第1話 世界樹の上の女神
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ドォォォン!!!と光に包まれて移動したその先は・・・どこかの木の上だ。教室ほどの大きさの正円の端まで行くと下に大地が見える。
俺「うおっ、高いなー」
地味に下が遠すぎてあまり見えない。そういえば俺の格好を話しておこう。俺の容姿、格好は黒髪、黒眼で上の服が黒いVネックシャツに黒いロングコート(後ろの模様は2つの剣が真ん中で重なる感じ)と黒い指ぬき手袋になっていて下の服が黒いカーゴパンツとシンプルな黒いベルトとやけに走りやすい黒いブーツになっている。(=全身黒である。)
俺「おっ、道がある。進んでみるか」
正円の端の一箇所に橋がありその先に床が広がっているからそっちの方へ進んで行く。少し進んで行くと神殿(城レベルの大きさ)があった。
俺「城?いや神殿か・・・入ってみるか」
神殿の中に入って行くと真ん中に人?が2人いた。1人はだいたい22歳くらいで薄い金髪でポニーテールの髪をしていて碧眼で法衣?みたいなのを着ている滅茶苦茶美人な人でもう1人は俺と同じくらいの歳の人で茶髪のセミロングで茶眼で服はワンピースを着ていて超絶可愛い美少女だ。22歳くらいの人が俺に話し掛けてきた。
ユグ「はじめまして異世界の人、私の名前はユグドラル。この世界ドレムロアの神の1人の元世界樹神ユグドラルです。それとここは世界樹の上です」
ここはドレムロアという世界らしい。それとここは世界樹の上のようだ。
神斗「神さまなのか。はじめまして俺の名前は桐谷 神斗です。それで俺をこっちの世界に転移させた理由はなんですか?」
ユグ「驚かないのですね」
向こうの世界でこういう系の小説をまあまあ読んでたからあまり驚かなかった。
神斗「まあ、なんとなくそういう系かなって思ってたから」
ユグ「そうですか。おっと話がずれましたね。それで貴方を読んだ理由はこちらにいる私の娘、現世界樹神のまどかとこの世界を旅してもらいたいからです」
あれ勇者やってくれとか気ままに旅してくれとかそういう系じゃないんだ。ここでさっきまで後ろにいた俺と同い年くらいの子が話始めた。
まどか「星宮 まどかです。神斗さん私とともにこの世界で旅をしてもらえませんか?」
名前が日本人みたいだな。あっ、思わず口にだして言ってしまった。
神斗「えっ、名前日本人に似てるな」
ユグ、まどか「そっちですか!」
ツッコミ速いなというかそっちって他になんかあったっけ?ああ旅して欲しいってほうか。元々向こうの世界には未練がないんだよな〜。
神斗「いやそうだけど。旅は一緒に行くつもりだからそんなことよりも神さまでも日本人みたいな名前の人?いや神がいるんだなって思ってな」
ユグ「そんなことってそんな簡単に決めていいんですか?元の世界にも帰ろうと思えば帰れますよ」
神斗「別に帰る気もないしせっかくこんな可愛い子と旅出来るなら一緒に旅しようかと思ってそれよりなんで神さまなのに旅をする必要なんかあるんだ?」
まどか「かっ、可愛い・・・/////」
顔真っ赤にしてるな最初は表情が硬かったけど意外とコロコロ変わるタイプなんだな。というかそんなに真っ赤にされると言ったこっちも恥ずかしくなるな。
まどか「こっ、コホン・・・実は私が世界樹神になったのは今年からなんです。だからこの世界のこととかを勉強する為に下の大地に旅をしに行くんです」
神さまはそんなめんどくさいことしなきゃいけないんだな。でも世界のことがよくわかってないといけない訳だし理にかなってるか。
神斗「なるほどそういうことか。なら次の質問なんで俺を呼んだんだ?」
これが1番の疑問だ。何故俺なんだろうか?
ユグ「それは貴方が向こうの世界で唯一のこの世界の適合者だったからです」
適合者って何なんだ?なにかそういうのがあるのかな?
神斗「俺が適合者?どういう意味だ?」
ユグ「この世界にはスキルと言う物があってそれが向こうの世界で使えるのが貴方だけだったということです」
神斗「でも俺はスキルなんて使ったこと無いぞ」
そうだ俺はスキルなんて使った事がない。というか使えるなら持っと前から使ってる。
ユグ「まあそれは知らなかったというだけです。試しにスキルを発動して見てください」