1.女神の誘いは結構強引
不定期に不定期をかけた感じの更新になります。二作目(三作目とも読む)になります。俺tueeeやチート的なものが嫌いな人は読まないほうがいいかもしれません。よろしくお願いします。
キーンコーンカーンコーン
とある日のとある高校の二年生のクラスで始業の鐘が鳴り担任の教師が入ってくる。いつものことで、いつもと同じように過ぎていく日常の一コマの・・・ハズだった。だがその日は唐突に訪れた。非日常の日々が。
「出席を取るぞー。相田。井口。岡野。・・・・・・・・宮廻。・・・宮廻?」
「どうかしたんすか?せんせー。」
「気づいてないのか?なんか光ってんぞ宮廻。誰だ?宮廻に悪戯してんのは。まぶしいだろ。」
そういって俺、宮廻 翼は周囲を見る。確かになんか眩しい。刻一刻と光量を増していっている中で、どうやら足元から出ていると突き止めたので下を向く。
そこには現在進行形でゆっくりときれいな光で描かれていく円と複雑な図形の組み合わせ。・・・いわゆるゲームやらなんやらでよくある魔法陣的な何かが現在進行形で描かれていっている。その魔法陣から俺を囲むように光の柱が立ち上っている。とある漫画に出ている某天になる宣言をしたキャラのように見えるかもしれない。
「え?ナニコレ?誰だよこんな悪戯してんのは。どうやってんだよこれ。種明かししてくれよ。なんで俺なんだよ!?」
何となく恐怖を感じて早口になってしまったが、俺はそうするしかなかった。魔法陣はもうできかけのような気がする。・・・いやどうなったら完成とか知らんけど。
「宮廻!早くそこから離れろ!」
担任の山田が近づいてくる。言われてから気づいたが、そうだよ逃げればいいじゃん。そう思って一歩を踏み出そうとしたが、足も手も一切動かない。まるで金縛りにあったように。
「手も足も動かねぇんだけど、薬でも盛られたのか?ここまでするか!?普通。誰がやったか名乗り出てくれよ頼むからさぁ!?」
「何バカ言ってんだ。ほら押すぞ・・・痛ってぇぇぇ。」
山田は俺を押そうとして、光に触れた。その瞬間ジュっという音がして山田が後ずさる。山田はチビで小太りなのだが、今の動きはなかなか機敏だったなとかどうでもいいことを考えた。現実逃避だと自分でもわかるがどうしようもない。動いてる光の線はあと一本、それもあと数㎝で描き終わるだろう。
俺は何となくクラスを見渡す。うちはクラス替えを基本しなかったので一年前と同じ顔触れだ。みんな俺から距離を取りつつ写真を撮ったり、珍しそうな顔をしたりしている。この時は、これがこの世界最後の瞬間になるとは思わなかったから、何も言えなかった。
魔法陣が完成する。強烈な光に思わず目を閉じると同時に浮遊感。何が何だかわからないまま、俺はこの地球から旅立たされた。




