作画良かった一方で尺の短さも感じた2025年春アニメ感想と総括
2025年春アニメが終わりました!
私は普段なろう系・異世界物のアニメを中心に楽しんでいます。皆さんはいかがでしょう?
なろうエッセイをお借りし、紹介と感想をまとめました(ネタバレはなるべく抑えます)
個人的な満足度という形で点数付けもします。私の中では50点いまいち、60点まあまあ、70点良作レベル、80点名作レベルで満足したというイメージです。
(評価基準についてはどくアニというアニメレビューサイトに大きく影響受けています。さらにいうと視聴前再生ボタンを押す際、どのくらい楽しみでテンション上がるかを1つの基準にしています)
個人的に作画よりストーリーが合うか重視する傾向があるため、私が個人的に楽しんだ度合いについては個人的満足度、作画やアニメの演出が良く、配信人気等も含めより多くの視聴者に薦められると思った度合いについてはおススメ度と、2つの基準で評価する方式を取ります。
※18作品紹介するため相当な長文になってます。最後に総括もまとめているので飛ばしつつ最後まで読んで頂けると幸いです。
春アニメで小説家になろうで連載している、あるいは連載していた作品は全9作品でした。その内「ゴリラの神」「神統記」を除いた7作品を視聴したのでまずはそちらを五十音順に紹介します。
※「未ル」もなろうに掲載されていますがアニメ放送に伴う脚本公開なので除外しています
・一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる
個人的満足度 60点 おススメ度 ☆3
冒険者パーティから役立たずと言われ、一枚の金貨を手切れ金に追放された治癒師の青年ゼノス。 貧民の生まれで、自己流の治癒魔法を使うゼノスは治癒師のライセンスも持たない。行く先をなくしたゼノスが路地を歩いていると、腹を刺された瀕死のエルフの少女リリと出会う。
貧民街の外れにある廃墟街にひっそりと開業した治療院を舞台に、無免許天才治癒師による無自覚最強ファンタジーが始まる
モグリの医者に幼い助手が付くということで、手塚治虫先生の名作ブラックジャック(以後BJ)オマージュした作品なのかと感じます。ヒロインズ先出しの1話は掴みとしていまいちだったなと。ハーレム物として魅力あるヒロインなら先出しも分かりますが、リリ以外の亜人ヒロイン3人のキャラデザがいまいち可愛くなく設定も似たような感じで正直魅力を感じなかった。後半も魅力出すどころか主人公の秘密ばらして足引っ張る存在になってしまうし。霊のヒロインも医療物としては禁じ手もいいとこでいまいち必要性感じず。BJオマージュでリリはピノコから来てるなら、ライバルドクターキリコの女性版とか性転換に悩む如月先生や恋人との関係に悩むブラッククイーンオマージュのヒロイン出しても良かったなと。
2話からはキャラ紹介からで普通になりました。ゼノスのキャラがぶれないのは悪くなかった。見落としているかもしれませんが「もう遅い」がアニメで聞けたのは初かも。
後半はOP映像も含め一気に雰囲気変わり医療チームに潜入しての権謀渦巻く院長選が展開されます。BJにも院長選ありましたしこれは良かった。ただ金権主義を象徴するキャラ、ゴルドランを否定する流れはもう少し清濁併せ持つ展開があればなと。個人的にはゴルドランの一部を救う考えも分かるんです。全部救うのが1番だが誰しもゼノスみたいな実力があるわけじゃない。BJは超有能ですが実は意外に患者救えない話も多く、主人公が万能すぎる本作とは根本的に違う。そのため本作はBJオマージュしてるようで微妙にできていない、BJ大好きな私としては忠実にオマージュすれば絶対面白い作品になるのにと、その辺が不満でした。
リリは作画良くて抜群に可愛かったし、後半出たクレソンはキャラたっていました。シャルロッテはまさにBJに出るようなわがままなお嬢様でこちらを追加ヒロインにしてもよかった。ED映像はキャラ毎に変化させるなど、量産型で終わらせないようスタッフの尽力は感じました。
・俺は星間国家の悪徳領主!
個人的満足度 70点 おススメ度 ☆3
星間国家アルグランド帝国の辺境を治める伯爵家に生まれ、幼くして当主となった転生者リアム。 善良さ故に奪われ続けた前世を反省した彼は、今度は奪う側である「悪徳領主」となり民を虐げようと決意!しかし。 リアムなりに「悪徳領主」らしく振る舞っているはずが、なぜか民からは感謝されて好感度は上がりっぱなし……!? 魔法ありロボットありの星間国家を舞台に、超銀河スケールでお贈りする勘違い領地経営譚が堂々開幕!!
