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俺はやっぱ話さないと色々判断できないなあと思って気付いた。
「そういえば話し方変わるけど、よく邪神ぽく話せてたな」
「気合いで覚えました」ゴンタコは当然と言う顔をしていた。
邪神というより、じゃあ神でというノリで名前つけたんじゃないかと思った。
「それと、どこから出てきたんだ」俺は不思議だったので聞いてみた。
「ず〜と箱の下で、こんな感じで隠れてました」
ゴンタコは体操座りをした。そして悩んだ顔で思い出すと続けた。
「それで箱に1000年分ぐらい色々な怨念が溜まって呼び出されると思って来たのに、すごい暇でした」ゴンタコは当時を思い出したのか無の表情になった。
「お前どれだけ下にいたんだ?」俺は壊れた箱を退け調べると、人が入れる空間と横穴が続いていた。ゴンタコの表情が歴史を感じさせた。
しばらくするとゴンタコは、ハッと気がつくと腕のブレスレットを見た。
「そうですねえ、130年ぐらいですね」
悲惨な状況なのに明るく淡々と話すのが俺は不憫だった。
「もう壊れたし...これから暇になりましたねっていうか溜まったらすぐ呼べやあああ!うりゃああああああ」
ゴンタコは立ち上がり叫び出した。嘘みたいに元気になった。
「苦労したんだな」俺は月並みな感想しか言えなかった。
「アニキには感謝しかないです!これで1000年は暇ですよ!...あれ?怨念もらってノルマ達成したし、他の邪神呼び出しまだあったけ?...まあいいか?何もしないでも良かったし楽で最高です!」
ゴンタコは考えるのをやめて満面の笑みで言うと、俺は本当に良かったと思った。
俺は話せるだけで結構満足していたが普通に生活する方法も聞きたかったので元の話題に戻した。
「さっきの話に戻るけど、死神にはどうやって会いに行くんだ?」
「気合いワープです」ゴンタコはよくわからない力強いポーズを決めた。
「お前は、なんでも気合いだな。悩まなくていいな」
俺は少し疲れながら言うと、ゴンタコは頭を傾げ昔を思い出した。
「俺、子供の頃は少しは悩んでたんです、それで、おじいちゃんに相談したんです。...そしたら、お前は考えなくていいって。...屁こきながら言われました」
俺は不憫すぎて少し涙が出そうになった。
「お前の家族は、もっと普通の奴いないのか?」
「まあ、屁こくぐらいのことだと思ったので、悩むのやめました!おりゃあ!」
ゴンタコはスッキリした顔で元気一杯だった。
俺は悩まないっていいかもしれないと思えてきた。
何か違う世界に行ってしまう前に元の話題に戻した。
「で、どうやっていくんだ?」
「気合いで宇宙までジャンプして、宇宙を泳いで異世界の入り口まで行きます」
ゴンタコは地面で泳ぐような動きを見せてくれたが、色々意味わからん。
「宇宙ってなんだ」
「ええとその...空の上の...夜の空みたいなとこですよ。かなり気合い入れてジャンプすると落ちてこないんですよ」
その後、俺達は宇宙を泳いでいた。
まず普通にジャンプするとクレーターができて最悪の被害になったはずだが、ゴンタコの気合い空間を広げたことで被害はなかった。これで時間を気合いで我慢がするのがなければ解決だったのになあ。
それから長いこと泳いで行くと星が吸い込まれていく穴があった。
「アニキ!異世界の入り口です。...確か異世界ではブラックホールだっけ?」
困惑したゴンタコが指差すデカイ穴は暗かった。
「なんか星が吸い込まれてるけど、あれ大丈夫なのか?」
「ああ、いつも吸い込んでるんですよ!普通は入ったら出れないみたいです」
ゴンタコは物騒なことを言ってる。なんでこんなに呑気で明るいのだろう?
「出れないならだめじゃないのか?」
俺が聞いてみると、今更気がついたかのように話し出した。
「まあ考えないので??...とりあえず中に入ってから気合い入れて外に出ると異世界です。まあいつか多分狙った異世界に行けますよ?」
ゴンタコは残念なところだけ芯が通っていた。
自信満々で楽しそうだが曖昧だったので聞いた。
「いつかってことは、何回か失敗するのか?」
「おじいちゃんなら1発なんですけどね、俺はまだ10回ぐらいかかるかなあ?でも宇宙の匂いの違いでわかるから試してればいつか行けますって!」
俺は匂いと1発から、おじいちゃんのオナラを連想してしまった。あれは違うホールだったな。
その後、オレ達はブラックホールに泳いでいった。




