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「お前は魔王か?」
俺はせっかく1000年ぐらい猶予もあるから、怠けようとしていた。なので魔王なんて探さずに気合いワープを何回か行い、いくつか星に降りて確認し昔封印されていた星に近い星を探していた。
確か降りて3回目の時だった。周りを見渡すと街が見え煙が多数上がり襲われていて防戦しているようだった。近くに行って眺めると魔物達が攻撃をしていて、その中心付近にいる人型の魔物からは怨念が漏れ出してた。
数分前...
惑星メーナーのイナナカ街は魔王に破壊されてない数少ない街の一つだったが魔王や魔物達から攻撃を受けていた。街の石垣の外壁もかなり破壊され、街の中にも魔物達の遠距離攻撃が当たり被害が出ていた。
外壁の外で街の兵士や、冒険者達もなんとか持ち堪えていたが、魔王が現れて一気に均衡が崩れようとしていた。
先頭の激戦区から隊長に報告に来た伝令が息を切らせて、悲壮な顔で報告をした。
「隊長もうだめだああ!多分魔王だ。もう前線は持ち堪えられねえ」
「魔法隊、全員あの魔王めがけて打ちまくれええ!」
隊長は怒号のような叫びをあげ、魔法隊から多数の魔法が魔王のいた位置に着弾し爆発や砂煙が舞い上がった。
「「「やったああああ!」」」全員が喜んだのも束の間だった。
「人間どもは本当に遅いな」
その声の方を見ると、魔王が背筋も凍りつきそうな凶悪な笑みを浮かべていた。その表情を見た全員が驚愕や絶望の表情で眺めることしかできなかった。
そして冒頭の言葉がその場に響くと、魔王はいつの間にか近寄って何か言ってきた人間に少し驚いていた。
「!...なんだここにも人間がいたのかあ」
そして俺めがけて火炎の魔法を放つと他の隊長を含めた多数の人間の方へ視線を移した。しかし、俺は火炎を避けると、久しぶりの普通の会話のキャッチボールを楽しみながら質問を続けた。
「お前、俺の話を聞いてないのか?」
「ぅんなぁ!...なかなかの腕前のようだな人間にしては」
魔王は内心ドキドキしたが平静を装った。
俺は魔王から怨念が少し出てるのが見えるが、間違うとまずいので聞いてみた。
「ちょっと待て!お前が魔王なのか?」
「み!見てわからんのか?流石に人間では魔王と魔物の違いもわからんか?」
魔王は最初は傷ついてたが、人間だししょうがねえかという顔になると、めんどくさそうに言葉を吐き捨てた。
「俺が魔王デエレエだ」
「そうか魔王なんだな?...なんか名前が偉そうだな?倒せば関係ないか?」
俺はいきなり魔王を見つけてしまったようだ。周りを見ると人間を襲っていたようだし、とりま倒すことにした。
「はあ?人間に倒せるわけがないだろう?」
デエレエは相当余裕があるようで、俺を小馬鹿にしていた。
俺は、めんどいので気合いの黒い空間を出し黒い体になると封印を解いた。
デエレエは急に周りが黒く染まり目を見開いた。そしてさっきの人間はどうしたか振り向くと、すでに目の前に迫っていた異形の黒い体に観察されていた。
「!...お、お前は!」
俺はデエレエを観察したが飽きた。とりあえず、どのくらい硬いか確かめようと思い、指を突いたら風船に針が刺さったかのようにパンといい音がして破裂して消滅してしまった。
俺はあまりの脆さに少し呆然としてつぶやいた。
「...でえれえ...まあいいか」
その後、魔法が消滅すると怨念も広がり出てきたが、一斉にゲンタの中に吸い込まれていった。周りを見ると街の他の場所にも魔物がいたのでゲンタは全部突いて行くことにした。
そして町外れの最後の1匹が消滅すると、地面から少し輝いてる嬉しそうな笑顔の人型のやつが出てきて言った。
「ありぃ...」
俺は、こいつも光ってるし魔物かなあと思い突つこうかなと観察していたら、凄まじく震えながら綺麗な土下座をしていたのでやめた。外見をよく見ると子供の人間ぽかったので聞いてみた。
「お前も魔王の仲間なのか」
「こ、殺さないでえ、おらあ、メーナーだあ!この星の主神ですぅ」
俺は冷や汗をかきながら思った...危なかった、もう少しでゴンタコ以上の過ちをするとこだった、まあ同類に近いかもしれないが、セーフでいいなと。
「俺はゲンタだ、外神派遣で邪神か破壊神のどっちかだけど、どっちでもいいぞ」
メーナーは立ち上がり埃をはたき落とすと、まだ震えていたが訛りを修正して話し出した。
「は、はい?...そうなんですか。助かりました。...もうお、おら?じゃなかった私もこの星にいる他の神も手が出せなくなってしまっていたので大変助かりましたあ」
メーナーの見た目は髪の色が黄緑色の子供の女の子のようだった。俺は女の子に土下座させている自分を想像してガックリしていた。よく見ると、まだ震えていたので、そういえば黒い体のままだったことを思い出し、黒い空間と黒い体を消去して強さもできる限り封印してぎこちないが、なるべく笑ってみた。その頃、人間側は一瞬、暗くなったと思ったら何もいなくなって全員が呆気に取られていた。
「ゲンタ様、ありがとうございます...それでは一応破壊神として外神契約しますのでブレスレットをこちらに見せてください」
「わかった。様はいらないし、丁寧に話さなくてもいいぞ」
俺はそういうとブレスレットを見せた。
「そうですかぁあ、おら話めんどくさくてぇえ、助かりぃまぁす。そんでわぁあ惑星メーナー主神メーナーは外神契約を破壊神ゲンタと結びます!」
メーナーは満面の笑顔になり一気に口調が砕けちった。そして自分のブレスを俺に向け元気な声を出した。するとゲンタのブレスとメーナーのブレスが輝きを放ちしばらくすると、両方のブレスに丸い複雑な印のハンコのようなものが現れ消えていった。
「こんれで完了ですぅ!」
メーナーは楽しそうに俺の周りを回りながらジャンプして喜び出した。俺はどうしていいかわからないので、とりあえずバンザイをして同調することにした。
秒でノルマを終えた俺は、もう怠けて普通の生活をすることしか考えてなかった。
「すまない!メーナー俺この星で、後900年ぐらい普通の人間みたいに住んでていいかな。俺は普通の生活がしてみたいんだ。」
メーナーは理解できなかったが、何か言おうと焦りまくり変な言葉で鳴いた。
「めえ」
コロナにかかってPV少なくなったので、やる気が出なかったので2月になってました。マイペースな更新になりますが、すいません。
デエレエと戦いの最後の方の部分と最後の部分が、わかりにくかったので修正しました。すいません。




