10月29日 展示品運びだし
10月29日
特に書くべき一言が見つからぬ。朝が寒くて昼が暑い。マジでそれだけ。
院ゼミがあったため、研究室に到着したのはちょっと早め。最近にしては珍しく真島さんしかいない。いつも通りメールチェックをしたのちスヤスヤタイムに。やはりマイフェイバリットチェアーと青い椅子の組み合わせは最強だ。
今日は麻生さんのゼミ。相変わらず先生はゼミの時間に遅刻する。さっさと生徒だけでやってしまおうかとゼミごっこが始まってちょっとだけ盛り上がった。たしか南郷さんが先生役をやっていたような。
肝心のゼミ内容だけど、英語論文ということを差し引いてもさっぱりわからなかった。難解すぎるというか、わけわからん単語でいっぱい。もともと機械というよりかは電気に近い内容だし、ある意味ではしょうがないのかもしれない。
なお、南郷さんはゼミ時間中になんか製図をやっていた。羽鳥は暇そうに爪とか手とかいじってた。
ゼミ終了後は百文字概要をこもりんに提出する。さすがに今回は内容が(ウチのテーマにしては)比較的わかりやすかったため、大幅な修正はなし。せいぜいがfocusedの後にonをつけたくらい。なんかつけてるのとつけてないのが散見していたんだよね。
そうそう、百文字概要の提出に関連して、青松が『俺はカスタマーセンターじゃない』って愚痴ってた。落錘試験機に問題があると決まって呼び出されるらしい。それも、自分に関係ない真島さん&石垣の所なのにまるで青松が責任者かのようにこもりんに扱われているみたいだ。本当にお疲れ様です。
試験機の問題で思い出したけど、とうとうサーボパルサーの故障の原因が判明した。どうやら中の配電盤がイカれていたらしく、部品を交換すれば直るとのこと。もしかしたら今まで調子が悪かったのも全部そのせいかもしれない可能性があるのと、油漏れの直接的な原因は判明していない&解決していないというステキな情報までセットでもらう。
ちなみに、直るのは最短で来週中とのこと。今回はウチの班もサーボパルサーを使うだけに不安を隠せない。果たして本当に直るのだるうか。
ちょっと時系列が前後するけど、ゼミから戻ったら世良さんから『ボルトが届いたよ』と伝えられる。ついでにたーきーの注文した奴も届いたらしい。あとはひずみゲージだけだ……と思ったらその数時間後に届く。妙に幸先がいい。このままトラブルなく進みたいものだ。
午後は順解析を進めることに。昨日の段階である程度までやっておいたからあとは流れ作業。幸いにもそれなりにまともな数字が出てきてくれた。まだちょっと不安な感じがしなくもないが、少なくとも前回のゼミに出したものよりは何倍もいい。500 Hzくらい差があったけど、傾向そのものは一緒だったからおいおい考察していけば何とかなると思う。衣笠先生も実験値と解析値は合わないことが多いって言ってたし。
おやつの時間頃に機械工の展示品を運び出しに行く。こもりんの私室の前で待機中、柳下が目薬を差していた。目が乾燥するタイプらしい。
で、目薬やるとき怖くてつい目を瞑っちゃうよね、実はけっこう苦手なんだ、なんて話してたら『じゃあ、やってあげる!』と容赦なく目薬を注された。しかもあいつ普通に外しやがった。柳下らしくなかなかにブラックだと思う。
なお、通りすがった銀さんにぎょっとした顔で『なんで泣いてるの!?』と聞かれたので『柳下にいじめられたんです』とだけ答えておいた。
さて、そんな感じで遊んでいるうちにはこもりんの準備が整い、運び出しをすることに。『これホグ●ーツな!』と渡されたそれは全然ホグ●ーツじゃなかった。あと、鳥居の模型を運んでいた是枝さんが『もっと剛性のあるものを運びたい』ってボヤいていた。実に理系らしい発言だと思う。
ちなみに、運び出しに参加したのは水瀬、羽鳥、銀さん、是枝さん、柳下、こもりん、鈴井、我輩の合計八人だったと思う。関係ないのに手伝ってくれた人に今ここで感謝の意を捧げておく。
さて、展示品を運び終わって帰ろうかと思ったら、『せっかくだしプリント用紙調達していこうや!』とこもりんがいうのでそういうことになった。地下の購買で手続きを済ませ、原則一人一束もって研究室へと向かう。
この一束がなかなかに重い。たぶん5 kgはあったと思う。たまたま二束持つはめになってしまった鈴井は階段途中でダウンしてしまった。でも、やっぱり二束もってた銀さんは楽勝で五階まで運びきっていた。さすがだと思う。
夕方ごろ、柳下と共に例のタワーの課題を調べる。ちょっと面倒だったけど、なんとかノルマを達成することに成功する。コスパ最強はどこかのよくわからん小ぢんまりしたタワーだった。100 mで300円っていう、メートル当たり三円で登れる場所だった。
あと、石垣がイラストソフトでなんかお絵かきしていた。あいつ意外と絵がうまかった。趣味が高じた結果だろうか?
そうそう、やっぱり夕方ごろ、蚊を見つけたので壁に叩き潰して始末したところ、『──がカチキレた』、『院生室に壁ドンしてる』と謂れのない誹謗を受ける。蚊の死骸をわざわざ回収して見せつけるも『なんもみえんなあ』としらを切られた。最近あいつらひどくない?
最後に。日記メモに『衣笠先生夕方北』と書いてあったけど、特筆するべきことが見つからない。この文章を持って日記メモへの回答とする。