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呼応  作者: はじめ
7/39

7

何億年も前から照っていた

日差しの向こう側で照っている

日差しの権化は

ずっと見てきたこのほしの

人間という生物をどう思う

我々はどんなに長らえても百年余り

そればかりの猶予しかない

日差しの権化は

世界のしくみを知っているはず

繰り返し無知で刹那

日差しの権化は

全てを見て知っていて

それでも変わることなく照っている

こっそり教えてくれてもいいのに

おまえたちは知らないだろうけど

実のところこんな仕掛になっているよと

そっと種を明かしてくれてもいいのに

きっと知り得てしまえば

なんだそんなことかと呆れるしくみだろうけど

知らないままでいるのは楽ではないから

つい知ろうと働く心を止められないから


手持ち花火の最後のひとつが燃え尽きて

バケツにじゅっと沈んだら

背をちぢましたロウソクの

融けて広がるロウの真ん中に

ちんまり灯る小さな明かりを

いつまでも見つめているさと決め込んで

すっと消え去る影を見送った


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