お暇な第零話・プロローグ
人がやる気が無くなる理由には
・モノの見方や考え方が原因になる事
・脳と身体が原因になる事
・関係性が原因になる事
などがあるらしいが大体の場合2つ目に当たるてをあろう寝不足が原因になる事が多いだろう。
青春真っ盛りになる高校生活、勉強に部活に恋、実に結構! だが、かならずしもこれをしないといけないとは思わない。(いい子は勉強はしっかりとしようね!)
人はやっぱり自分のしたい事を見つけてそれに向かってひたむきに努力する時にこそ真価を発揮すると思うのでそれまではやる気がなくともいいんじゃないかと思うんだ。
たとえ、授業の大半を寝て過ごしていたとしても。
幸い自分がいる席は後ろの1番右側の窓側だ。
まさに絶好の居眠り席。
神が自分に居眠りしろと囁いて祝福しているかのように思える。
と、長々しく授業中に居眠りすることに対して言い訳していると授業の終わったようだ。
キーンカーンコーンカーン
「は〜い、今日の授業はここまで〜次の授業の分、予習してこいよ〜お前ら〜。」
いかにも気ダルげに授業を打ち切ったのは担任の早川千寿«はやかわちとせ»先生だ。
あ、因みに今日はよりいっそっう気だるげそうだ。
歳は23歳と若いが学歴は確かなもので東大を卒業したのだとか。
でも、あまりにも気だるそうな雰囲気をいつも纏っているせいか男性にとことんモテない、顔は美人なのに。
あ、それと最近周りの女性が結婚ブームに入っていて焦ってるらしい。
数少ない友人からの結婚したと報告が複数来てウザいと愚痴を零していた。授業中に……。
「きりーつ、れい。」
「「「ありがとうございました。」」」
次はHRだけなので皆机の中の教科書をしまい始めていた。
「千寿せんせーい!今日も凄く気だるげそうですけど、また合コンで男に悪口でも言われたんですかー?」
と、いつもよりも気だるげな千寿先生に友達のように声を掛ける者がいた。
我らの学校で四大女神と言われている内の1人の美少女、
桃内凛音«ももうち りんね»だ
「桃内ぃ〜、お前もうちょっと先生に対して少しは遠慮すると言うことを知らんのかぁ〜?」
「え〜、だってぇ先生の気だるげな雰囲気をまとっている人に尊敬なんて抱けませんよー!社会的には気だるげなのはダメかもですけど、学校でならそれが私たち生徒からだと親しみやすさに変わってるんですから良いじゃないですかー!」
女神のような顔して平然と相手に毒を吐く桃内……えげつないな
まぁ、そんなことはさておき
さて、俺はもう一眠りしますか。
基本俺は授業中は寝ている。
なので先生に目をつけられており授業でよく当てられるがそんなこともあろうかと事前に授業でやるところは全部予習済み(実は結構暗記に自信がある)、どんな問題でも答えられるのだ。
それで、出された問題を全部解いてまた寝るを繰り返していたら一時して先生たちは諦めたのか起こされなくなった。
やったぜ
睡眠マジ大事。
え?家で寝ろって?家だと妹が煩くてしょうがないんだよ。
頭は俺よりも良いくせに、勉強教えてとかほざいて頼ってくるし。
俺が寝ようとしても布団の中に入ってきたりするし。
と、そんな事を思いながら俺が机に突っ伏しているとよく聞き覚えがある声が掛かってきた。
「うぃーす。影戸!聞いたか!あの噂!」
授業が終わってまもないのに教室の俺が座っている所とは反対側にある席から俺の悪友、火柱灯が駆け込んできた。
灯はサッカー部のエースで1年に入学してからサッカーで異常な才能を見せて、脅威のスピードでメンバーのエース入りを果たしている。
まさにザ・陽キャだ。
しかも、めっちゃイケメンな上に人がいいので友達が異常に多い。
そんな、灯がなぜバリバリ陰キャの俺(宵月影戸「よいづきかげと」)と仲がいいかと言うと単純に小学校からの幼馴染だからである。
「噂って?どんな噂だよ?」
「ほら!あれだよ。あの美月に告って振られてその腹いせに暴力振ろうとして影戸にぶっ飛ばされたやつ。そのクソ野郎が退学になったらしいぞ。」
「あぁ〜あいつか……」
美月は、この学高で四大女神と呼ばれている存在の1人で俺と灯の幼馴染、美月莉乃だ。
普段は温厚で表情豊かなのだが仲のいい人以外には冷徹な態度をとる(仲のいい人でも名前呼びは拒否しているが)ため高嶺の花のような扱いを受けている。
まさに美少女といった容貌で毎日3回(朝、昼、晩)は学年関係なく告白されてるらしい。いまじゃ学校のちょっとした名物だ。