冒頭からキスマイの宮田さん演じる前世男がめちゃくちゃひどい目に遭う衝撃的な1話(^^;
ストレスフリーはどこいった(笑)その後もドラえもんの夢幻三剣士に出たような転生先が出てきたり惑星あり宇宙ありロボットあり自動人形あり・・良い意味でひっちゃかめっちゃか。量産型異世界物と何が何でも差別化する!という強い意志を感じます。
時系列が流れて酒場が発展する様子や、子安さん演じる案内人の涙ぐましい活動を毎回入れるなど原作1巻のみをゆっくりアニメ化していました。そのため展開こそ遅いですが昔のアニメのような面白さも感じます。最終話のタイトルは「家族」1話で家族を色んな意味で失った主人公がどう取り戻していくか、向き合っていくかテーマ性は感じるものでした。
同作者三嶋先生の作品だとセブンスとモブせかを楽しんでいました。「ハーレムと言ってもいろいろあると思うのです」というエッセイで語られていますが三嶋先生の作品はハーレム物ながら主人公がハーレムの維持に苦労したりヒロイン達が人形ぽさがなく独自の思惑で動くのが魅力だなと。
一方の星間国家は主人公が女性不信気味でヒロイン候補達がそこまで活躍せずハーレム物の面白さがある作品とはまだ言えず。でもヒロインの1人クリスティアナが人外への改造という超絶ひどい目にあった後主人公に助けられ惚れる展開はさすがだなと。馬車に襲われかけて助けられて惚れるというのがなろうのテンプレでそれだと軽いヒロインになりかねませんが、ここまでひどい目にあった後惚れるなら説得力が出ます。原作はまだまだ続いているようなのでどうなるかは気になる。ぜひ続き読んでいきたいと思います。
・Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。
個人的満足度 65点+@ おススメ度 ☆3
「抜けさせてもらう!」―― 赤魔道士のユークはそう啖呵を切って、5年間在籍したAランクのパーティ「サンダーパイク」を離脱した。彼は、他のメンバーから過小評価、否、バカにされていたことに耐えきれず、ついにその地位を捨てたのだ。 パーティを探していたユークはマリナ、シルク、レインという元教え子3人と再会し、彼女たちのパーティに加入した。「先生」と慕ってくれる彼女たちに励まされ、次々にクエストを達成。そして、配信用魔法道具「キャメラット君」による“冒険配信”を通じて、パーティ「クローバー」は世間に名を馳せていく。
強烈な追放側キャラ・サイモンが印象的な前半クール。そのサイモンが離脱した後半クールは何をやるかという話ですが今まで影が薄かったハーレムメンバーも活躍するようになり良かったなと。婚約されそうになったレインとマストマ王子との関係とか。結婚式乱入みたいに周りに迷惑かけながら奪取するのでなくマストマ王子とも建設的な関係を築くのが良かった。
振り返るとハーレム物として必要なことが一貫して描かれていたと思います。ユークは魅力ある人物として終始描かれてたし、勇者ということで甲斐性もある。サルムタリア王国の男性社会も重婚できる世界観・価値観を伝える上で必要なことだったなと。男性社会といっても逆に男性に責任が生まれる社会であって女性蔑視とは違うことが伝わります。
配信物ということは全然活かせてなかった。OPでも出る解説の猫キャラなんか後半ほとんど出ず存在を抹消された気が(^^;確かに配信部分ってアニメとして描くと面白いのか?という問題があります。割り切ってカットするのは1つの選択。ただ今後なろう原作は配信物が増えてくるはずで、今後のなろうアニメの課題だと思います。
全体的に賛否分かれる作品ではあります。ストーリーがテンプレなのもありますが何より世界観が伝わりにくい。配信物にも関わらず一般市民が描かれておらず独りよがりの作品というか。
しかしテンプレな話・独りよがりの話がだめならエロ漫画とかほとんどが批判されるものになってしまう。視聴者側も割り切って想像で補いながら楽しむ作品があってもいいのでは。15話とか戦闘作画を頑張ってる回も多くサブキャラの作画まで良い。OPEDも3パターンもあってどれもこだわっていました。3番目のEDの歌詞「いつか出会える きっとまた会える」は最終話に別れたあのキャラのことでしょうね。制作陣の尽力は伝わったし、2期が決定とのことで、ハーレム物としてより深堀されることを期待しています。
ほんと退屈と感じる部分こそありましたが振り返ると一貫性はあり妙なこだわりを感じたというか、レビューする上でなかなか考えさせられる作品でした。
・片田舎のおっさん、剣聖になる
個人的満足度 75点 おススメ度 ☆4
片田舎で道場を構えるしがない剣術師範の中年、ベリル・ガーデナント。 剣士としての頂を目指した日々は遠く過ぎ去り、自身の実力に気持ちの折り合いをつけてのんびり過ごしていた彼のもとへ 今や王国騎士団長にまで出世した元弟子の一人、アリューシアが十年の時を経て来訪する。 このまま田舎暮らしで静かに生涯を終える、それでも構わないと割り切っていたベリルの運命が、大きく変わる──!
