1/3
プロローグ
プロローグ
いつも通りの部活でのこと
俺、蔵池昴は一人っきりの部室でのんびり読書していた。
「ん?足音が?......」
どう考えてもこちらへ向かっていないか?
ここは桜彩学園の高等部
ここには本館と部室棟が二つあり、
その中でも第二部室棟は研究部等、部活にすらなっていない部活が使うため、人通りは少ない。
足音がこっち来てるってことは
うちの部活に用があるんだよな?......
なんて考えてる間に、ドアが勢いよく開かれた。
「こんにちはっ!!
新入部員の倉野由姫です!!
よろしくね!蔵池君!」