第二十四話
*サモナー*
封印の門、龍の棲家の報告を聞いたその日から城内では慌ただしく調査隊の準備が進められていた。
「サモナー、お前を調査隊隊長に任命する」
「はっ! このサモナー、身に余る大役、謹んでお受け致します。必ずや殿のご期待に応えてみせましょう!」
龍王ドゴランがいつ復活してもおかしくない昨今に起きた緊急事態。これを早急に確認する必要がある。
確認事項は二つ。ドゴラン復活の兆しはあるのか、もう一つは骸骨の確認だ。骸骨が動く等聞いた事が無い。それだけでも異常事態と言っても過言では無い。
ドゴラン復活の兆しを確認するには迷宮の地下にある龍穴の確認が必要だ。外から確認出来る龍脈の確認は定期的にしているものの、より詳しい調査をすべきだろう。幸い最初の結界は崩壊したようなので迷宮に入れるようになっている。この迷宮地下七階にあるとされる龍穴を調べる事でより詳しい状況が分かるハズだ。
また、骸骨に関しては正直何とも言えない。確認は必要なものの、歩いているのであれば探す事は難しいだろう。地下七階迄を探索範囲とし、それまでに遭遇出来れば最高の結果と言えるだろう。
問題となるのは迷宮内の調査だ。この迷宮『龍の棲家』は過去四百年誰も入っていない。報告では無謀にも迷宮に入ったそうだがあまりにも軽率な行動だ。そのお陰で骸骨と一階層に魔物がいないと言う報告が聞けたのは良かったが、あくまで一階層だけの話。地下二階以降の情報は初代五右衛門様の記述を頼りにする他無い。
記述通りなら地下七階迄の魔物は、主にゴブリン、オーク、キラービー、キラーマンティス、グレイウルフだと分かっている。迷宮の魔物が変わると言う話は聞いた事が無い。そこまで強い魔物はいないので問題は無いと思うが、しっかり対策して臨む必要があるだろう。
その為、調査隊の選考は隊長である私の意見がほぼ採用された。調査隊の選考で問題となったのが英雄様達を入れるか入れないかと言う意見だ。色々と意見が出たが、最終的に同行させない事になった。現在の英雄様達はレベル5まで上がっているが、流石に時期早々と言う判断だ。経験を積んでもらうには絶好の機会だが、今回は緊急事態。英雄様達の成長よりも迅速な確認が必要な案件だと納得してもらった。
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「それでは行って参ります!」
「えぇ。あなた達がいれば問題無いと思うけど気をつけてねっ。大事な英雄様が一緒なんたからっ!」
出発の日となり、わざわざ姫が見送りに来ていた。英雄様達を同行させろと鶴の一声を放った緒方だ。なんて余計な事をしてくれたと顔に出ているかもしれないので深くお辞儀した。
「お任せ下さい! このサモナーが必ず御守り致します」
今回調査に行くメンバーを改めて紹介した。
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名前:サモナー(45)
種別:人間
職業:魔道士
レベル:40
スキルポイント: 1
固有スキル:精霊召喚5
スキル:魔力操作4
魔力強化5
装備:魔道士の杖
魔道士の法衣
名前:クラッド(35) *現地合流
種別:人間
職業:戦士
レベル:30
スキルポイント:0
固有スキル:盾術5
スキル:剣術2
物理耐性2
魔法耐性2
装備:鉄の剣
鉄の大盾
鎖帷子
名前:チュート(35)
種別:人間
職業:戦士
レベル:30
スキルポイント:0
固有スキル:剣術4
スキル:筋力強化3
体力強化2
敏捷強化2
装備:鋼の剣
鋼の鎧
名前:アシスタン(35)
種別:人間
職業:支援者
レベル:32
スキルポイント:1
固有スキル:状態異常耐性3
スキル:短剣術2
鑑定2
収納2
道具知識2
隠密
装備:ミスリルダガー
黒装束
名前:桐生 隼人(15)
種別:人間
職業:聖騎士
レベル:5
スキルポイント:2
固有スキル:聖属性魔法2
スキル:剣術
連携
装備:ミスリルソード
異界の制服
名前:早乙女 結衣(15)
種別:人間
職業:白魔道士
レベル:5
スキルポイント:2
固有スキル:光属性魔法2
スキル:魔力強化
連携
装備:魔道士の杖
異界の制服
名前:如月 蓮(15)
種別:人間
職業:黒魔道士
レベル:5
スキルポイント:2
固有スキル:闇属性魔法2
スキル:魔力強化
連携
装備:魔道士の杖
異界の制服
結果的に、英雄様達はこの調査で大幅レベルアップを果たし、姫には改めて深くお辞儀する事になるのであった。