コミカライズが爆売れしている作品ということで作画かなり力入っており、制作会社パッショーネ入魂の殺陣シーン。ドイツ剣術も取り入れたそうで迫真の映像でした。西川貴教さんの曲と絵がマッチしたOPも良く、毎回作品に入り込みやすい。
ストーリーとしてはそこまで奇抜とは感じませんでしたが発想を変え、日常物として見るとなかなか良かったなと。娘として同居することになったキャラへの接し方に悩んだり、ネズミとと格闘したり。壮大でなくても地に足がついたストーリーでした。
そしてぼやきとか柔らかい口調とか、主人公の年齢を重ねた上での魅力がきちんと描かれているのは本作ならではの面白さだなと。おじさんになっても若々しく魅力的なキャラは数あれど、加齢を魅力に転じたキャラって少ないと感じます。
ベリルの声優はワンピースのサンジが有名な平田広明さん。公式アニラジを聞きまして、ゲストのヒロイン声優との掛け合いが新鮮で楽しかったです。
本作はコミカライズではなく小説準拠ということでコミカライズファンからは漫画の魅力が出せてないとかなり批判意見もあったそうです。しかし私が3月に投稿した「なろうアニメの強み・課題・問題点について」でも語らせてもらってますが、コミカライズの多くは月間連載で進行が遅く、せっかく人気出ても2期3期と続けていく上で間隔が空いてしまいます。なろう原作なら基本的に小説準拠にすべきというのが私の持論です。あとコミカライズの魅力を十分に出したアニメにしてしまうと逆にコミカライズを買う意味がなくなってしまい売り上げが落ちかねない。理想論ではありますがアニメとコミカライズは別路線の魅力を出し棲み分けるのがいいなと。
(来年2期放送が決定しましたがコミカライズのストックがないのでその時点で小説準拠でないと無理ですよね、ネガティブな意見多く見ましたが逆転の発想でそういう予測というか、建設的な意見も目にしたかったな)
・完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる
個人的満足度 55点 おススメ度 ☆3.5
この世界には、魔物から国の守護を担う『聖女』が存在している。 ジルトニア王国で聖女を代々輩出する家系に生まれたフィリアは、厳しい教育により「歴代最高」と評される程の実力を身につけ、日々お務めに励んでいた。 しかし、あまりの隙の無さに「完璧すぎて可愛げがない」と周囲には疎まれ、婚約者の第二王子ユリウスからは婚約破棄されてしまう――。 さらにはお金と資源を対価に聖女不在で苦しむ隣国パルナコルタ王国に売られて、故郷から旅立つことに。 悲惨な待遇を覚悟して隣国へと向かうフィリアだったが、そこで待っていたのは予想外の大歓迎で……!?
序盤は追放物のテンプレかと思いきや、ジルトニアに残された妹のミアにスポットが当たって期待もてました。2つの王国の物語が交互に描かれW主人公物の要素がありテンプレ作品と差別化できています。ミアが姉さん大好きで百合物としての面白さも備えている。
ただ最終的に期待してたものとは違ったなと。勧善懲悪すぎた。本来追放側は反対意見を抑え込んでいるわけだからある意味有能な面もあるはず。ユリウスがあまりに愚かなキャラとして描かれ主人公側を持ち上げる踏み台のように見えてしまったというか。昨年放送のダリアにも感じたことですがキャラ数多い割にやたら主人公サイドを持ち上げる似たようなキャラが多くあまり有能に見えなかった。
愚かでもユリウスなりの正義があったり、ミアが有能なユリウスを権謀術数画策してより有能さを見せ抑え込んだり、現実主義勇者のソーマの粛清みたいにミア側に手を汚す覚悟を見せてくれればもっと良くなったと思うのですが。
OPはわたこんの人で曲も映像も素晴らしかったです。ジト目キャラやSDキャラ演出は面白いしサブキャラ含め女性キャラも可愛いし、クオリティは決して悪くなかっただけにストーリー面で惜しいと感じた作品でした。
・鬼人幻燈抄
個人的満足度 65点 おススメ度 ☆4
時は天保十一年(1840年)。大飢饉により人心が乱れた世において、鬼が人の姿に化け、戯れに人をたぶらかすようになっていた。江戸の街から遠く離れた山間の集落・葛野。この集落に、甚太と鈴音という兄妹が暮らしていた。幼い頃に、ある理由から葛野に来たよそ者の二人だったが、皆に受け入れられ仲睦まじく日々を過ごしていた。集落には、「いつきひめ」と呼ばれる巫女がおり、成長した甚太は巫女の護衛役を務めるように。そしてある日、甚太は鬼の討伐に赴いた森で、遥か未来を語る不思議な鬼に出会う―
三人の運命の歯車が重なり、そして狂う時。人と鬼、長きに渡り時代をも巻き込む大きな災いが降り注ぐ。江戸から平成へ。刀を振るう意味を問い続けながら百七十年という途方もない時間を旅する鬼人の物語を描く、和風大河ファンタジー。
連続2クールということで13話まで視聴。2011年頃からArcadia、その後なろうにも連載されたかなり古い作品と聞いています。使い古された内容かと思いきや、ストーリー相当こだわってました!毎回入念に伏線が張り巡らされ6話はかなりの衝撃。伏線がすごい意味では薬屋のひとりごとに通じるものがあります。キャラデザが地味だったり暗い話が続きテンションがあまり上がる作品ではないので現状点数はそこまで高くしてないですが、最終的に2クール通して見ることで何か得られるものがありそうと楽しみにしています。制作の横浜アニメーションラボは近年評価されてないようですが天才王子とか楽しませてもらった会社であり頑張ってほしいです。
・薬屋のひとりごと 第2期
個人的満足度 80点 おススメ度 ☆5
帝の寵妃・玉葉妃の妊娠判明により、猫猫は翡翠宮の毒見役に復帰。 妃、そして帝の御子を狙った事件が再び起きないよう警戒をしながら、日々を送っていた。 先帝時代からの重臣を父にもつ新たな淑妃・楼蘭妃の入内、壬氏の命が狙われた、前代未聞の未解決事件、そして消えた容疑者・翠苓。 不穏な空気が晴れない中、外国からの隊商、さらには無理難題な要求をする特使も来訪。宮中にはさらなる暗雲が立ち込め始めていた。 猫猫と壬氏を待ち受ける新たな難事件。それらは、やがて国をも巻き込む一大事件へと発展していくー
EDに代表されるように、子翠と小蘭との友人関係に軸を当てる展開は今までにない感じで新鮮。平和な風呂回、アイス回などを経て、伏線がどんどん回収されていく壮大な展開もすごかった。1度見ただけだと話が十分理解しきれない部分もあるんですがこれは私がネタバレを恐れてアベムジカとか好きな作品でするニコ動での見返しや、SNSでの解説をあまり見てこなかったのもある。決定した続編開始前までに4クール見返していくつもりです。じっくり展開していたし必要な情報は十分アニメに盛り込まれていると思うし子翠の登場時など見返すことで新しい発見も多そうで楽しみにしています。
しっかり4クールで展開した割には帝周りとかまだ謎も多く残っているとは思う。その辺は続編に期待するなり原作読むなりしていきたいです。あのキャラとの再会あるといいな。
以上が小説家になろうに掲載された作品です。この後はそれ以外に見た11作品を五十音順に取り上げます。
・アポカリプスホテル
個人的満足度 75点 おススメ度 ☆4.5
人類がいなくなり、長い年月が流れた地球。 日本の首都・東京の銀座にあるホテル『銀河楼』は、今も運営を続けている。 働いているのは、ホテリエロボットのヤチヨを中心に、各部署で働く従業員ロボットたち。オーナーの帰還と、再び人類を迎える時を待ちながら、宿泊客のいないホテルでひたすら業務を行う、永遠とも思われる日々。 そんなヤチヨたちに、今、小さな奇跡が起ころうとしていた――
オリジナルアニメなので先が予想できない作品を期待していましたが見事応えてくれました!
