表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
127/213

10月15日 それなりに平和な日常

10月15日


 朝は肌寒く日中は暑いという気候が続いている。体調を崩さないように心掛けたいものだ。


 研究室への到着はいつもより早め。電車内にてきれいなおねーさんが隣に座ってくれて超ハッピー。かなりお疲れのようで、座ったとたんに舟をこぎだしていたのが印象的。


 午前中はゼミ発表。朝の0930から開始でなかなかに眠い。【検閲済み】班は1000からSEM観察があるとかで一部を除き欠席。なお、先生は五分ほど遅れて到着していた。


 今日の発表は減肉、井浦、桐野、たーきー。本当はこの順番に発表するんだったんだけど、こもりんが1100から用事があるとかで急遽桐野が二番目になることになってしまった。あと、私は司会を務めたことをここに記しておく。


 最初の減肉はぼちぼち。桐野もぼちぼち。井浦もぼちぼち。たーきーもぼちぼち。正直コメントするべきことがない。しいて言うならたーきーがいつもより時間がかかったことくらいだろうか。


 ゼミの質疑応答において、質問がなかったから世良さんに振ったんだけど、ちょっと悪いことをしたかもしれない。全く違うジャンルだったし、いくらかの沈黙が生まれてしまった。でも、なぜか水瀬がぐいぐい質問してくれて助かった。


 あと、柳下が『今日の質問は山岸にさせてよ!』って唆してきたので井浦のときに山岸に振ろうとしたんだけど、珍しく羽鳥が自ずから質問してしまったためチャンスを失ってしまった。いったい羽鳥にどういう心境の変化があったのだろうか。


 そうそう、発表途中、なんかヘンな人が乱入してきた。たぶん教室を間違えたんだろうけど、あの空気の中、後ろからとはいえ普通に教室に入ってくるって結構肝が据わっていると思う。それとも鈍感なだけだろうか。


 なお、四組も発表があったのに、奇跡的にも二時間もかからずに終了した。やはりたーきーがいるとゼミの時間は短くなる傾向があるようだ。


 お昼の時間、久しぶりに【検閲済み】を吹きに外へ行く。ついでにNとも待ち合わせも。天気も良くてまさに絶好の【検閲済み】日和だった。


 さて、調子よく吹いていたら途中でアカペラサークル(?)が練習をし始めた。妙にチャラい連中ばかりでどうも好きになれそうにない。おまけにいきなり『まめまめまめまめま~』とか奇声をあげだす。超怖い。


 で、なんとなくツイッターのリアルタイム検索をかけてみたら、アカペラサークルと【検閲済み】について言及している人を発見してしまった。『綺麗な【検閲済み】(?)の音色が聞こえると思ったら創聖のアクエリオンだった。さすが工業系大学』って書かれていたけど、一体どういう意味だろうか?


 なんやかんやと吹いているうちにNがやってきた。で、例のブツを明け渡してもらう。互いにここしばらくの労を労いあい、しばらくはゆっくり休もうぜって話をする。


 でっかいのはいまだにちゃらんぽらんらしく、地味に苦労の種になっているとかいないとか。あいつ楽観的すぎじゃね?


 そうそう、桐野がゼミが終わった自分へのごほうびとして贅沢にケーキを食していた。最近のコンビニのケーキってなかなか侮れないから困る。


 午後はグダグダ……したかったんだけど、例の奨学金の推薦文の依頼をするためにこもりんのもとへ羽鳥と共に赴く。が、なんともあり得ないことに『お前たちが先に書け。それを修正するから』とのこと。


 推薦文の意義を小一時間ほど問い詰めたい。いったい何のためにあるのか果たしてあの人は本当にわかっているのだろうか。


 で、なんだかんだで文章を考える。パパッと一時間もかけずに書いた文章は二人ともぼろくそに言われた。『エビデンスが足りん』と新しい名言も生まれる。


 マジでやたらとエビデンスを連呼していた。きっと覚えたての言葉なのだろう。これで何個目の名言だろうか?


 結局かなりグダグダしてきて、羽鳥はやがて福山の画像で遊び始めた。ネズミの顔と合成してネズミ人間を創造しだす。ペイントしか使っていない雑なつくりの割に地味にクオリティが高くて驚いた。


 なんやかんやした後、羽鳥は定時の一時間以上前に帰ってしまった。こもりんもこの後遅くまで用事があるため、どうせもう今日は推薦文できないだろうとの判断だったんだけど、『やっぱ時間空いたから二人とももってこい』とこもりんに後から言われてしまう。


 なので、自分の分だけ済ませておいた。すまんな羽鳥。


 その後、ちょうどいい機会だからって例の学会に学生証のコピーを送る。コピーして、下の事務室にFAXのお願いをするだけの簡単なお仕事。


 当然、羽鳥以外のみんなが済ませた。すまんな羽鳥。


 そうそう、FAXを頼みに階段を下りる途中、両手に古本を持った大海先生に出会う。ゴミ出しに行くとのことだったので、あわてて代わってもらった。さすがに研究室で一番偉い人に雑用なんてさせられない。


 あと、羽鳥は自分が食べたカレーラーメンの汁を放置したまま帰ってしまった。甘やかすとよくないので放置しようということで全員の意見が一致する。


 おおよそこんなものだろう。もうちょっとなにか面白いことがあった気がするけどよく思い出せない。まあ、文章量的には十分だしこれでいいか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