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溢れ出す随液  作者: 耕助
第4巻
42/103

Yellow Park

何の変哲もない、大きめの公園。


大きな木々のおかげでなんとなく居心地がいいというだけで、

本当に普通の公園。


しかし、その風景は11月にだけ様変わりする。

その公園に植えられているイチョウの樹が、

黄色く染められた葉を、まるで祝福するかのように舞い散らすのだ。


そして、公園一帯の大地一面が黄色いじゅうたんとなる。


もちろん、木々にも葉が残っていれば、

黄色い空間がそこに出来上がるのだ。

現実離れした黄色の世界は、見ているだけで

異世界に来たかのような錯覚に陥る。


それほど遠くない場所にあるのに、もう何年もあの黄色い世界に

足を踏み入れていない。しかし、そんなことはおかまいなしに

きっとあの場所では一年に一時期だけ、あの黄色い世界を

展開していることだろう。自然とは、当たり前であるはずなのに、

人が作った何よりも、かくも美しいものだ。

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