冒頭からいきなり人類に訪れる衝撃展開。昔からドキュメンタリーでやってたような人類滅亡後の世界とか人類滅亡後の生物進化とか好きだったので期待膨らみました。
戦闘回・推理回・ギャグ回・情緒回など毎回味変がされており次に何が来るか予想できない楽しみがあり。個人的にはギャグが不謹慎ネタ等やや合わなかったのと、終末ドキュメンタリー大好きでリアリティあるものが見たかったので期待しているものとは少しずれていた感じ。時間経過で同僚ロボが多数壊れているのに修理されず稼働中のロボがその後の時間経過で壊れなかったのが違和感でしたが、まあポン子が点検していたと解釈しています。ストーリーで衝撃展開というよりは、日常物の枠で毎回突拍子なことをやってくれる感じ。間違いなく面白い作品だし人によっては名作にもなりうる作品だと思います。ポン子はダイの大冒険のポップばりの名脇役でした。
・GAMERA -Rebirth-
個人的満足度 80点(前半70点終盤85点) おススメ度 ☆4.5
最後の夏。友達。そして怪獣̶̶。 1989年夏、小学6年生のボコ、ジョー、ジュンイチは、小学生最後の夏休みを迎えていた。 それぞれの心にある、将来に対する漠然とした不安。 そんな3人の前に、在日米軍司令官の息子、ブロディが現れた。3人で貯めた現金をうばっていくブロディ。 怒ったボコたちは、お金を取り返すための作戦を計画する。 その作戦を実行しようとした時、町に危機が訪れる。怪獣ギャオスが突如、東京に襲来したのだ。 ギャオスによって廃墟となった町に立ちすくむ4人。 ギャオスが彼らに狙いを定めた時、巨大な怪獣が現れる。その名はガメラ。 これが4人の「怪獣の夏」の始まりだった。 次々と現れる怪獣。傷つきながらも戦うガメラ。 そして少年たちは伝説を目撃する
以前ネトフリ独占配信で視聴できなかったですが今回NHKで放送ということで見ました。
前半は普通に楽しめる作品だと思ったんですよ。現代でなく1989年の世界観新鮮だったし毎回怪獣出てきて子供がピンチになってガメラが助ける、1パターンではあるけど安定して楽しめる作品。
ところが後半、特に終盤の展開には唸らされました。人類側の敵役が出てきてから凄かった。小物臭が全然なく壮大な考えと彼らなりのポリシーがある。しっかり悪役もしており純粋にガメラや主人公達を応援できたのも良かった。2021年のゴジラSPも悪くないアニメでしたがあれはジェットジャガー中心でゴジラに全く感情移入できない作品だったので。
キャラは数が少なめな分丁寧で、1人1人弱さも描いているのいいなと。タザキなんて子供を守る大人のはずがかなり弱い面勝手な面を見せつつ彼なりに頑張るのが良かったです。そんな中、主人公陣営の1人の終盤の豹変はとんでもないサプライズで目を疑いました。
ゴジラ含め怪獣映画は昔から好きで昭和も平成ガメラも大体見ました。それと比較しても相当上位の面白さでは。映画と比べ圧倒的に尺が取れる。あとガメラシリーズって子供の活躍が重要ですが、実写だと子役の演技にどうしてもむらが出てしまうので子供中心にするのが難しい。アニメだとその心配がないですし、アニメにした意味もある作品でした。
・勘違いの工房主~英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話~
個人的満足度 65点 おススメ度 ☆3
英雄パーティで雑用係として働く心優しい少年・クルトは、 ある日突然「役立たずだから」とパーティを追い出されてしまった。 さらに、戦闘に関するあらゆる適性が最低ランクだと判明。 クルトは生計を立てるため、さまざまな仕事を手伝うことに。 すると、行く先々で人間業とは思えぬ驚異の才能で大活躍! 実はクルトは、戦闘以外のあらゆる分野の適性が最高のSSSランクだったのだ…!
