049
「ちゅぷ…………んん?」
私は口の中の異物感で目が覚めた。
「あ、起きた?」
目を開けるとコウくんの声が聞こえてくる。
「……うん、」
ぼやけている目を擦ろうとしたときには、口の中から異物感は消えていた。
「おはよぅ」
「おはよう」
機嫌のよさそうな顔で、言葉を返される。コウくんの方を見ると、引き締まった胸筋が毛布から出ていた。その姿を見て昨日の事を思い出す。
…………思い出して体が熱くなる。そして、自分自身の今の格好に恥ずかしくなり身を返した。
「ど、どうしたの?」
コウくんはそう聞いてくるけど、私はただ恥ずかしいだけ。昨日は、夜だったからか、2人っきりだったからか、お酒の力もあったからか、大胆に行動できたのかもしれない。それに、今は恥ずかしいだけで、昨日は嫌ではなかったのだから。むしろ幸せな気持ちになれたのだから。
「も、もしかして私の寝顔を見てたの?」
熱くなっている自分の頬を手で触りながら、背中にいるコウくんに問いかけた。
「うん? そうだな、可愛い寝顔だったよ」
「はっ、あわわわ、……っそうよ早く起きないと! みんな起きてるかも知れないわ」
なぜか顔が赤くなってるのを見られたくなくて、毛布をコウくんの方に飛ばし、私はベッドから飛び降りた。
「ぶあっ!? ちょ、ちょっと! その格好で部屋出ちゃダメ!!」
顔面に被さった毛布を取りながら、コウくんはそう言う。
「え、……あっ」
私は裸だった。
「ううぅっ」
さっきとは違う恥ずかしさに、体を隠すよう両手で覆い、その場にしゃがみ込む。
「ほら、服だよ」
「ありが……と」
ベッドからコウくんは服を持って来てくれた。そんなコウくんも裸だ。
昨日見たとは言え、薄暗かったから詳細にはわからなかったが、朝日により明かりが入り込む今、私はコウくんのイチモツを凝視してしまった。
見続けたせいか、コウくんは隠すように私に背を向けてしまう。きっと顔は赤くなっているのだろう。
そんなコウくんを私は愛おしく思えた。
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「さぁみなさん、今日から簡単な依頼で小金稼ぎでもしましょうぞ」
シュリカとリーゼが作ってくれた朝食を食べ終え、俺はそう切りだした。
「「お~……」」
ルナとイーロの調子の悪そうな声が聞こえてくる。
「「うっぷ…………」」
2人は予想通り二日酔いだそうだ。リーゼも結構飲んでいたそうだが、普通な事には驚いた。リーゼは二日酔いには強いようだ。
「今、お水お持ちしますね!」
そう言われ、リーゼに世話を焼かれる2人であった。
……今日はこの2人、依頼は無理そうだな。リーゼも看病してるし……。
「2人で行くか」
シュリカに俺は話しかける。
「……そうね」
「リーゼあと任せていいか?」
「はいっ、もちろんです!」
「じゃあ2人で行ってくることにする」
「わかりました。いってらっしゃいませ」
「いってら~……ウプッ」
最後にルナの変な声が聞こえたが振り向かず、俺とシュリカは家を出た。
「さて、なにやろう」
開口一番に俺は言った。
「ギルド行くんじゃないの?」
シュリカは当然のように答えたが、俺にはもう1つの案が頭の中にあった。せっかくの2人っきりなのだもの。
「……も、もしよかったらさ、で、で、でっ、」
「で? ででで? ……なにそれ?」
そりゃそうだ、ででで何て言ったって俺は1人の大王しか思いつくものはない。……って違う!
