表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人と恋とSNSとゲームと  作者: さくら
1/1

現代に生きる若者たち


それはとある新型ウイルスが流行った年に起こった出来事である。


その日、彼はスマートフォンゲームに夢中になっていた。

新型ウイルスの影響で外出自粛が促されていたからだ。

しかし彼自身、インドア派なのでそれほど苦痛ではない。


「マジで勝てね〜」と彼はつぶやく。

このゲームはオンライン対戦でランクを競うものになっており、

最近では世界大会が開かれるほどの大盛況なのである。


彼自身、大会に出られるほどの実力はないものの、このゲームが大好きなのである。


すると一本の電話がかかってくる。出てみるとゲーム内で知り合ったMiyoさんだ。

「いまひま?」

「この時期に暇じゃないやつは余程のブラックなのかな」

と冗談混じりに会話を始める。


彼女とはSNSで知り合い、よくゲームをする仲でもある。

そして、もちろんネット上の関係なので本名や顔、年齢などは知ったことではない、と彼は思っている。


そもそも女性に年齢を聞くのは野暮というものである。


「ところで公式のSNSみた?」と彼女が聞いてくる。


「いや、まだ」と正直な感想を伝える。


「なんかまた変な調整が来るんだってさぁ〜」


「まぁいいじゃないか、ゲームなんだし。」


そもそも我々利用者は遊ばせてもらっている立場なのだ。

ユーザーの意見はもちろん大切だが、それ以上に製作者や運営には敬意を持たなければならない。


10分ほど喋ったところでMiyoさんとの通話を終了した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