表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
溢れ出す随液  作者: 耕助
第8巻
76/103

台風一過

「あのさあ」


「なんだよ」


「たいふういっかってあるじゃん。」


「ああ。」


「俺どんな家族なんだろうとか思ってたよ。」


「あ、家の方の『一家』だと思ってたわけね。」


「そうそう。」


「まぁ、ただ聞いただけならそう思うかもな。」


「だよなー?」


「俺は最初本で読んだから、漢字を間違えることはなかったけど」


「うん」


「意味はわからなかったよ。調べた。」


「そっかー。俺は真実を知るまでにわりと時間かかったな。」


「聞けないことってあるもんな。」


「そうそう。恥ずかしかったりして。しかも悪いことに俺は自分で調べなかった。」


「なるほどね。」


「今回はエラい通り過ぎ方してくれたけどね。」


「交通機関は大混乱だったよな。」


「来年はおとなしい台風一過だといいね。」


「そしたら台風じゃなくなっちゃうけどな。おとなしかったらただの風だし。」


「それもそうだな。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