なろうではなくアルファポリス発。作者はなろうでも「成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです」などを書いてる方です。成長チートは異世界迷宮でハーレムの更新止まった際、似た内容ということで楽しませてもらった思い出があります。
制作会社EMTスクエアードということで、2023年春アニメの「転生貴族の異世界冒険録」に雰囲気がかなり似ています。勘違い物の宿命というか、主人公に感情移入しにくかったですが、その分2人のヒロインは能動的に動いてくれて人形感なかったのが良かったなと。特に第三王女リーゼロッテは後半クルトに黙って分身みたいな者を作り裏で動きますが、こういう暗躍的なこともするヒロイン良いと思います。なんでも包み隠さず主人公に話してついてまわればいいというわけじゃない。
ギャグも良かったし丁寧さもあったのですが、全体的に見るとどうしてもどこかで見たような話・量産型の枠は超えられなかったので満足度70点はいかず。数年前に放送されたら軽く超えるくらいよくできていましたが後発な以上は何かしら差別化してほしいなと。あとEDはCG感が強く、もう少し何とかしてほしかった。ラストダンジョンの前の村の住人要素もあってどんな奴らなのかは気になるところです。
・機動戦士Gundam GQuuuuuuX
個人的満足度 70点(前半70点中盤80点終盤60点) おススメ度 ☆4
宇宙に浮かぶスペース・ コロニーで平穏に暮らしていた女子高生アマテ・ユズリハは、戦争難民の少女ニャアンと出会ったことで、非合法なモビルスーツ決闘競技に巻き込まれる。エントリーネーム《マチュ》を名乗るアマテは、GQuuuuuuX を駆り、 苛烈なバトルの日々に身を投じていく。同じ頃、 宇宙軍と警察の双方から追われていた正体不明のモビルスーツ《ガンダム》と、そのパイロットの少年シュウジが彼女の前に姿を現す。そして、 世界は新たな時代を迎えようとしていた。
先行公開の映画も行きましたが冒頭から大変怒涛の衝撃展開となってまして、ファーストガンダムをこう料理するのか!唸らされました。なので映画の前半は大変面白かったのですが、後半の主人公パートには違和感。そもそもキャラデザ変わってるし戦争ばかりやってた前半に比べクランバトルという競技が中心であまりに空気が違うというか。
そうした懸念も感じて臨んだテレビ放送ですが、中盤が大変面白かったです!クランバトルはあくまで導入というかスケープゴートみたいなものでどろどろの愛憎劇や諸勢力の権謀術数が描かれめちゃくちゃ面白かった!EDから水星の魔女のような百合要素強い作品と思いきやむしろ安易な百合ブームに対する警鐘というかアンチテーゼも入っていると感じます。
主人公のマチュですが、映画の時は主人公にしてはあまりに常識外れで正義もなくないか?と違和感あったのですが、中盤因果応報というか、JKにしてはあまりに重い報いを受けるので納得できました。私はガンダムSEEDだとフレイが好きなんですが、マチュも報いを受けながらも奮闘する姿はかっこいいし美しいと思う。見てきたガンダムの中でもかなり好きな主人公です。
そんな刺さっていただけに終盤の超展開は納得いってません。最終話はyoutuberりくとさんの同時視聴会に参加しまして、視聴者の1人の発言「SNSの奴隷作品」には共感するしかなかった。ネット受けするためにあまりに多くの要素を詰め込みすぎたというか。普通に平行世界描くだけでも魅力的な作品になったと思うのですが。それでも2クールで丁寧に話をやってくれればまだ受け入れられたかもですが。
以前書いた水星の魔女の感想で従来4クールだったガンダムが2クールになり「近年アニメは話数は短くして作画や話の調整の方に力を入れる傾向が感じられますが、この作品でますます加速しそう」と懸念点を書きましたが、2クールがさらに1クールになって残念ながら現実になってしまいました。
たださまざまなオマージュが盛り込まれていて楽しいという意見もあり。私はファーストガンダム関連はそれ程視聴しておらず、この先チェックして将来再度ジークアクスを見てみればまた違った感傷も得られるかもしれません。ファーストガンダムの中盤まではPS2のゲームで流れは知っていたので後半の映画「ガンダムⅢめぐりあい宇宙」を見てみたのですがこれは人物描写丁寧で現代でも色あせない名作。満足度85点越えで素晴らしかった。アナザーガンダムはかなり見ましたがファーストガンダムは敷居高くなんだかんだで手を出せてなかったのできっかけをくれたことには感謝しています。4クールのガンダムが見たいなら昔の作品を追えばいいわけですし。Zガンダムは映画版は昔見ましたがかなりカットされているとのことでテレビ版も見ていこうと思います。
・キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season II
個人的満足度 70点 おススメ度 ☆3