「で、デートしませんか……?」
なぜこの3文字は、なかなか口から出てくれなかったのか。もっと上の事はすでにシュリカとやっているのにだ。しかも昨日。
言葉にしたらしたで顔が熱い。改まって見つめられているせいか火照っているのがわかる。
「…………うん、」
シュリカが俺の手を握った。
「行こう!」
そして今すぐにでも抱きつきたくなるような笑顔を見せてから、そう言うと俺を引っ張って歩き始めた。
今思えば、デートらしいデートというのは初めてかもしれない。
2人でどこか行くという事はあまりなかったし、行ったとしても買い出しくらいのような気がする。2人きりの時はあっても、完全な二人の空間は無かった。いちゃつくにしても、ルナとリーゼの行動を気にしてしまい隠れて数分くらいだけだった。デートというのを、俺は意識して考えたことはなかったな……。
ダメじゃん! ダメダメじゃん!
なに今になって気づいてんでしょうか、俺は!
「……シュリカ、ごめんな」
そんな言葉が口から出ていた。
「うん? コウくんまた何かしたの?」
手を握ったまま、先を歩くシュリカは俺の方を向く。
「そ、それは俺がいつも何かしてるってことか?」
「うんっ」
「はやっ!」
即答ですか……。
「じゃなくて、今までこういう事してこなかったしさ、あの、気が回らなくて」
「…………」
俺が喋っていると、無言で俺の顔を見つめてきた。
話しているときは顔を見て話すものだが、この状況は恥ずかしいので見ないでほしい。
「……ぷっ、コウくんってば」
あはははは、と盛大に笑われた。目尻に涙も浮かんでいる。
「そんな笑わなくても……」
「ご、ごめん、コウくんが可愛くってつい」
そう言われて、俺の顔はリンゴのようだっただろう。なんせ顔の芯まで熱かったのだから。
「気にしなくていいのに。私は好きでコウくんについて行ってるんだもん。コウくんが私の事を好きでいてくれるだけで私は嬉しいよ?」
そんなことを照れもせずさらっと言われた。朝の照れようは何だったのかと聞きたくなる。……まぁ聞けないんだけどね。
「ぁ、ぁりがとぅ」
「うふふ、じゃあ行こう。今日を楽しもう!」
握っていた手を強めに握り直されて、俺はまた引っ張られたのだった。
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「さぁみなさん、今日こそ簡単な依頼で小金稼ぎでもしましょうぞ」
「おーっ!」
ルナの声が一番に帰って来た。今日はもう大丈夫のようだ。
というわけで俺たちは冒険者ギルドへと向かう。
昨日帰ってから、浪費しかしていないのでギルドに行かなかったと正直に言うと、少し冷やかされたもののそれ以上は何も言われなかった。聞かれなかったのだから言う必要はないと、俺もシュリカも特に昨日の話はしなかった。イーロ辺りが聞いてくると思ったんだが、気を使われたのかも知れないな。それか二日酔いのせいか……。
ギルドに近づくと、イーロは案の定ギルドには入りたくないという事で、近くで待機してもらい俺たちはギルド内へと入る。
人が多いからか依頼が張ってある掲示板も大きいという事に気づいた。前に来た時は掲示板自体見ていなかったな。
掲示板にはランク別にわかりやすく貼ってあるのだが、結構な枚数があるため選ぶのがめんどくさいという気持ちになる。
「……ダンジョンでもいいかな」
と言う俺の一言で目的は変わった。
受付の人にダンジョンの情報をもらう。もちろんここから一番近い中級のダンジョンだ。地図も購入して俺たちはギルドを出た。ついでに、ランクも見てもらったが変わりはなくEのままだ。
「お待たせ」
イーロのもとに戻り今の話をすると、「ダンジョンは結構人がいるんだよな」と言われる。受付の人にも言われたが、俺は下層に行けばいいだろうと思っている。
「まぁ行ってみよう」
「そうだな、人が少ない時もあるだろうしな。道はわかるついて来てくれ」
