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溢れ出す随液  作者: 耕助
第6巻
59/103

人生の流れ

歳を追うごとに許容できるものが増えている。


「こうでなくてはならない」という気持ちは、日ごとに薄れていく。

それは老いているのではなくて、余裕が出てきたんだろうと感じる。


人間は強いところも弱いところもあるし、

信念もあれば迷いもあり、失敗することだってある。

その全てが当たり前なのだ。それさえわかっていれば

もっと他人を愛することが出来るかもしれない。


もちろん自分に害を及ぼすような輩はイヤだし、

そういった人間を嫌うことだって、自分そのものなんだ。

自然でいい。無理をする必要はない。愛せるものだけ愛すればいい。

頭を垂れていたって、嫌いな者には心の中で舌を出せばいい。


もちろん、ぶつかる事だって必要だ。だけど、どうでもいい人間とは

意見を交換することすら必要とは思えない。そう思うのも自分。


人間らしい人間が一番いい。背伸びしていない、その人らしい人間が。

そしてそういう人間と付き合うことこそ、楽しい人生だと思う。


いろいろなことがあるけれど、それも人生の流れだと納得できるのなら

きっと笑って死ねるはずだと確信する。まだまだ先は長いから。

・・・もし短く終わったとしても、その人生なら満足だ。

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