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溢れ出す随液  作者: 耕助
第4巻
38/103

空を飛ぶ

ずっと前、何の気なしに空を飛べるような気になったので

おもむろに空き地で練習してみた。


自分でも何やってんだろうとか思いながら、

思念を集中し、水に身体を浮かばせるようなイメージで

身体の力を抜いてみた。


すると、フワッ・・・と身体が宙を舞った。


意識は基本的に丹田(下っ腹)に集中。

そこを起点として風を切るイメージで、前に進んだ。


結構集中力がいるもので、少しでも意識を乱すと落ちそうになる。

なるほど、これは神経使うな・・・と思ったのを覚えている。


そんなこんなで人に見られるワケにも行かないので、

今では真夜中に飛ぶことにしている。


いろいろと気を使うことはある。なるべく気付かれないように高めに空を飛ぶ。

でもあまり高すぎると、酸素も薄くなり、気圧の関係で頭痛がしてくる。

飛行機や鳥にもぶつからないようにしないといけない。


本来、人間は空を飛ぶように進化してきていないので、

思ったより不自由で不自然だ。


もし、空を飛ぶことを夢見てる人がいたら、飛べるなら飛べるなりに

気苦労があることを覚えておいてください。


道路と違って全方位に気を使わないといけないから大変だし、

雨の日には意識が乱れるので飛びづらいです。びしょ濡れになるし。

傘差しても風で飛ばされちゃうし。意外と面白くないです。最初だけです。


夜の間だけしか行動できないし、疲れるから旅行なんて行けないですよ。

地図見ながらだと意識が集中できなくて落ちそうになるし。

相当訓練しないと、スピードも車より出せないですしね。


どんな分野でも、努力は必要みたいです。

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