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女神の加護が恐ろしい効果を得たんだが  作者: NaMa86
第1章 異世界への導き編
20/43

クリスマスSS パーティーって羽目を外しすぎちゃうよね

 これはツバサが転移してから8か月ほど、つまり勇者の街『ユトラリィ』に来てから8か月が経過したクリスマスの出来事だ。


「「クリスマスパーティー?」」

「そうだお!せっかくだからクリスマスパーティーをするお!ケーキやご馳走を作って酒飲んで騒ぐお!プレゼントは時間がないから後日個々人で勝手に渡すお!」


 朝、ウオタクさんが唐突にそんな事を言い出した。今日は12月25日、クリスマスだがもっと前から言ってもいいのでは?と思ったがこういう事を突然いうのがウオタクという男だとこの長くもない付き合いで分かっている。


「マークも誘ってるからそのつもりでいるお!で、服装はこれ使ってツバサが縫うお!」


 そういって赤色や茶色の布を渡される。製作スキルを手に入れてからというものこき使ってくるのだ。この前は彼が覚えている限りの(いくつかは彼オリジナルの)フィギュアを作らされた。


「マリアタンには会場の飾りつけと、料理をお願いするお!」

「え?・・・料理?」


 俺とマリアの顔が引きつる。以前マリアに野営料理を頼んだ時があったが、山火事寸前になりかけた上に出来上がったものはダークマターになっていた。以来苦手意識を持ったのかマリアが料理にかかわろうとすることはなくなった。


「お、俺が料理も担当するよ!スキルのおかげでプロ並みだろうし!」

「そ、そうね!()()()()貰ってもいいかしら!?」


 声上擦ってんぞマリアさんや。まあそんなこんなで20時スタートのパーティーの準備に追われた俺。昼までに服を4着作り皆に配り、その後料理の仕込みを終わらせる。会場はマークさんの家。一人暮らしにしては広い家で、十分にスペースがある。


「では、パーティーを始めるお!その前にツバサ氏お疲れ様だったお。おいしそうな料理にナイス服飾技術だお!」

「うん。ツバサ君の料理本当においしいよ。マリアちゃんも掃除手伝わせちゃってごめんね。お疲れ様。」

「いえ。ツバサの作業量に比べたらそこまででしたから。


 こう、真正面から褒められるのはなんかむず痒いな。ちなみに各々の服装は、マリアがミニスカサンタ、マークさんとウオタクさんがトナカイ、俺がソリ。うん、俺、ソリ。


「じゃあ料理が冷める前に頂くお!・・・改めて、メリークリスマスだお!」

「「「メリークリスマス!」」」


 そういって始まったパーティーであるが、わいわいとにぎやかに進行していた。問題が起こったのは2時間が進行した頃だろうか。俺とマリアも初めての酒をちょっとだけ貰ったのだが・・・気づけばマリアが酒を瓶で抱えていたのだ。

 真っ赤な顔で今はマークさんに「わらしぃのさけがのめにゃぁってんれすかぁ~」って絡んでいる。マークさんは大人な対応をしているがそれがマリアを更に燃え上がらせている。

 俺は病毒無効のせいか一切酔えないのだが、なんか・・・楽しいな、こういうのも。職場での飲み会もこういう感じなのだろうか?


こうして異世界での一夜は騒がしくも過ぎていった。


「うぅ・・・頭痛い・・・。助けて・・・ツバサぁ。」


翌日、俺はマリアの看病で一日潰したのだった。酒は飲んでも飲まれるな・・・だ。

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