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不通から普通へ  作者: サラニネル


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12

あれから俺は普通の生活をするために封印の仕方をバカナヘタレに聞いた。

すると、ニコンに聞けと言ったのだ。屁をかましながら。

ニコンは見た感じ綺麗な若いお姉さんだ。だいたいいつも笑っている。

あとバカナヘタレの屁で笑うぐらいの笑い上戸であった。


その後は、まずゴンタコが行っていた気合いの展開から始めるように言われ、俺は気合いで座り続け千年で黒い気合いを習得できた。まあ家の裏庭に石があって飯食って便所行く以外千年そこに座ってひたすらイメージしていたのだ。そして俺は黒色の空間の展開と黒色の体になることも可能になった。この状態になると力も増すようだが俺的にはどうでも良かった。


俺は修行が終わりニコンに報告しに行った。

「ばあちゃん、できるようになったぞ」

「予想よりかなり早いねえ、やっぱバカ(ゴンタコ)とは違うねえ」

ニコンはかなり吃驚した顔になっていた。

「ばあちゃん心の声がストレートに出てるぞ」

俺はゴンタコはまだバカなんだろうなあと思うと懐かしかった。

「まあ、ゴンタコって名前長いからねえ」

ニコンはそう言って笑っている。普通に扱いが犬以下になってきているなゴンタコ...まあ俺は忘れられたがな...


「封印はイメージなんだよ...簡単に言えば自分と自分が入れる箱がバラバラになったパズルがあるようなもんさ...それを組み合わせるような作業だからゴンタコとダメナコは無理!無理!」ニコンはそう言って大笑いしていた。

「それに、自分の力以上のものに使うのも難しいから他人を封印する場合はそのイメージを間違うと変な封印になってしまうからねえ...あんたみたいに動かなくなっちゃうし」ニコンは思い出して腹を抱えて笑っている。そこは笑うとこではないと思う。


そして一年ぐらいで俺はイメージの箱を組み合わせ封印ができるようになった。

「これ、最初に封印を覚えたら千年もいらないんじゃないか?」

俺は気づいたので家に戻りニコンに聞いた。

「そこに気づくのに千と1年かかるのが邪神一族ってことなのさ」

ニコンは俺を指を刺して、さらに笑い転げていた。

俺がかなりガックリしていると、それを見たニコンが苦笑しながら言った。

「んなわけないだろ!全くおじいさんの孫なのに暗いねえ。黒い空間が出せたからイメージできるようになったんだよ」


こんな感じなので俺はニコンが笑いの神だからなんでも笑い飛ばそうとするがついていけなかったが、教えてくれた方法で封印できたので感謝していた。


「そういやゴンタコとダメナコは女性になってたけど、あれもイメージなのか?」

俺は気になった事を聞いてみた。

「そうだよ!わかってきたじゃないか。...しかしゴンタコとダメナコはなんでこれはできるんだろうね?こっちの方が難しいと思うんだけどねえ?」

ニコンは腕を組んで不思議そうな顔だ。

「じゃあ服とかは毎回破れてたけど、イメージで作れるって事なのか」

俺は毎回服が無くなって全裸で恥ずかしい事を思い出していた。


「今着てる服は神が作ったものだから、多分お前が本気で暴れても破れないよ...でもイメージで外見は変えれるよ見た目だけはね。...まあ中身裸なら本当は裸だけどね」ニコンは裸を連呼して笑っている。

「ゲンタも女になったらどうだい?名前は...ゲンタコはもう飽きたね...ゲンタホモ?...ゲイダッタ?...違うねえ...ゲイダ!」自分で言ったことで吹き出しながら笑い転げている...こいつは、こいつは...微妙に元の名前とほぼ変わらないのがムカつく...女にはならない俺は心に決めた。


