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女神の加護が恐ろしい効果を得たんだが  作者: NaMa86
第1章 異世界への導き編
22/43

正月SS あれ?私の攻撃力、高すぎ?

明けましておめでとうございます。

本年も拙作をよろしくお願いします。

「あけおめ、ことよろマリア。」

「新年の挨拶くらいちゃんとしてくれない?ツバサ。明けましておめでとう。今年もよろしく。」


 そういった俺たちがいるのは勇協会の中にある4人掛けのテーブルだ。マークさんとウオタクさんも後で合流するが、さすがに俺たちが遅れるわけにもいかないだろう?ってことで少し早めに集まった訳だ。


「あけおめだお!ツバサ氏、マリアタン!」

「やあ、明けましておめでとう!今年もよろしくね?二人とも。」


 そういって二人が数分後に現れたがその挨拶は対象的だった。横からの視線が痛い。なんとなくだが「ああなるなよ?ん?」って空気を感じる。


「「明けましておめでとうございます。マークさんウオタクさん。今年もよろしくお願いします」」

「で、さっそくでござるが今日はせっかくなので親睦を深めるために、正月遊びをしたいと思うお!」

「僕も楽しみだよ。地球はそういうのが発達していてすごいよねぇ。僕のいた世界ではそういう文化が発達しなくってねぇ。その日を生き抜くので精いっぱいだったからさぁ。」


 しみじみとそういうマークさん。彼は俺たちとは違う世界から来たらしい。かなり殺伐とした、危険な世界だと聞いている。そんなマークさんにウオタクさんは洗の・・・布教活動をしているらしい。


「まずは・・・男は紋付袴、マリアタンは着物に着替えて街の外の広場に集合だお!服はツバサ氏が昨日までに縫い終わってくれたお!」

「似合えばいいんだけどな!」


 その後、全員着替えてから集合した。男は全員同じ服だ。え?詳しく言う必要?ないだろ?よく見る黒と灰色の袴だよ。マリアには白い着物に足元に大きな適当な赤い花をワンポイントでつけてみた。まあ元の素材がいいから無地でもよかったかな?


「早速遊びを始めるお!最初は・・・羽根突きだお!マリアタンとツバサ氏に手本を見せてもらうお!」


 そういって羽子板を貰う。先手はマリアから。

「行くわよ?・・・はい!」

「よし!・・・うりゃぁ!」


 高く上がった羽を軽くたたき落とすように羽子板で叩いた瞬間、猛烈な勢いで飛んでいく羽とそれにより引き起こされた風圧が砂嵐を引き起こした。かなり力加減を意識したんだが、思ったよりはしゃいでいたせいか、間違えたらしい。


「スマン!!大丈夫かマリア!?」


 地面にへたり込んではいるが怪我はなさそうだ。・・・着物は砂まみれ、髪もボサボサになってしまっているが。更に声は震えて涙声、目もちょっと潤んでるな。


「・・・何も見えなかったけど、死にそうになったことだけは分かったわ。」

「本当にごめん!!力加減を誤っちゃって。」

「・・・他の遊びにするお。遊びで人死にはダメだお。」


 幸い地面は無事だったので他の遊びをすることになった。ちなみにマリアの汚れはメークさんの『清潔』で綺麗にした。その後の遊びだが・・・

 まず凧揚げだが、空に昇る前に燃え尽きた。・・・凧が、燃え尽きた、空中で。

 次にコマ回しだが、埋まった。3人のコマが激突してる横で俺のコマだけどんどん地面に埋まっていった。勝者?俺だ。一番長く回り続けたのは俺のコマだ。

 最期に福笑いだ。ひょっとこの顔を一番うまく作れた奴が勝ち、なのだが・・・第六感派生の予知スキルの効果でどこにどのように置けばいいのか分かってしまうので、俺自身はあまり楽しめず。あ、ただマリアが作ったひょっとこは腹抱えて笑っちゃったな。あれはヤバかった。


 そんなこんなで日が暮れて、現在は甘酒を飲みながら沈んでいく夕日を眺めている。夕日か酒か・・・酒でかな。赤く染まった顔を満足げに綻ばせているマリアさんは体を左右に振りながら終始ご機嫌だ。理由は「甘酒が思ったよりおいしかったから」だそうだ。普段は大人びているマリアのこういう面がかわいく思えるのはしょうがないと思う。


この先どうなるか分からないが、来年以降もこんな感じでゆっくりできればいいな。


「ツバサ~。あんたの甘酒、私によこしなさいよ~。」

「飲みすぎるなよ。」


翌日。甘酒で二日酔いになったものが1名出たとここに記す。

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