の飴細工の写真をフォトライブラリにぶち込んでおいたので、気になったら参照しておくこと。
おやつの時間頃、仮配引継発表会のタイムスケジュールを決める。みんな火曜日の午後に集中しまくっていて収拾がつかなかった。結局、譲れる人は限界まで譲り、ワガママグループの連中は血で血を洗う泥沼の抗争で己が優位を勝ち取ることになった。
なお、壮絶なるじゃんけん大会の結果、一番最後は桐野になった。
帰り際、日記を書いていたら衣笠先生に『何書いているの?』と声をかけられる。さりげなく先生側でこの日記の存在を知っているのは衣笠先生だけ。『この辺の記述は見ても大丈夫です』と答えたところ、『なにかいてあるのかみるのこわいわー』と言われた。
だいたいこんなもんだろう。雨が止んでいるうちにさっさと帰りたい。