40/40
40
あの白熱灯
ゆらゆら揺れる白熱灯
つまみを回すとぽっと灯る白熱灯
あの憎たらしい白熱灯
揺れてこつんとぶつかり
くすくす肌を焼いてった
バナナひと房
ひとつひとつになると長く保つ
一緒になると早く傷む
あぁ バナナの科学だ
私の手に入れた蛍石
または水
いや時に氷
または死体
手の中に納まる星
夜がまたやってくる
私が歩く後ろをついて
とことこと
とことこと
電線のアーチをくぐり抜け
ささやかなスポットライトを浴びながら
とことこと
とことこと
私を追い抜いて
いつのまに私は
夜の背中を追いかけている
バイバイ さようなら
バイバイ さようなら
また夜がやってくる
どこからともなく現れて
とことこと
とことこと
傍に寄ってきて
私を置いていく
バイバイ さようなら
バイバイ さようなら
夜がまたやってくる




