表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
溢れ出す随液  作者: 耕助
第2巻
20/103

abyss ~深淵~

部屋の隅で膝を抱えていると、心の中の光景を覗く事が出来る。


深い、深い闇が井戸の奥底でわだかまっている。誰にでも覗くことは出来る。

しかし、誰にも理解することは出来ない。


何人もの親友を「死」という形で失い、それでも閉ざされていた心の扉は

愛する人によってこじ開けてもらうことは出来た。

その後、いろんなことがありすぎて扉の奥は再び闇に閉ざされることとなる。


「生きている」というその事実だけでも、亡くなっていった親友を思えば、

幸せなことなのだと思う。しかし、生きていても苦しみはある。

がんじがらめで先の見えない未来は、自分自身を深淵へと誘うには

格好の材料だ。


心の闇を、ただ、奥へ奥へと。


それは誰にも気づかれることはないかもしれない。

それは確実に心を蝕んでいく。


ようこそ、深淵の闇へ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