そう言って歩き出したイーロがなぜか頼もしく思えた。
ダンジョンに着いて早々、冒険者がごった返していた。
「……え? 流石に多すぎじゃないか……?」
「中級ダンジョンってのは初級より混むからな。ほとんどの冒険者は中級だし、それ以上のランクの人でも上級は1人じゃつらいからな。囲まれたらそれこそ一巻の終わりだ。逆にパーティの中に1人でも上級ランクの人がいればGやEランクの人を守りながら探索くらいは出来るわけだ」
だから必然と人が集まる。とイーロは言った。
その話はダンジョンに向かう前に言ってほしいと俺は思ったが、もう遅い。
「ま、まぁ取り敢えず下の方行ってみよう。人いないかも知れないし」
受付の人とイーロの話によると、このダンジョンは森のようだということだ。ボスはヒュージュウッドと言うらしい。ウッドと聞くと木が連想されるがヒュージュってなんだ? と思ったが調べることはできないためイーロに聞く。するとイーロは大きい木の怪物だと教えてくれた。更に、このダンジョン最下層が36層という結構な深さなのだ。
ボスの所までは行かないにしても20層くらいまで降りちゃえば、人はいないんじゃないかと俺は考えた。
ダンジョンに入る前にちょっとした作戦会議をしてから、俺たちははぐれないように注意しながらダンジョンに潜っていった。
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「うにゃ~……つかれたぁ」
日が沈み始め、暗闇が世界を覆い始める頃、俺たちはダンジョンから抜け出した。
「中も人多かったね」
「そうですね」
「魔物より人との遭遇の方が多いとは……」
「しかも途中でボス倒されたしな」
俺の予想は外れていた。
悲しい事にやっとこさ21層にたどり着いたという時、ボスが倒された時に出る光にダンジョンが照らされたのだ。
そこから宝探しをやるも何も見つからず時間だけが無駄に過ぎていき、冒険者が多く入っているせいか残っている魔物との遭遇もなし。魔物はボスが倒されて1日経たないと出現しないという不思議なシステムがダンジョンにはあるため探索を終える。
今回倒した魔物6体。名前は知らないが2種類の魔物を倒した。どちらも自然のものを原型にしていて、誰にも言わなかったが、この世界で一番最初に殺り合った薬草モドキが俺の頭に浮かんでいた。
そして、魔物撃退で得たものはドロップアイテムを1つだけだ。
帰り道、ダンジョンは失敗だったから次からはちゃんと依頼を受けて地道に稼ごう。という結果になり、家につくと玄関先にハンナの姿があった。
「おかえりなさい」
身を丸くして座っていたハンナは、俺たちに気づいてそう言ってくれた。
「あっ、ただいま。もしかして待ってたか?」
時間を確かめると今は18時台だ。
「……ううん、大丈夫だよ!」
ハンナの返事には少し間があった。もしかして結構待たせてしまったんだろうか。
「ごめんな、今開けるから」
俺はカギを取り出しているとハンナは立ち上がり、「まだまだ寒くないから大丈夫だよ」と言っていた。俺はその言葉を聞き流し、ドアを開けてから俺はハンナにあるものを手渡した。
「お詫びといってはなんだが、これをあげよう」
「……い、いいの!?」
それを見てハンナは目を丸くして驚いていた。
微笑みながらその横をシュリカが通り、その後を続くようにルナとイーロも家の中へと入っていく。
「まぁね。これから一緒に住むんだし、これがないと自由に入れないだろ」
「ありがとうっ」
嬉しそうに手を胸元へと持っていき、俺から受け取ったカギをぎゅっと握っていた。
昨日、シュリカとのデート中、アリナさんの所に寄り聞いたところ、「好きにして良いよ~」との事だったので、カギを作ってくれる店を探し、全員分カギを作ってもらっていたのだ。昨日ハンナに会わなかったから今になってしまったが、他のみんなはすでに持っている。
