23.森羅万象系な元気妹キャラの女神の加護が頭の中にいる男
「ひどいよおにーちゃん!あれだけ尽くした私の事忘れちゃったの!?」
そういう茶髪ツインテールだがまったく見覚えがねぇし尽くされたようなこともなかったはずなんだが・・・なんかあったっけ?
「スマンが本当に分からん。お前は一体誰なんだ?」
「しょうがないおにーちゃんだね。・・・これなら分かるでしょうか?」
「この機械音声は脳内アナウンスさんか!?」
「正確には成長アナウンスさんだよ。今は解析鑑定と合体して森羅万象になってるけどね。だから私を呼ぶときは森羅万象 小春と呼んでね、おにーちゃん。」
森羅万象とかなんか終盤になって手に入るようなのが異世界生活一時間で手に入るとかどうなってんだ?ていうか小春ってどこから来た?聞こうとしたがそれより先に森羅万象・・・長いから小春でいいや。小春が話し始めた。
「それよりもおにーちゃん。ウオタクさんのMPだとゴブリンを1/4位倒したあたりでMP切れになるけどどうするの?」
「え?マジで?ウオタクさんに任せとけばいいかなって思ってたんだけどな。今の俺の攻撃手段じゃどうしようもないが、どうにかできるのか?・・・あれお前鑑定̪使っ」
「そういうだろうと思って解決策を用意してました!あちらの画面にご注目ください!」
食い気味で話を逸らしたな、小春め。ここは流しておこう。そう思い照らされていた画面を見ると、それはレストウィングの画面だった。さっきまで(男の胸から上だが)裸だったが今は白いシャツを着ている。そんなレストウィングがやる気満々な顔でこっちを見ている。
「僕、頑張ります!ご主人様!」
「思ってたんだがご主人様よりマスターの方がいいな。」
「分かったよ、マスター!」
「で、結局どうすればいいんだ?」
「僕をかざして小春さんの指示に従ってくれたらいいと思うよ。」
とりあえずマークさんに説明してあとはアドリブか?こういう時こそ魔法の出番なんだろうが覚えてないことは出来ないしな。森羅万象なんだし俺が知らなくても小春は知ってるんじゃないか?まあ魔法はその内でもいいか。
「じゃあマークさんに手伝うことを伝えてから攻撃に参加するからちょっと待ってろ。」
「「は~い」」
小春とレストウィングのハモった声を聞きながら、俺は意識を内面から外へと移した。ゆっくりだった時間の流れが速くなると同時に謎の轟音とゴブリンの汚い断末魔が俺の耳に届くのだった。
不定期とはいえ遅くなって申し訳ありません。今後も遅くなるかもしれませんが自身が納得するところまでは失踪せずに書くつもりですので、お付き合いいただければ幸いです。