「でもなんで、俺の封印は失敗したんだ」

俺は悲惨繋がりで思い出したので聞いた。

「ん?...おじいさんが屁こいて、みんなの集中が乱れちゃったんだよ」

ニコンは大笑いしてるが俺は涙が出た...1番大事なところで屁をこくバカナヘタレが目に浮かんだ。


そして俺は何日か時間をかけ家を出る準備をした。

その翌日居間に行くと、バカナヘタレだけいつものようにテレビを見ていた。

俺はバカナヘタレの対面に座り言った。

「この家から出て行こうと思う」

「なんだ?どっか行くのか?」

バカナヘタレはそう言って相変わらず屁を放っていた。

「封印できるようになったし、この家から出て行こうと思う」

俺はうちわで扇ぎ匂いをバカナヘタレの方に遠ざけた。

「くさ...くねえし...そうか、お前も仕事するようになったのか」

バカナヘタレは起き上がった。


「仕事?仕事って俺もしないといけないのか」

俺は想定外のことを言われたので焦っている。

「そりゃあそうだ、今まで食わしてやってたんだ、稼いでこい」

バカナヘタレはまともなことを言っている...屁をこきながら。

「でも俺稼ぎ方知らないんだけど」

俺はめんどくさくなってきたなあと思っていた。


「...まあ、お前なら邪神か破壊神の外神の派遣仕事だな、どっちでもいいぞ」

バカナヘタレはテーブルの上の食い物を食い始めた。

「何が違うんだ?」俺も食い物を食べ始めた。

「そんなもん名前じゃねえか」

バカナヘタレはつまらなそうなテレビを見ている。

「仕事の内容聞いてんだよ」

俺もテレビを見た途端、番組を変えた。

「内容はないよう」

バカナヘタレは屁をこいている。顔も屁もムカつく。

「肩思い切りもんでやってもいいけど」

俺はめんどくさいが立ち上がろうとした。

「いやあぁあ!待て待て!...内容はゴンタコとダメナコがしてたのと同じだ...ただ今のところ外神を派遣してほしいところが無い」

バカナヘタレは俺が座り直すとホッとした顔になっていた。


「じゃあ、別にしなくてもいいんじゃねえの」

俺はじゃあ楽できるなと思っていた。

「お前は、仕事とってこい」

バカナヘタレはめんどくさそうな提案をしてきた。

「はあ?」俺は不満顔だ。

「色んな異世界の星で、外神派遣して欲しそうな、魔王で困ってる星あるから、倒してやるんだよ...そしたら、そこの星の神が言い寄ってくるから契約してこい!」

バカナヘタレは適当な感じで言うとテレビの番組を変えている。


「そんなぶん殴って解決したら契約するようなもんなのか?」

俺はそんな簡単にいくのかと半信半疑だった。

「契約取れるようになったら、その渡したブレスレットで契約できるからよ」

バカナヘタレはテレビに夢中だ。あ、また屁をこいた。

「これって時計じゃないのか、ゴンタコは時計みたいに使ってただけだぞ」

俺はブレスレットを眺めながら言った。

「あいつはバカすぎて時計しか読めねえんだよ、俺より若えのに」

バカナヘタレは悲しそうな顔をしてない、テレビを見て笑っている。


「じゃあゴンタコも契約とってきたのか?」

俺はあいつも、できたならできるかもしれないと思った。

「あのバカにできるわけねえだろ魔王の前に主神を倒しそうだったから止めたんだよ...まあゴンタコ以外は全員できたからな」

ダメナヘタレはそこで涙を拭いていた。ゴンタコお前どれだけ....


「あと、外神派遣使ってる星の魔王倒すとその外神が怒ってくるからすんなよ」

ダメナヘタレは何か食いながらテレビを見ている。

「外神派遣使ってる星かどうかなんてどうやってわかるんだよ」

俺も机の上の食べ物を摘んだ。

「魔王から怨念が漏れ出してるのが使ってないやつだ。動きも少し早いぞ」

ダメナヘタレはキリッとした顔で一発放った。こいつ...止まらないのか...


「けど魔王倒したら怨念ってどうやって手に入れるんだ」

俺はうちわで扇ぎながら言った。

「まあ、倒したら怨念がお前に入ってくる、そんでこの家に帰ってきた時に、あの黒いのをさわれば吸収するからな、それで儲かる仕組みなんだよ...その怨念のおかげで、この家とか食い物とか色々作られてんだ」

ダメナヘタレは居間の壁際にある黒い円筒形の装置を指さした。


「じゃあ、テレビとかいう異世界の映像が映る、これも怨念でできてるのか」

俺は部屋の全ての家具や食べ物を見渡し感心した。

「神の間で怨念やら信仰ってのがエネルギーだからな加工する神もいるんだよ」

ダメナヘタレは番組をまた変えた、こいつは本当に何を見てるのだろうか?

「屁をこかなければ話は、まともなのにな」

俺は全てを台無しにしている匂いをバカナヘタレに送った。

「くさ...うるせえ、我慢は体に良くねえよっと!」

ダメナヘタレはさらに屁をこいた。こいつは際限がないのか。殴りたい。


「そんじゃあ仕事してくるか...どんぐらいかかってもいいのか?」

俺はかまをかけた...長ければ、だらけようと思った。

「まあ、とりあえず千年ぐらいで1個はとってこいよ」

ダメナヘタレはそう言ってテレビの番組を変えた。

「そんなんでいいのか、じゃあ行ってくる」

俺は心の中でガッツポーズをしていた。


「待て!そろそろゴンタコも帰ってくる。連れて行け」

ダメナヘタレは本当に碌でもないことを言ってきた。

「嫌だけど...なんでだ」

俺は即座に断った。あいつが一緒になったら、うまく行くわけがない。

「ゴンタコの今度の待機長いからな...俺が疲れるんだ!」

ダメナヘタレは最後の「だ」のところで力一杯屁をこいた。こいつはいつかこ...

「じゃあ俺は行く!ゴンタコには屁を嗅いで死んだと言っておいてくれ」

俺はとっとと行くことにした。もう戻らないかもしれないし、こいつらなら俺の存在を忘れるだろうなと。



できるの「で」が抜けてたので修正しました。すいません。

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