「ハンナ様は今日も食べて行くよね?」
まだ玄関先に残っていたリーゼが、様はついているがフランクな口調で聞いていた。
「うんっ」
「リーゼちゃーん、ご飯作ろー」
ハンナが返事をした直後、家の中からシュリカの声が届いた。疲れているのに悪いなと、口には出さず感謝する。リーゼは、「了解」とハンナに言ってから、「手伝いまーす」と言い、家の中に入っていった。
俺もそれに続いてハンナと一緒にリビングまで向かう。ルナとイーロは、腹減ったなぁと話しながら、いつの間にかに決まっていた指定の席に座っていた。
「一昨日ダンジョン行くかもって言っておけばよかったな」
ハンナに言うと、「わたしが勝手に来てるだけだから」という答えが返ってくる。こんな言葉が出てくるのは遠慮をしているからなのかと勘ぐってしまうが、ハンナの表情を見る限り素で言っているようなので、まぁ良いかと俺は続けた。
「何時ごろに来てたの?」
「えーっと、1回2時頃に……あっ!」
さりげなく……かはわからないが誘導尋問じみたことに成功した。
「そうか、悪かったな」
「そ、そんなに心配しなくても大丈夫だよっ。いなかったから一旦帰ったもん」
焦ったように言うハンナを見て微笑ましく思う。
「な、なんで笑ってるの!?」
そんな事を言われた時、今更ながら俺は思った。
ハンナ午後の学校の授業、出てなくないか? 再会してから午後は結構の確率で会ってるし、まさか……。
そうだとすると繊細な問題だ。俺が介入していいかどうかが……。
「……う~ん」
小さい声で唸る。横を見ると、いつの間にかルナと楽しそうに話しているハンナの姿が見えた。
もしそうだとして他の人に聞かれるのは嫌だよな。2人になった時、聞いてみよう。
そう決めて俺も会話の輪に入っていった。
しばらくして食事が出来上がり、食卓に並ぶ。
「いただきます」
シュリカの一言で食事は始まった。
「あ、あのー」
その一言で、食事中のみんなの注目はハンナに向けられる。ハンナは緊張した様子で話し始めた。
「きょ、今日から、一緒に住んでも大丈夫なんですけど……い、良いかな……?」
「もちろんだよ!」
ルナはいつも通りの笑顔でハンナを受け入れた。
それならさっき言っといてくれても良かったのに。と思ったが俺はある言葉を思いつき、喋り出す。
「というか、この質問はおかしいぞ」
「え!?」
俺の言葉にハンナは驚く。
「なぜなら、俺たちはもうハンナと一緒に暮らす気でいるからな!」
決まった!
内心そう思っていたが、何ヶ所からか冷たい視線をもらう羽目になったのだった。
「ほどほどにしとけよ」
ご飯が終わると酒盛りの時間だそうだ。俺は、麦酒は苦手なので早々にこの場から去ることにした。食べ終わった後、ハンナは部屋に荷物お置いてくると言っていたから、その手伝いでもしてこようかなと俺は飲んでいる4人を置いて二階へと上がった。
「入っていいかー?」
ノックをしてから尋ねると、「はーい」と声が返ってくる。
「邪魔するぞ~」
ドアを開けて入ると白を基調としたシンプルな内装が目に入る。
初めて入ったが、女の子の部屋だといっても女の子女の子した感じではない。買ったものは一度俺が見ているから大体の感じは予想できたが、俺の部屋と似たような感じだ。大きなベッドにタンス、燭台が数本。他に必要と思ったものはその都度集めればいいという考えだ。
ハンナは自分の服の整理をしていたようで、タンスにしまうのをきちんと畳んでいるみたいだ。
「手伝おうと思ったが……大丈夫そうだな。何か手を貸してほしかったら言ってくれ」
そう言い俺は床に腰を下ろした。
「うん、大丈夫。もう終わるから」
顔は俺の方を向いていたが、手は動きっぱなしだ。
器用だな。
そんな事を思いながら、ハンナが片付けを終えるのを待った。
実は俺がここに来た理由は2つあった。1つは言った通り手伝いだったが、それは終わったので2つ目の事を俺は口に出した。
