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東方壊創瞳伝  作者: 幻想郷レッツ
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プロローグ

初めまして!

作者でございます!

変な点や気づいた点などあれば教えてください!

ここは…幻想郷

忘れ去られた者が集う地

妖怪と人が共存する土地でもある…

だが人間の中には妖怪をよく思っていない輩も存在する。


「この忌み子め!悪魔!鬼の子!妖怪め!」


どうして毎日毎日殴られ蹴られ唾を吐かれているのだろう。

この世界じゃ妖怪も珍しいことはない。

のに…なんでたかが能力をもって生まれたからって…こんな仕打ちを…。


監禁されて53年…俺は4歳から監禁されている。

俺には何故か寿命が無い。別に爺ちゃんみたいになってない…16歳くらいから老いてない

最初は人間と一緒の暮らしをしていた。

が幼い頃…俺は視界に入った人間を1人壊してしまった。

血まみれで笑っていた俺をその日から地下に監禁し1日一杯の米と水で生活していた。

大きくなるにつれて…大人たちが俺を殴り蹴るようになった。

鬼の子…忌み子…呪われた子供…妖怪と言って俺は殴られ蹴られた。

別にこの世界じゃ妖怪なんて珍しいものでは無い。

でも俺の生まれた場所は…妖怪嫌いが多く妬んでいるものさえいた。

幼き俺が能力を開花させそれを見た大人たちは俺を妖怪呼ばわり…なんて醜いのだろう。

今も俺は殴られ蹴られている。


「もう…やめて…」


「うるさい!お前がここに居るせいで!俺は商売に失敗したんだ!お前のせいで!」


こうやって俺に責任をなすりつけ暴力にはしる。

夫と別れた…妻と別れたと言って女や男…子供まで俺を蔑み…暴力を加える。


「お前のせいだ……そうだ…お前が死ねば商売に失敗することもなくなる…みんな…救われるんだ…死ぬとこぐらい自分の目で見て自分の犯した罪を…罪の重さを知ればいい」


俺は目に巻かれていた布をとられ小刀を持っている男と目があった。


「や…めて…」


「死ねぇーー!!」


勢いよく小刀が俺の首に向かって振り下ろされる。


俺は男を目で捉える…焦点が合わない…。


俺は小刀をガードするため体をそらす…すると肩に激痛が走った。


「グッ!くぅ…っつぅー…」


「また罪が増えた…罪を償うことを拒否したな…次こそ殺してやるよ!」


目の焦点が合う…男を見据える。


「消えてしまえ」


その瞬間…男は肉片へと化した。


俺は手枷に目をやる…すると手枷が粉々になる。


左目の能力…破壊と消失を司る能力。

右目の能力…創造と発生を司る能力。


たかがこんな奴らに…俺は…やられていたのか…なら…こんな奴ら…みんな消してしまえばいいだけの話だ。



私の名は上白沢慧音、寺小屋の教師をしている。

今日は妹紅が遊びに来ると言っていたのでそれまで書を読んで暇をつぶしている…ふっ誰に説明しているのだろうな。


「妖怪だー!!!」


何?!妖怪だと!?


私は急いで家の外に出る。

妹紅が走ってくるのが見える。


「慧音!妖怪が出たらしい!」


「知っている…どこだ!?」


妹紅がこっちだと言って走り出す。

向こうは…妖怪嫌いが住む区画ではないか!


