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溢れ出す随液  作者: 耕助
第5巻
45/103

五里霧中(中編)

気がつくと、天井が見えた。


・・・・?


見回してみると、どうやらここは病院らしい。


隣では母親が居眠りをしている。


「母さん」


「・・・・ん・・・・・・・あ、目が覚めたの?!

良かった・・・まったくこの子は心配かけて・・・・」


「俺はどうしたの?」


「遭難して衰弱していたところを、たまたま登山家の方が見つけてくださったんだよ。

警察に捜査を依頼しようかとも思ったんだけど、アンタたまに寄り道の旅を

してくることがあるでしょ?だから思いとどまって待ってたんだよ。」


「そうか・・・心配かけてごめんなさい」


「本当だよ!この子は本当に・・・お医者さまの話では、

健康に異常はないみたいだから、安心して休みなさい。」


「うん・・・ありがとう。」


安心したせいか、急に眠気に襲われた。


「母さん・・・もう少し寝かせてもらうね。」


母親は微笑みながら黙ってうなづくと、

俺はゆっくりと眠りに落ちていった。

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