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入学式と幼馴染

連載してみました。


(はぁ…)

僕は白鷺快斗(しろさぎかいと)

今日は四月八日、高校の入学式だ。

入試でほぼ満点だった僕は新入生代表の挨拶を任されており、壇上に立っている。

断る訳にはいかないので渋々引き受けたが、

本当だったらこんな大勢の人の前でやりたくない。

しかも幼馴染の前でやるとかもっと恥ずかしいんだけど。

まぁそんな愚痴を吐いたところで変わらないので

「今日は天候にも恵まれーーー」

と、用意されていた言葉を言い終えると、

入学式は終わり学活を一時間して今日は終わった。



そして今は帰り道。

「新入生代表お疲れ様ー…むにゃ」

と眠くて目が半目になっている幼馴染の名は鈴白葵(すずしろあおい)だ。


知らない人のために少し葵の話をしよう。

葵は見た目が少しクールな綺麗系女子だ。

でもそれは彼女がクォーターだからだろう。

髪は長く普通に黒く、目は透明感のある綺麗な青だ。

彼女の母親がロシア人とのハーフでその血が受け継がれたのだろう。


そんな彼女は学年の上位に入るほど頭が良い。

葵は呑み込むまでが遅いが、一度理解すると一気にレベルの高い問題まで解けるようになる。


彼女は僕に対してよく、

「勉強得意で羨ましい(うらや     )なぁ」

と言うが、僕からすると葵の方が羨ましいなと思う。

僕は勉強では授業を真面目に受ければ点を取れる。

しかし、その代わりと言ってはなんだがスポーツが全く出来ない。

中学時代にテニスをやっていたからか、感覚が似ている、ラケットを使うスポーツはそこそこ出来るのだが…


その代わり葵はスポーツがめちゃくちゃ出来る。

だから何回か教えて貰おうと思ったのだが、感覚でやってるらしく、聞いても良く分からなくて諦めた。

弱点として、体力が平均の女子より低いので長期決戦になるとキツくなると言っていた。

そこを気にしてか、最近はランニングをして体力を上げていた。

そんな勉強もスポーツもできて、優しい彼女にはいつも尊敬する。こんな事本人には言えないけど。

長くなってしまったが、とりあえず彼女についてはこんな感じで良いだろう。



「ありがとう。葵もお疲れ様。

眠かったのに良く頑張ったな」

「なんで分かったの?…ふわぁ」

いや、葵何回欠伸(あくび)したと思ってんの?

挨拶してるから回数なんて数えてないが、十回以上はしてたと思うぞ…

しかもまた欠伸したし。

「それより、お昼うちで食べる?」

「えっ、いいの!?食べたい食べたい!」

さっきまであんなに眠そうにしてたのにご飯の話をした途端、急に目を見開いて元気になったな…

とりあえず連絡するか。


『葵も来ることになったんだけど良いかな?』

『おかあさんオッケーだって!早くかえってきてね?』


これは返信してくれたのは琴羽(ことは)だ。

琴羽というのは、今年で小学二年生になる僕の妹だ。

よく母さんのスマホで遊んでいるから返信したのだろう。


ちなみに先程も話した通り僕には妹がいるが、葵には兄弟がいない。

だからか、すごく琴羽の事を溺愛(できあい)している。

琴羽も葵に懐いているので、良く一緒に遊んだり近場に出掛けに行ったりしてるのを見ると、本当の姉妹みたいで微笑ましく(ほほえ    )思う。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

更新は、月一回上がっているか上がってないかくらいだと思います。

至らぬ点が多いと思いますが、よろしくお願いします(*_ _)

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