近くなっていくにつれて逃げ惑う人が増えてくる。

すると里人が1人私の服にしがみついてきた


「慧音さん!ひっ…た…助けてください!」


妖怪嫌いな奴らが私を頼るとは一体何が…。

目の前の里人が跡形もなく消し飛んだ。

「なっ!」

「えっ!」

血が飛び肉が飛び服につく。

目の前に移ったのは…少年だった。


「何をしている!」


少年の動きが止まった。


「何をねぇ…まぁ俺にしてきたことの罪を償ってもらってるだけだよ…」


少年はこっちを向いて笑う…。


鳥肌がたった…まるで瞳の中は闇一色のようだ…でも瞳は赤い…髪も赤い…まるで血を吸ったように…。


「貴様は…人間か?」


「人間だ」


にっこりと笑う少年そして妹紅に視線がいった瞬間妹紅が弾け飛んだ。


「妹紅!貴様!何をした!」


「何をって…ただ視界に入れただけだよ」


こいつ…普通じゃ…ない…。

自分の体が震えているのが分かった。

少年の瞳が動いた気がし、すぐに建物に身を隠す。

だが、次の瞬間私の隠れている建物ごと吹き飛ばした。

「カハッ…貴様…ゴホッゴホッ…」

私の脇腹には刃物のように尖った木材が突き抜けていた。

「お姉さん逃げれると思ったの?」


「く…」


次の瞬間少年が炎に包まれる。


「慧音!大丈夫か!」


「すまない…妹紅…私達ではかなわん…巫女を呼んでこい」


「慧音を運んでからな!」


妹紅が私を持ち上げる。


「今連れ出してやる!グゥゥッ…」


だが次の瞬間妹紅の足だけ吹き飛んだ。


「粉々に粉砕した筈なのになぁ…不死人なんだね」


「妹紅!大丈夫か!」


「あいつ…どうやって…あいつずっとあそこ動いてないぞ…」


終わりかと思ったが次の瞬間お札が上を通過し少年にあたる。


「間に合ったわね!大丈夫かしら?慧音!」


「すまない…霊花」


「あら…私も居るのよ」


「紫!無駄話は後!あいつ!片付けるわよ!」


「霊花…彼、人間よ?」


「そうなの?」


とにかく…意識が…。

私は意識を手放した。



「ねぇ?俺はさ…人間潰したいだけなんだけどさー…邪魔しないでくれない?」

早くしないと…あ、あとでこの里も潰そう。


「ここを潰されては困るのよ。だからやめてくれないかしら?」


日傘をさす女性と紅白の女性。


「消えてしまえ」


俺がそう言った瞬間足が動けなくなった。


「結界?こんなもの無いに等しいよ」


俺は目を結界を作っているお札に向ける。

するとお札が消える。


「お返しだよ」


今度は目の前の巫女に目を向ける。


「ほら」

すると巫女の目の前にお札が現れる。

だが冷静に対処される。

「あれ?もう一人は?」

すると真後ろから衝撃が走る。

「うっぐっ…痛いなぁ!」

目をそらした瞬間こんどは全身が動かなくなる。

「またかぁ………いい加減にしろよ」

俺が言い放った瞬間俺を周りに直径50メートルくらいが吹き飛んだ。

結界を作っていた札はまだ健在のようだ。


「ぐっ…ゴホッゴホッ…はぁ…はぁ…」


「大丈夫?霊花…くっ…」


「あなたこそ…大丈夫じゃなさそうじゃない…グッ…ゴホッ…」

どうしよう…あの少年…一体どうやって…。

「紫…あの子の能力分からない?」


「あの子の能力は左目が…破壊と消失を司る能力…右目が創造と発生を司る能力よ…」

厄介ね…せめて左目だけでも!

「紫…私の全霊力をかけて…左目だけでも封じるわ…あなたは注意を反らせてちょうだい…」

「そんなことしたら…分かってるの?死ぬわよ?」

「仕方ないじゃない…人里消されるよりマシでしょ!」

そう言って私は未だに結界に縛られている少年の背後に向かって走る。


紫があの子の気を引いてる間に…今!

「封印!!」

力が抜けるのが分かる…膝が笑い地に手をつく。

紫…次の巫女のこと…頼んだわよ…。

私は倒れ少年もその上に折り重なるように倒れた。

「霊花……ありがとう」


人と人が争うなんて…私もまだまだね。

私は少年と霊花の亡骸を持ち神社に隙間を繋げる。

「この子…軽いわね」



その日人里では巫女が命を落とし妖怪を退治したと伝わる。

その元凶である少年は何を見て何を感じどうするのか…少年の物語は…ここから始まる。












プロローグ書き終わりましたよー!

いやぁ思わず鼻歌が…。

感想!評価など!何時でも受け付けております!お願いしますね(≧∇≦)

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