自意識過剰深層心理
とあるアーティストがこんなことを言っていた。
この歌は私のことではないかとか、自分の周りの話ではないかと言う
ファンレターが送られて来たらしい。もちろん実際は違うのだが。
偶然から共感を得られればその歌は売れると思うのだが、
中にはあまりにも自分の状況に似ている為、そういった勘違いが起こることがある。
しかしこれは全くの勘違いであり、ネットでの文章、小説、歌に至るまで、
名指しにでもされていない限り、ほぼ自分である可能性はゼロに等しい。
例えば名前が同じだったとしても、まず自分のことではありえないだろう。
ではなぜこういった「自分ではないのか」というある種被害妄想のような
勘違いが起こるのか。それは、その出来事に何か自分の心に
ひっかかるものがあるからだ。そしてその多くは罪悪感であると思う。
作品に対して、「自分のことではないのか」という思いが沸き上がった時は、
まず自分の心を洗い直してみることだ。罪悪感の答えがそこにあると思う。
「それは決め付けすぎではないか」という方がいたら、単にそれは認めたくないだけ。
自分の心と向き合わなければ、この勘違いはなくならないと思う。
深層心理の奥にある罪悪感と根拠のない被害妄想。
それは自分の心と向き合って生きていないという証明にもなる。
ごまかさずに向き合っていけば、自分にとって幸せな未来が待っているはずだ。
どんな結果であろうとも、自分に嘘をつかないことが
全力で生きていくことになるのだから。