表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
溢れ出す随液  作者: 耕助
第8巻
75/103

台風直撃

「台風って、なんで水不足の時とかその場所を避けて通るかなー。」


そう、弟は言った。


「人間のことなんて考えてられねんじゃね?」


「でもさ、毎回水不足のダムの上を通過すれば、

みんなもっと台風を好きになるよ。」


「人間の評価なんて台風にとってすればどうでもいいんだろ。」


「そっかー。」


「だってそんなこといったら砂漠とかにガンガン降ってくれればいいじゃん。」


「あー。それもそうだねー。」


「後はなんだろう・・・。アフリカとか?」


「でもアフリカとかだと湿気で病気の蔓延がすごそう。」


「確かにな。まぁ台風だけじゃなくて自然は人間の都合なんて考えてくれないわけだ。」


「あーあ。たまには台風のフェイントとかないかなー。」


「フェイントってwww」


「だっていっつも予測どおりの動きするじゃん。」


「予測どおりに動いてくれなかったら、それはそれで困るだろ。戻ってきたりとかしたら。」


「でも直撃とかするときは、いきなり90度にガクン!とか避けて欲しいなぁ。」


「えらく自分本位な要望だなw」


「自然が人間のことを考えてくれないように、人間だって自分勝手なんだよ。」


「説得力のあるようなないような・・・。」


「いっそのことパっと消えてくれないかなぁ。」


「怖ぇーよ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