第四十六話
*英雄サイド*
城に戻った英雄一行の動きは慌しかった。龍脈の活性化を受け、英雄達のレベル上げを優先する事ととした。城に戻って間も無くして、迷宮に向けて出発する事になった。
向かう所は『迷宮樹海』
高難易度の迷宮の一つで、階層は一階層しか無いにも関わらず未だ解明されていない場所があるほど広大な迷宮だ。
サモナ一とチュートの二人が同行しパワーレベリングを行う。ここで約一ヶ月滞在し、レベル25まで上げるのが目標だ。
通常何年もかけてレベルを上げていくのに対し、召喚して直ぐにレベル25まで上げるのはかなり過酷になるだろう。そこまでしても足りないが、それ以上する時間が無いと判断しての行動だった……。
既にドゴランが討伐されているとは知る由もなく……英雄一行は急いで樹海に向かうのであった。
★★★
*田中サイド*
この世界を旅するのに使われる一般的な乗物は船だが、田中は飛行船を利用した。
飛行船は高額だったが、冒険者ランクがAになっていた田中はフリーで乗る事が出来た。
その代わり、現地の冒険者ギルドから依頼されるA難度クエストを一つ、もしくはB難度クエストを三つ受ける義務があった。
元々旅先でレベル上げを予定していた田中にとって、一石二鳥の制度だ。
田中が最初の旅先に選んだ場所は、地球で言えばヨーロッパあたりの所。ここは人族がほぼおらず、北方はドワーフ、南方はエルフの住む世界が広がっていた。
今後の予定は、アフリカ大陸にあるヤセイ王国、その後アメリカ大陸にある大魔境を訪れ、和国に帰る予定だ。
目の前のドワーフに興奮し、この先どんな出会いがあるのか胸膨らませる田中であった。
★★★
*山田サイド*
異世界に戻った山田は骨に異常が無い事に安心した。飛ばされた腕を着けながら周りの状況確認をしていると、信長の体が残っている事に驚いた。
今まで出会った敵は倒すと必ず黒い霧になっていたからだ。これは体内に魔石を持つ魔物だけに見られる事を知らない山田は、最大限の警戒をしながら信長に近づいた。
近づいても動きが無かったが、いきなり起きて襲って来る前に無力化しておこうと考え、信長が装備していた剣と鎧を獲る事にした。
なかなか取れない事に痺れを切らし、まとめて収納しようとしたところ、武器防具を着けている信長ごと収納出来た事に驚いた。
これは生き物以外は収納出来るようになっている為だが、細かい仕様を知らない山田にとっては衝撃的な収納となった。その後ミイラとなっていた土御門を収納を試みたが出来なかったのは、彼がまだ生存していたからである。その違いが分からない山田は少し悩んだが、直ぐに考えるのをやめて周りの状況確認を再開した。
前作のラスボスを倒した事で、何かしらの変化があると期待していたが、見つかった物は下に降りる階段だけだった。
何も無いなんてどういう事だと憤りを感じつつ、今更上に戻るのも億劫なので下に降りる事にした。
ここまで来たら一番下まで行ってやろうと、ひたすら進む山田であった。
山田としては何も意図せず破壊した結界だったが、これにより龍脈は更に活性化し、大規模災害を引き起こす原因となった事は誰も知る由もない。
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名前:桐生 隼人(15)
種別:人間
職業:聖騎士
レベル:12
スキルポイント:3
固有スキル:聖属性魔法2
スキル:剣術3
連携
装備:ミスリルソード
異界の制服
名前:早乙女 結衣(15)
種別:人間
職業:白魔道士
レベル:12
スキルポイント:3
固有スキル:光属性魔法4
スキル:魔力強化
連携
装備:魔道士の杖
異界の制服
名前:如月 蓮(15)
種別:人間
職業:黒魔道士
レベル:12
スキルポイント:3
固有スキル:闇属性魔法4
スキル:魔力強化
連携
装備:魔道士の杖
異界の制服
名前:田中 直樹(15)
種別:人間
職業:商人
レベル:27
スキルポイント: 0
固有スキル:鑑定、収納
スキル:四則演算
高速思考
並列思考
道具知識
錬金
構造解析
隠蔽3
装備:アサシンダガー
旅人の服
名前:山田太郎(45)
種別:スケルトン
職業:第六天魔王
レベル:46
スキルポイント:46
固有スキル:粉骨砕身
スキル:槍術5
棒術
杖術
刀術5
忍び足5
筋力強化5
体力強化5
敏捷強化5
魔力操作4
魔力強化5
集中5
無詠唱5
火属性魔法5
水属性魔法
熱耐性5
第六感
気配察知2
自動回復4
毒無効
収納3
水の呼吸5
鑑定3
改竄5
装備:異界刀
異界の甲冑




