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俺は以前と同じようにエルフの森の入り口に同じように石板を置いた。
「俺は強くなりすぎたので生活できない。力を抑える方法を考えるか、なんとかしてくれ。そうしないとあの岩山のように壊れるぞ!わかったら壊れた岩山の麓まで来てくれ!」
ここに来る途中で岩山を眺めていた時に、くしゃみが出てしまい、あっという間に壊れてしまったのだ。何しろ、股がスースーして寒いのだ。相変わらず何もかもが脆い。
その日、エルフは忌々しいグリフォンの住処の岩山が急になくなって喜んだのも束の間、入り口の石板を見て驚いた。
「あの岩山を壊しただと?そんな存在といえば魔王か?」
エルフの警備隊長が忌々しげに言った。
「魔王からの挑発じゃな、なんとかしてみろと煽っておるのじゃ!」
エルフの長老が苦渋の表情で両手を握りしめた。
ここまでは人間と同じだったがエルフの反応は少し違っていた、精霊にアレが何か聞いたのだ。
「あ、あれは破壊神なの?...さ、逆らってはいけない」
精霊は弱々しく呟くと全員が絶望した。
俺の感覚で3ヶ月(実質3日)流れた。やっと1人の年老いたエルフが現れた。
今度は話ができそうだなあと思っていた。ただ何か、色々ゴテゴテした服から何かでかい布の袋を取り出し、その中から巨大な宝石を手に抱えた。相変わらず眠くなるぐらい遅い。
「邪神よ去れ!精霊の怒りを知れ!」年老いたエルフは宝石を両手で掲げ叫んだ。
その途端宝石の周辺が歪みだし、眩い七色の光が溢れ出した凄まじい光線になり俺に撃ち込まれていた。
エルフの誇りであり意地だった、邪神の言うことを聞くぐらいならとエルフの最高の力で反抗したのだ。
この少し前、長老が死地に1人向かう時だった。
「長老1人で行くなんて無謀です!我々に任せてください!」
警備隊長と隊員が長老を土下座で止めていた。
「私達だって戦えます」涙を流しながらエルフ達が引き留めた。
「お前達には悪いが、精霊が逆らってはいけないと言ったんじゃ。わしだけで十分じゃ!下がれ!」長老は歯を食いしばり、凄まじい迫力でいった。
「それにこれが効かなければ何も効果は無いじゃろう」
長老の最後の呟きは誰にも聞こえてなかった。
そして光が終わり男が何も変わりなく立っていると、長老は腰を抜かすと震えながら後退をし、最後には四つん這いになり逃げていった。
何しろ男には何も意味がなかったどころか、なんかあったかくて気持ちいいだけだった。ただしまた裸になっていたので落ちていた布を腰に巻くと時間をかけて慎重に縛った。
俺は光を当ててもらい普通に生活できるようになったのかと思ったので、落ちてた宝石を軽く放ってみた。すると森の中心にあった、もはや壁のような木に当たり大半が四散した。やはり何も変わってなかった。
しょうがないので、ここでも、もう一度石板で要求をして3ヶ月(実質3日)待ってみた。
今度は森から誰もいなくなってしまった。
俺は思った、魔王に会ってみればいいんじゃないかと。




