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呼応  作者: はじめ
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8

こんなことになるとは思っていなかった

青臭い草原をざくざく歩いて

今日食うもののために一日を過ごして

日が沈めば当たり前に安らいで眠る

どうしてそれがこうなった


こんなことになるとは思っていなかった

生まれたことに疑問を持つ暇もなく

必要とされて必要として

生きるに必要以上に死ぬのを恐れない

どうしてそれがこうなった


こんなことになるとは思っていなかった

見るもの聞くもの一つ一つに興味して

共鳴だろうが反発だろうがわぁわぁ喚いて

心動かされることを隠さない

どうしてそれがこうなった


こんなことになるとは思っていなかった

明けない夜は確かにあって

夜が続けば夜を生きるための器官が生えてくるから

どうせなら中途半端に明けるなと夜に啖呵を切ったから

恐らくそれでこうなった


こんなことになるとは思っていなかった

明けない夜の長いおかげで

強い光を何より恐れるけれども

明けない夜の長いおかげで

月夜のボタンは見つかった

明けない夜の長いおかげで

思いがけずにそれは見つかった

月のきれいなあの夜に確かにそれは見つかった

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