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人喰い魔女の拾い物  作者: sino.
5/8

別に寂しくは無いぞ

今日はギルの外出の日。

暇すぎて大量に作りすぎた薬を売り裁かなければならない。もう置く場所がないからだ。

「誰かきても、絶対開けちゃダメだよ。外にも危ないから出ないようにね。すぐに帰るよ、愛してるエリー。」

「分かったから、分かったから早く行きな。耳にタコができるよ。」

「やっぱり結界張っていいかな。」

「やめろと言っているだろ。しつこい。」

行ってきますと行ってからもう1時間程経っているんじゃないだろうか。

中々しぶとい。そろそろ鬱陶しいぞ。

「エリー、行ってらっしゃいのキスは?」

「はぁ…。」

ギルは、随分とワガママになってしまった。こいつの言うことは叶えてやらないと、また調合室の扉に結界魔法を使われる。最悪だ。

調合室に入れなくて、暇すぎて狂いそうだったほどだ。

調合ばっかりするなとかなんとかをその時に言われてしまった。

ギルが暇な生活にさせたくせにだ。

毎日コツコツと作り続けて、効率性も良くなった私は、薬の大量生産技術を編み出してしまった。

そのおかげで、ギルの外出日程が加算されて調合時間が増えるのは、とても良いことだった。

そして、帰ってきた頃にはまた調合された薬が増えているのだ。

本当に素晴らしいことだと思う。

仕方なく額に一瞬のキスをし、送り出した。

このまま1週間は帰って来ないだろう。

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