39.ラッキースケベは勇者の証
遅くなりました。
仕事の方がここ最近忙しくなってきたので、余裕ができるまでは遅れることが多くなるかもしれません。
あれ?遅くなるしか言ってない気が・・・?気、気のせいだよ・・・ね?
あと、評価とお気に入り登録ありがとうございます!
アイテムボックスの新機能の使い方だが、何となくわかるようになっている。いや、魔法の使い方もだけどなんて言うのか・・・自然に使い方がインプットされてるというか、発動に必要な時間、効果の内容と範囲が意識すれば“思い出せる”感じ。・・・かなり怖いが割り切ろう、うん。
俺とマリアの距離は近かったが、捕まってから少し後退して現在は5M位離れているか?3人も同じくらいの位置にいる。今は3人の方を見ていてナイフが見えないな。近づけばこっちに意識を向けるかな?さすがに即座に人質をどうこうはしないはずだ。・・・普通は。
スーパースターの効果で「人質を奪還しようとする無力な一般人」な感じで前に出て、ナイフが収納できればそのままスラァに拘束させ、その隙にマリアを奪還。向かなければ・・・向くまで近づこう。よし!初めの第一歩!!
「気づかないとでも思ったか?そこの男。」
3歩目で気づかれた。大げさな位体を震わせ大粒の汗をたらりと流した。無論演技だ。残念ながらナイフは収納できそうではないな。だが相手から話しかけてきたのはラッキーだな。どっかのタイミングでチャンスができるだろう。スラァは既に近くの屋根の上にスタンバっている。
「え?・・・俺ですか?い、一体、何の用ですか?」
「とぼけるな。こっちに近づいてきているだろう?この女がどうなってもいいのか?」
そう言って更にマリアを引き寄せるゲルダ。一瞬ナイフが見えた。次のタイミングを待ったらどうなるか分からないだろうから、ここで決める!この新機能に名前を付けるなら・・・【収奪】だな。安直だがいいだろう。
この【収奪】だが視界内にあるものを1つだけ俺のアイテムボックスにしまえる能力だ。ただし再使用に半年かかり、緊急時・・・恐らくだが誰かの命が危険にさらされている時だろう・・・にしか使えない。使える場面は限られているが、使い方次第ではすごい効果を発揮するだろう。
先程手に入れた能力だが使い方は分かる。奪う物を見ながら使うという意識をしっかり持って、トリガーを言えばいい。今回はナイフを見ながらだな。ではいくぞ。
「おい、何とか言ったらどうだ!」
「【収奪】!!」
トリガーを言った次の瞬間、手の中のナイフが消え・・・去らずに別の物が消え去った。先に言おう。俺は悪くねぇ!!俺のアイテムボックス内には新しく「上級魔族の服一式」が入っている。つまりそういう事だ。
「ん?・・・え?・・・きゃぁぁぁ!?」
収奪は俺の視界内の物1つを奪う能力だが、厳密にいえば俺の視界内の「1アイテム」を奪うだったらしい。そしてこの服どうも上下合わせて1アイテム扱いらしい。そのせいで往来で下着姿になってしまった彼女は自分の体を隠そうとマリアを開放したんだが、その直後にスラァが直撃した。
どうも俺の合図を待てなかったらしい。・・・ご愁傷さまです。俺は悪くないよ?本当だよ?だからそんなに睨まないでよ。