んで、灯が言っているやつは前から学校で問題児と言われていたやつだ。
美月に言いよったがこっぴどく振られ、それに腹を立てて暴力を振るおうとしてた所に俺が居合わせて追っ払ったやつのことだろう。
「そうそう。良かったな絡まれる心配が無くなって。」
灯がそう言ってくるが安心なんか全然出来ない。
「どこがだよ……あれからまた頻繁に話しかけられるようになって周りの男子からの視線が更にキツくなったんだぞ。嫉妬も勘弁して欲しい。」
そうなのだ。
とある事情で、幼馴染だが美月とは例え同じクラスでも普段あまり喋らない中だったのにあの1件からたびたび話しかけられるようになったのだ。
そのたびに周りの男子達から放たれる殺気のせいで最近は安眠出来てない。
「ははは(笑)、あの美月に声掛けたいやつは沢山いるんだぜ?それなのにお前は美月、本人から声掛けてもらっ待てるんだからそりゃ仕方ないぜ。頑張って耐えろ。」
「んー?私がどうかしたのー?灯君。」
俺と灯がしょうもないことを言い合っていると美月が話しかけてきた。
そんな美月に灯が余計なことを言い始めた
「おう!美月。影戸が安眠出来なくて困ってるみたいだぜ。手伝ってやったらどうだ?」
おま、なんてことを!そんなことを美月に言ったりなんかしたら……
「え!?ほんとなの影戸君?なら、私が膝枕してあげるね!」
ほら!またいつも見たいに暴走しちゃったじゃん!こうなったら意地でも考え曲げなくなっちゃうのに……
どうすんだよ周りの男子が嫉妬と羨望が籠った今にも殺しそうな目でめっちゃ見てきてるじゃないか……
「い、いや!美月今日は遠慮しとくわ。今日はそんなに眠くないしな!!な?」
「いーや!今日の英語の時間、いつも寝てる影戸君は起きてたでしょ?絶対睡眠不足じゃん!」
「いや、俺がいる席1番後ろなのになんで知ってるんだよ?」
俺がいる席は1番後ろの窓際、いわゆる勝ち組席だ。そして、美月の座っている席は窓際の1番前どう足掻いても普通は分かるはずがない。
「え?手鏡使えば見えるよ?」
手鏡……だと!?授業中にそんなもの使っていたら先生に気づかれそうなものだが、そこはハイスペック美月どうにかしたのだろう。
「いや、使うなよ授業中に。バレたら怒られるぞ。」
「だって、心配だったんだもん。」
「いや影戸、ツッコミどころそこかよ。」
灯言いたい子は分かるが黙ってような。手鏡使ってでも見ようとするのは怖いなんて言ったら美月泣くぞ。
キーンカーンコーンカーン
お、やった。逃げきれた。
「はーい、お前ら〜予鈴なってるぞ。さっさと席座れー」
「あー!千寿ちゃん来ちゃった
。またあとでね、影戸君!」
美月が自分の席に戻ると委員長の号令が掛かった。
「きりーつ、れ……え?」
委員長の号令がかかったその瞬間。
床が目を開けていられなくなるほどの光を放った。
「「きゃぁあ!?」」「「うわ!?」」
は……?床が光る???
見ると床には魔法陣のような幾何学的な模様の物が教室いっぱいに広がっていた。
それを認識してから俺は意識が朦朧とし初めて教室の外に出ようにも足が動かない。
「あ……しが、動かせ……ない」
「お前ら!教室の外に出ろ!早く!」
今まで聞いたことのないような切羽の詰まった千寿先生の声が聞こえる。
なんだ、先生。ハキハキとした声他をそうと思ったら出来るじゃないか、いつもそうしてればモテなくもないのにな。
などとこんな状況でも下らない事を考えていると
❪はいハーイ。ちょっとワタクしの妹ノ世界がぁ、アブナイからぁ助けテェネぇ。ちゃんとイキテいく為ノォ、スキルはあるカラぁ、安心してちョウだいネ〜❫
多分、こんな展開を生み出しているで存在(神様だろう)声のが聞こえると更に床の魔法陣の光が強くなり視界を埋めつくす。
そんななか、聴こえた
〘 汝、根源の力秘めし者よ古より絆を導き力を示せ〙
幼い女の子の……声?
薄れゆく意識の中、頭の中に直接響くようにその声が聞こえ、俺は、意識が飛んだ。
「んー、うぅん……」
意識が覚醒し始めると共にさっきまでのことを思い出す。
確か教室でいきなり床が光ったんだったか。
あらから気を失ってたみたいだが何時間ぐらいたっているのだろうか……
ぼんやりとする頭でなんとかそんなことを考えながら目を開け周りを見回すと……
ーーーーー真っ白ーーーーーー
見渡せれる限りのすべてが真っ白で埋め尽くされている空間だった。




