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障害

作者: 星野☆明美

私の勤めているB型作業所にダウン症の男の子が働き始めた。送迎車のコースの関係上席が隣になることが多い。

昨日、行きの車で、その子が、好きな女の子がいて結婚したいけど許してもらえない、と落ち込んでいた。

成り行き上励ましてはみたものの、帰ってから母に話すと、

「だって、どんな子どもが生まれるか恐ろしいじゃないか。好史(私の弟)だって、(自閉症だから)結婚できないのよ。可哀想って思わないの?」

という。

ダウン症は染色体数が違うから、遺伝子レベルでなにがあるかわからない。でも、私は、ダウン症は、人類の進化の模索だと思っている。

いつかあの子たちにも人並みの幸せを持つことができますように。そう願ってやまない。

自閉症の弟も、施設に預けて時々連れて帰っているけれど、知能が低いと、理解できなくて問題が起きたりして、1人で生きていけないのだ。周りの補助があって生きている。

それがひとごとでないというのが、私自身統合失調症を発症して、子どもを産めなかったし、時々具合が悪くなり、普通の生活ができない部分にある。

昔は障害者は健常者と別々に教育されて、あまり理解されていなかったようだけど、今でも不理解な健常者がいて、差別的な人もいる。

とても辛い。

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