科学技術が発達した、機械仕掛けの理想郷「帝国」。超常の力・星霊術を駆使し、“魔女の国”と恐れられる「ネビュリス皇庁」。二国は長きにわたる戦争を続けてきたーー。 帝国の最高戦力イスカと皇庁の王女にして“氷禍の魔女”アリスリーゼは、激闘の中で互いの素顔に触れ、その生き方と理想に惹かれ合う好敵手となった。 独立国家アルサミラで帝国と皇庁の謀略を打ち砕いた二人は、再会を誓ってそれぞれの道へと進むが、意外な形でその約束を果たす。 アリスの妹シスベルと取り引きを交わし、護衛として皇庁に潜入するイスカ。シスベルの捜索隊として皇庁の都市リースバーデンを訪れるアリス。 偶然の再会は二人の心をさらに燃え上がらせるが
アリスとイスカの関係性(いちゃいちゃ?)に焦点が当たっていた1期に比べ2期は国同士の権謀術数交わる壮大な物語だったなと。キャラ数多く1人1人の描写は少ないんですが、その中でアリスの母の女王が印象に残っています。若い頃は上坂すみれさんが演じて容姿もめちゃくちゃ可愛く、久川綾さん演じる現在も威厳と弱さを兼ね備え大罪人サリンジャーとの関係性もイスカ・アリスに重ねて描かれキャラとして立っていた。
メインキャラも一般人も傷ついていくハードでシリアスな展開がちゃんと描かれる。キミ戦最大の魅力とも言えるいちゃいちゃやコミカルなシーンが少なくなるので相性良いとはいえないけどたまに出るそんな場面が救いになっています。
話としては続編ないとしたら相当中途半端に終わってしまいました。ただし今回の重厚な話を1クールで終わらせるのは絶対無理で、逆に潔いなと。終盤もイスカとアリスの2人のラブコメで終わらせるのでなく2人が直接会話させずそれぞれ問題に向かい合っていく様で締めている。
量産型でない、権謀術数とコミカル描写が絡む唯一無二の作品であり、そんな作品を使い捨てはよくないと大事に作り直してくれたスタッフには感謝したいです。制作会社シルバーリンクは赤字が続いてるそうですが以前投稿した集計でなろうアニメをトップクラスで作っている会社であり、立て直しに期待しています。
・ざつ旅-That's Journey-
個人的満足度 75点 おススメ度 ☆4
漫画賞の新人賞を受賞した漫画家志望の女子大生・鈴ヶ森ちかは、ある日、編集部に新作のネームを3本持ち込んだものの全ボツを食らってしまう。心が折れそうになったとき、唐突に胸の中に溢れてくるものがあった。「どこか、旅にでたい…」面白半分でSNSにて旅先のアンケートを取ってみると、まさかの大きな反響があり、引くに引けない状態に…!でも、旅にでたい気持ちは本物。覚悟を決めたちかは、アンケート頼りの行き当たりばったりな旅を始めることに。時に一人で、時に友人たちと――。「ざつ」だからこそ思いがけない出会いが待っている、“ざつ旅”へ出発!
最近私も旅したいなと思う時もあり、ちょうど後押ししてくれそうな作品が出たと見てみたら面白かった!
旅行的には普通の名所巡りが多いですが、ざつ旅ということで何かしらアクシデント等予定にないことが組み込まれていました。温泉に行くことも多く色気もあったし1人旅と複数旅両方の楽しさがあったの良かったなと。
旅行的には新幹線旅が多くJDにしてはやたらお金のかかる旅が多かったです。中盤酔うので夜行バスは使いたくないような描写があって作者の投影と本音でしょうね。新幹線業界の回し者ではなかった(笑)個人的には夜行バス旅は時間もお金も節約できる上、薬局で売ってる薬飲めば寝やすいし起床後の疲れが逆に心地よく朝のパーキングで飲むコーヒーが美味しかった思い出もあって若い内は結構おすすめです。
OP良いし、シティハンターじゃないですがEDの入り方が良かった!1つの旅を1話完結型にせず、続きは次回にして旅の盛り上がり部分をラストに持っていく構成なので毎回余韻を感じられて素晴らしい。日常系がそこまで刺さらないことが多い私も本当に楽しめた作品でした。
そんなわけで私も1人旅で伊豆行ったのですが(ひびめしのアニメの旅行先下田よりもう少し手前)最初の目的地シャボテン動物公園をGoogleマップでシャボテン公園で検索したら、管理事務所が表示されたらしく泥道に迷いこんだあげく同じ系列のぐらんぱる公園に辿り着きまずはそこを楽しんだり、河津大滝への遊歩道の帰り道、同じ道歩いてもつまらないと国道歩いたらループ橋という意外な名所見つけたり、なかなかのざつ旅でした(笑)
・Summer Pockets
個人的満足度 75点(前半後半70点中盤鴎編80点) おススメ度 ☆3.5
主人公の鷹原羽依里は、亡くなった祖母の遺品整理のために夏休みを利用して一人で鳥白島にやってきた。 一日数本しかない連絡船を下りたとき、一人の少女と出会う。 彼女は潮風に髪を遊ばせながら、遠くを……海とも空とも言えない境界線をただ眺めていた。 気がつけば少女はどこかへ行ってしまい、羽依里は狐に摘まれた気分になりながら、祖母宅へ向かう。 初めて触れる「島の生活」に戸惑いつつも、順応していく。 都会暮らしでは知ることの無かった自然とのふれ合い。 忘れていた懐かしい何かを、思い出させてくれるような、そんな生活。 海を見つめる少女と出会った。 不思議な蝶を探す少女と出会った。 思い出と海賊船を探す少女と出会った。 静かな灯台で暮らす少女と出会った。 島で新しい仲間が出来た── この夏休みが終わらなければいいのにと、そう思った。