「あのさ、」
一呼吸置いた、その時俺は直接的に聞くより遠回りに聞こうと考えた。本当に学校で何か嫌なことが起こっていた場合、傷つけかねないと思ったのだ。
「学校の調子はどうだ? ほら、勉強とか友達とかさ」
「うん?」
ハンナは何でそんなことを今聞くのかと思ったのだろうか、首を少し傾げていたが俺の質問には答えてくれた。
「勉強は大丈夫だよ。この国の成り立ちとか、魔法の事をいろいろ知れて楽しいよ!」
勉強はだと! という事はもしかして……。
「友達もいるよ! 一緒に勉強したり、魔法の練習してるんだ」
俺の心配とは裏腹に笑顔でそう言ったのだった。
「そ、そうか、それは良かったよ。いつもお昼頃来てるから、何かが原因で午後の授業抜け出してるのかと思ってさ」
あっ……。
安心した俺はぽろっと口走ってしまった。
ミスったな。何で言っちゃったんだ。
「ふふっ、兄さんありがと」
ハンナは作業を終えたようで俺の隣に座りながら微笑んだ。
「入学当初は色々あったんだけど……もう大丈夫。良い友達がいるから」
「……そうか、そりゃ良かった。その友達を大切にな」
俺はハンナの頭に手を置いた。
「うんっ」
「そうそう、じゃあ何でお昼頃に学校終わってるんだ?」
それならどうして昼終わりなのかという疑問が残っていた。普通に授業をさぼっているのか? 不良少女になってしまったのか!?
「それはね、今月テストがあるの。だから10日以降は先生が座学のテスト作りと、実技のテスト内容を考えるから午前中の座学だけになるんだ。でも、午後もいつも通り学校は開放されているから武術と魔法練習はできるよ」
「テスト……あるのか……」
さぼってもいないようだ。良かった良かった。あの忌々しいものがあるそうだが……。
「点数いかないと留年もあるんだよ」
「でも、ハンナは勉強できそうだから大丈夫だな」
俺は思った事を口にした。
「座学は大丈夫そうなんだけど……魔法の試験が心配なの」
ハンナは魔法の中でも治療魔法に特化して習っているそうだ。ミリアさんみたいになりたいと言っていたしな。
「実践と違って、誰かに審査されていると思うと緊張しちゃって……」
そう言うハンナは体を丸めていた。
「大丈夫だよ、実践と思って周りの事なんて忘れてやればいい。それに魔法の事なら優秀な人がいるから聞いてみるのもいいと思うよ」
「誰?」
「下で酔っぱらってる人。あとで言っといてあげるから」
「うん?」
ハンナは首を傾げると、タイミング良く、廊下の方からドタドタと階段を上る音が聞こえた。
「あら、下はお開きになったのかな」
俺がそう言うと同時にこの部屋のドアが開かれた。
「あっ、コウちゃん! どうしてこっちにいるの?」
姿を見せたのはルナであった。顔は赤くなっているが呂律は回っていた。この前よりは飲んでいないようだな。二日酔いで懲りたのかな。
「このルナが、魔法の先生だ」
勝手に先生と俺は呼んだ。
「ルナ……さんが?」
そういえばハンナは俺たちが戦ってるところは見てないんだよな。だから驚いたのだろう。
「うにゃ?」
ルナは流れを理解していないようだ。まぁ当たり前か、今来たばかりだからな。
「そう。ルナさん、良かったらハンナに魔法を教えてやってくれないか?」
「うん? いいよー」
そう言うと、ハンナの傍に寄って行ったルナは、「どんなことを聞きたいの?」と早速聞いていた。
ルナは面倒見がいいからな。あとは任せておいて大丈夫だろう。
「んじゃ俺はそろそろ寝るかな。おやすみ」
そう言って部屋を出て、自室に入った。
ルナが来たという事はシュリカも来るだろう。今日もいちゃいちゃしたいなーと思いながらベッドに入り、シュリカが来るのを待つのだった。
閲覧ありがとうございます!
ついに50話目です!なんか嬉しいですね(笑)
話は変わりますが、名前変えました。どうぞよろしくお願いします。




