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溢れ出す随液  作者: 耕助
第4巻
35/103

夢の中だけの幼なじみ

未成年の間、夢の中にだけ出てくる幼なじみがいた。


その幼なじみはいろんな夢に登場するんだけど、

現実には存在していない、不思議な存在。


破天荒な夢から、まともな夢までジャンルを問わず

主要人物として夢に出てくる。


成人してからは「彼」が出てくることはないのだが、

(夢自体そんなに見なくなったし)何だか実在しないのに

「あいつ元気かなぁ」とか考えてしまう時もあるぐらいに、

自分の中では馴染みのある存在だった。


しかも俺と一緒に歳をとっていたので、

きっと今頃「彼」も同じぐらい大人になっていることだろう。


夢の世界で、元気でやっているといいのだが。

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