Key原作アニメはカノンやクラナドやリトバスやリライト以来久々に見るのですが過去作の色んな要素を継承していてどこか懐かしく楽しんでいます。
中盤の鴎編が海賊船への冒険という先が気になる展開でラストも感動して神アニメと感じるほどでした。その後2人のヒロインのルートに入っているのですが既視感ある展開というかそこまでは刺さってない感じ。原作ゲームのルートが長いそうなので短くまとめている影響もあるのかも。しかし感心したのが、各ヒロインのルートできちんと恋愛まで発展させていること。過去作は浮気にならないようそこまで発展しなかった記憶があるのでよく攻めたという感じ。本作はループ&リセットらしきもので浮気を回避していますが最終的になかったことにはできないと思うし、ハーレムエンドにでもしないと収拾付かないと思うのですがどう締めるか。夏からの2クール目楽しみにしています。作画はもはや伝説級の京アニクオリティには及ばないものの近づけるよう、制作会社Feelがかなり頑張っている感じです。
・紫雲寺家の子供たち
個人的満足度 50点 おススメ度 ☆3.5
東京都世田谷区の高級住宅街に豪邸を構える「紫雲寺家」。 ここに住む7人の兄弟姉妹は、才色兼備として知られ、なかでも年子の5姉妹は全員が美少女だと評判だった。 誰もが羨む美人姉妹との一つ屋根の下。しかし、長男・新は個性的な5姉妹に振り回され、姉妹以外の女子には及び腰になっていた。家族を大切に思いながらも、5姉妹のいない別の人生を妄想する新だが……。 「実は君達は本当の兄弟姉妹ではない」 ある日、父親から衝撃の事実を告げられ、運命は一変する! いつまでも変わらないと信じた家族の繋がりも、変化の兆しを見せはじめ――。
7話まで視聴。かのかりの作者で制作会社は動画工房でクオリティは良い方。兄弟姉妹とのラブコメということで期待してましたがいまいち合わず。
テンプレキャラが多いというか、あまり好きになれるキャラがいなかった。かのかりは七海のダークさや瑠夏ちゃんの一途さとか好きだったんですが。もちろんこの先掘り下げられれば変わるかと思い7話までは見ましたが片鱗は感じず。
あと動画工房で上流階級ならロシデレがありますが、ロイホ行ったり趣味が上品だったりさりげなく生活水準の高さが見れるシーンが多かった。一方本作はディズニー行ったりタッチマットやったりやたら庶民地味ている。庶民感覚あるといえば聞こえはいいですがせっかくの上流階級設定の意味があまりないなと。やたら周囲からは羨ましがられたり賞賛の声上がりますが面白さに寄与してるとも感じませんし。
最後に目標がないというのもどうかなと。五等分の幼なじみ探し、カフェテラスの喫茶経営、甘神さんの医者と神主の選択、この中に1人妹がいる!の妹探しなど面白いラブコメには目標があってなんぼだと思います。新事実判明と聞き最終話だけ見てみたのですがモノローグで表現するのは雑すぎるでしょう。
なんか不満点の羅列になってしまいました。ようするに合わないということでおとなしく撤退します(汗)
ちなみに私の知り合いに成人してから兄が養子と聞かされた人います。私の祖父の兄弟も何人か養子に行きましたが、昔は養子が多く血のつながらない兄弟もある程度いたはず。かのかりの時は実際のレンタル彼女に取材行ったそうですが本作はその辺取材したのか気になる所です。
・戦隊大失格 2nd season
個人的満足度 65点 おススメ度 ☆3.5
敗け続けの人生に終止符を打つため一人「打倒大戦隊」を掲げた悪の怪人軍団の下っ端“戦闘員 D”桜間日々輝に擬態したDは入隊試験を見事突破! 大戦隊への本格潜入が始まる! 極秘ミッションを遂行するグリーン部隊に配属されたD、一方、先の戦いで仲間を失った大戦隊内には疑念が立ち込め、徐々に一般市民の信頼を落としていたー大戦隊の闇が迫るセカンドシーズンがついに開幕!
新たに保護協会の組織も出てきて戦隊と怪人との関係が描かれるんですが同作者の五等分の花嫁と比較してキャラ数がものすごく多く、主人公含め1人1人の描写が薄くてかなり視点がばらけるアニメだったなと。もう少し描くことを絞れたら。戦隊組織に良い奴が多いということは伝わるんだけどレッドキーパーがとんでもないやつであることは間違いないわけで倒すなり追い出すなり、その辺はぶれない正義がほしかったなと思います。
熱いシーンも予想外のシーンも魅力的なキャラも全部盛り込まれているので楽しめる作品ではある、しかし2クールではあまりに足りない、そんな作品でした。
・忍者と殺し屋のふたりぐらし
個人的満足度 70点 おススメ度 ☆4
忍びの里から抜け出したくノ一さとこは、 街で行き倒れていたところを通りすがりの女子高生このはに救われる。 だがそれも束の間、さとこは里からの追手に見つかってしまう。 しかしそんな追手をあっさりと返り討ちにするこのは。 …なんと彼女の正体は殺し屋だったのだ! 世間知らずのくノ一と殺し屋女子高生の危ない共同生活がスタート!
命が軽いのか重いのか、不思議な百合に特化した作品。さとことこのはの関係性が当初はビジネスライクで4話のロボ子回とかどうなるんだ?と思いましたがいつのまにか2人の関係性が築けている。日常百合物はそこまで得意ではないし人があっさり死ぬ世界で感情移入はしにくかったですが制作会社シャフト入魂の独自演出にも力入った作品でした。感情揺れ動く攻めた百合が見れるので好きな方は間違いなく名作に入ると思います。
・日々は過ぎれど飯うまし
個人的満足度 70点(前半75点) おススメ度 ☆4
おいしいもの大好き、みんなでいっぱい遊びたい、勉強もちょっぴり頑張って、大学生活を思いっきり楽しもう︕ 『のんのんびより』のあっとがストーリー原案を手掛け、個性豊かなキャラクターたちが食べて、笑って、友情を深めていくハートフルコメディ
評判良かったので6月末に一気見しました。女の子はかわいいしハートフルだし食事にこだわらず、毎回旅行したり写真撮ったりイベントしたり農業したり。題材を常に変えて味変し飽きさせない作品でした。もちろん食事シーンも力入っててほとんど欠点がないのでは。
ネットではかなり絶賛する声は多く好意的レビューはいくらでも見つかるので敢えて苦言をいうとオリジナルアニメにしてはあまりに攻めてないというか癖がない作品だなと。今まで楽しんできたオリアニ振り返るとガンダムシリーズ・ギアス・まどマギ・オッドタクシー・リコリコ・エンゲージキス・マイゴ・16ビット・ガルクラ・ヨルクラ・ムジカ・アポカリプスという風に癖がある作品ばかり。いや逆に考えると癖のある作品でないと普通は話題にならないわけで、好評だったのはそれだけ制作会社ピーエーワークスが頑張って完成度が高かったともいえますが。
導入部や前半はキャラへの感情移入が大事なので癖なくてもいいと思うんですよ。前半の高速道路突入とかめちゃ面白かったですし。後半やや飽きが来たのはやはり私が平和な日常物ではなく人間関係のぎすぎすや衝撃展開を求める人間ということでしょう。
ソロ活とトモ活、両方の楽しさを味わうざつ旅と比べこちらはトモ活特化で対照的と思いきや、最終回主人公が1人で飲食店に入る成長を描いたのはテーマ性も感じて良かったです。
最後に春アニメの総括について!
全体的に作画崩れず、一定水準以上で頑張っている作品が多かったです。ジャンルとしては私が好きな重厚なストーリー物が尺足りないと感じる作品が多く、少ない尺で描写しやすい日常物が強いクールだったなと。ひびめしやざつ旅だけでなくアポカリプスやにんころも日常要素強めの作品ですし。星間国家もジークアクスもキミ戦も戦隊大失格も尺が増えればもっと良くなるのに惜しい。そんな中で4クールでじっくり描いた薬屋や、1クールで見事まとめたガメラが私の中で今期のエースになりました。
アニメ外だとマイゴとムジカのコラボライブに行ったり去年初めて行ったお日様組のイベント行ったり。そして1番好きなアニメといっても過言はない盾の勇者の本格イベントが先月初めてあって行ってきました。原作ファンだけでなく声優ファンやアーティストファンなど色んな方が集まっていてエックスを通じて様々な視点が見られるのも楽しかったです。盾ラジオ最新回ではイベントの感想も採用頂きました、7月からの4期期待しています。
ゲームはswitch2発売になりましたがなかなか手に入らないですね、まあ冷静に考えれば手に入らない期間は他媒体の積みゲーを消化していけばいいわけでネタバレだけは気を付けて気長に待ちます。
新しい趣味としてビオトープ作りということでメダカやカメを飼い始めました。衝動的というより昔学生時代にやろうとしたら知識も財力もなく失敗したことがあってリベンジ。今はyoutubeで多数動画あって参考になりますし、今までほとんど行かなかったホームセンターやダイソーが材料の宝の山に見えて回るのが楽しい。アニメの投稿ばかりしてなんですが時には新しい刺激を取り入れるのも楽しいものです。
さて、夏アニメですが相当な大豊作になる予感がします。ダンダダン2期こそ先日7話まで見て合わなかったので視聴予定に入ってませんが話題作が目白押し。単純に作品数も多いようです。なろうアニメも盾の勇者や第七王子を筆頭にかなりの粒ぞろいでバリエーションも豊富そう。最近なろう公式ブログさんもリストや作者インタビュー形式でアニメを取り上げてくれて刺激になります。なろうではランクイン制度も始まりましたが昨年投稿したなろうアニメ100作品の集計ランキングが入りましてモチベになっています。そろそろ150作品に到達しているかもで、また何かやりたいです!
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!大変長文になりましたが一部でも読んで頂けたなら大変嬉しいです。
よろしければ、気軽に評価頂けると幸いです。
(ご意見や好きなアニメの話など、よかったら感想欄にどうぞ。アニメの好みはそれぞれ違うので肯定的内容でなくても歓迎です)
異世界アニメ多めで、他クールのアニメ感想も書いています。タイトル上のリンク先「アニメ感想の部屋」からもどうぞ。
2025年冬
https://ncode.syosetu.com/n5719kh/
なろうアニメ100作品の集計ランキング
https://ncode.syosetu.com/n0773ix/
↓夏アニメで気になっている作品
PVのセンス素晴らしい 盾の勇者4期
1期すさまじい出来 第七王子2期
アニメ映えする作品 後半衝撃的なキャラいたはず 自販機2期
映画含め長期展開ラブコメ 大学生編どうなる 青ブタ2期
監督には珍しいダークさを感じる ムジカの声優もOP含め出る マイノグーラ
なろう造詣深いちきちきチャンネルさんの激推し サイレントウィッチ
キャラ可愛いし家庭教師物は意外に見てなかった 公女殿下
1期の主人公の兄の謎どうなる カッコウ
デスラブコメだと? 気絶勇者
あらすじ笑ってしまった ずたぼろ令嬢
日高さんのメインヒロインは珍しい、ラジオも期待 白魔導士
面白かった鑑定スキルのスタッフ わたなれ
かなり攻めた描写が魅力だったが令和版どうなる ぬ~べ~
2クールな上ゆるキャン見れてなかったので見てみたい ソロキャンプ
古きなろうの面白さありそう 制作会社変わって再起動どうなる ニューサーガ
異世界食堂スタッフによる食べ物枠 追放者食堂
内容が内容だけに声優さんのおめでた婚は驚いたがめでたいしラジオも楽しみ ぬきたし
継続枠 鬼人幻燈抄 Summer Pockets